「動くダンボールアート」。
その言葉に興味を持ち、即応募しました。
ちなみに、今回が奈良ひとまち大学初参加です。
先月奈良県へ引っ越してきてネット通販などで生活用品を買いそろえる日々が続いており、いつの間にかダンボールとの同居生活がスタートしていたところです。
こいつ等がどう変化しているのか楽しみでした。
教室は、ならまちにある古民家のカフアقさん。
古民家の中に入れるなんて、もしかしたら初めての体験かもしれません。

今回は千光士先生の授業です。
授業では先生の作品の一部を見せてもらいました。

見た瞬間、どの作品もカラフルで、ダンボールでできていることを忘れさせる程でした。
しかし、近付いて見るとダンボール特有の波目があり、それがまた温かさを感じさせてくれます。
「動くダンボールアート」と言うからには動いていますが、生きていると言った感じでしょうか。
作品には犬やロボットのキャラクターがいて、ひとつの物語になっています。
複雑に動いているのに動力は時計のクオーツのみ。
ホントかな?
良く見てみると、ダンボールの波目をギヤの様にうまく使い、複雑な動きに変換されていました。

いや~、想像していたものの遥か上を行く作品ばかりで驚きました。
さらに驚くのが、作品に使われているダンボールの多くは、靴箱やジュースの詰め合わせ箱など、普段の生活で捨てられる様なものを再利用しているんです!
ダンボールと一括りで片付けるのがかわいそうな程、様々な色や厚みがあるのですが、気にして見ていないと気付かないものなんですね。
どの作品も先生の人柄がにじみ出ていて、温かさを感じさせるものばかり。
部屋に飾りたくなるのもわかります。

ティータイムには、カフアقさんが準備してくれたモロッコのお菓子とミントティーをいただきました。
薔薇のジャムを使ったオシャレなお菓子など、甘さもちょうど良くおいしかったです。

普段は捨ててしまうダンボールの魅力に気付かされる授業となりました。
12月には阪神百貨店での展示があるとのことで、新作にも期待が膨らみます。
これを機に、家にいるダンボールたちも再利用してみたいという気持ちになりました。
「カブリモノ被って奈良を歩くんやけど、どう?」
イベントスタッフでもある友人に誘われ、面白いことはとりあえずやってみる私は、即参加を希望しました。
まったくイメージが沸かぬまま、とりあえず作って被って歩くのかなーくらいに思っていましたが、先生であるチャッピー岡本さんの作品を授業で見て、仰天!

「1枚の紙や生地からこんな風にできるのー!?」
興奮して、いろんな作品を被って写真を撮りまくりました。

そして、自分たちで作ろうという段階になり、そりゃあもう悩みました。
なんせひねくれている私は、
「人が思い付きそうなデザインは嫌だー、斬新なモノじゃないと!」
なので、折り紙で貼り絵風にして、額に「鹿」の文字を彩りました(笑)
友人も切り絵を貼り付けたりして、可愛かったなあ^_^
手をかけまくって1番最後まで作ってました・・・

みなさんそれぞれの作品を被って、大人も子どもも大はしゃぎ(^o^)
個性が溢れていて素敵でした。
さらに、被って奈良を練り歩き!
最初は「なんか恥ずかしいかも・・・」と思いましたが、
「顔見えないし、いいか。」って気持ちになれたし、
最後の方は、「面白いでしょ?私たちを見て!」くらいの気持ちになりました(笑)

五感を存分に使って、童心にかえって作品創りをしたり、大名行列ばりのカブリモノパレードをして注目を浴びたり・・・どれもすごく楽しかったです。
なにより、初めましてのみなさんばかりでしたが、カブリモノを通じて会話ができたりして、心の距離が縮まった感じがして嬉しかったです。
こうやって自分を表現するのも面白いですね。

チャッピー岡本さん、ひとまち大学のスタッフさん、参加者のみなさん、素敵な時間をありがとうございました(*^^*)
奈良で育った人で、奈良のことをすごく魅力的だと感じている人は少ない。
これは、よく聞く残念な事実です。
私も、そのうちの1人でした。
奈良を脱出し、都会で働くようになって数年、疲れた心を優しく癒してくれるふるさと奈良の魅力にようやく気付き、今ではいつか絶対ここで働くんだ!!と、決心するほどに奈良LOVEに。
そんな私にとって、今回の授業はぴったりすぎるほどぴったりで、即受講を決めました。

3人の先生のお話は、ユーモアいっぱい!!
時間があっと言う間に流れていきました。
その言葉の随所に、奈良を愛する気持ちを感じることができ、あぁこんなに奈良を想う人がたくさんいるんだなぁと、幸せに感じました。
また、ただ単に奈良が素晴らしい、好き、ということだけではなく、3人の先生がそれぞれに現在の奈良が抱える問題点や課題をズバッと指摘されていて、なるほどなぁと共感することや、職業特有の視点からの問題提起に、目からウロコが落ちる思いでした。

奈良で働くということは、自分が奈良にどんな想いを持ち、何をしたいか、そして、奈良には何が必要かを知ることからスタートだなぁと、この講義を通じて決意を一層強くすることができました。
いつか必ず夢を叶え、大好きな奈良で私なりの働き方をしてみようと思います!!
魅力いっぱいな3人の先生方、本当にありがとうございました。

11月24日(日)の授業の参加申込の受付を開始しました。
11月24日(日)は、以下の3本立てでおおくりします。
「庭師、という仕事のおはなし~庭づくりの醍醐味と厳しさ~」
「鑑真和上が伝えたコト、モノ~唐招提寺で学ぶお寺の愉しみ~」
「カフェをつくる、ということ~絵本とコーヒーのある空間づくり~」
参加申込の締切は、11月16日(土) 09:00 まで。
皆様のお申込をお待ちしています~♪
授業一覧はこちら→ https://nhmu.jp/category/class