奈良ひとまち大学「Nara観光コンシェルジュの奈良案内 ~とっておき『映え』スポット、教えます~」に参加させていただきました。
和やかな雰囲気の中、集合場所の近鉄奈良駅前から興福寺境内へと移動しました。

解説いただいたのは松原純先生。
縄文時代から時系列で奈良と日本の歴史の関わりを解説いただき、改めて奈良は歴史ある重要な都であり、今につながる魅力的なまちであると実感しました。

日本の歴史を振り返ることは学生時代以来あまりなかったですが、もう一度勉強してみるのもよいのではと思いました。
歴史を理解しておくと奈良のまち歩きがより楽しくなりそうです。
それから、来年に大規模修理が予定されている五重塔の側を通り、菩提院大御堂へ移動しました。
興福寺の子院だそうで、入口が小さく門が設置されているため、注意していないと通り過ぎてしまいそうですが、どなたでも入ることができ、庭もきれいに整えられています。

こちらの寺には、その昔、鹿を誤って死なせてしまった三作と呼ばれる子どもが、鹿と共に生き埋めにされたという話「三作石子詰」が伝わっているそうです。
今も大切にされている奈良の鹿ですが、昔は神鹿として人以上に鹿が大切にされる時代があり、子どもでも容赦なかったそうです。
その後、春日大社・東大寺へと向かう中で、沢山の鹿に遭遇しました。
人慣れしてかわいい鹿たち。
今、鹿が観光客の捨てたごみを食べて詰まらせる事故が問題になっていたり、子どもが傷つく事件に心が痛みますが、「三作石子詰」の話を思い出しながら、人の命も鹿やその他動物たちの命も大切にしようと改めて思いました。

途中で、先生から「奈良国立博物館」の解説もいただきました。
日本に4つしかない国立博物館の内の1つだそう。
今度奈良散策に来た際は、ゆっくり訪れてみたいと思います。
それから、東大寺へと移動し、南大門が見えてきました。
色褪せた屋根の色に歴史を感じます。
屋根は天井がない造りになっています。
両脇に置かれている金剛力士像からは力強さを感じます。

そして、ゴール地点の吉城園へと向かいます。
園内は紅葉と苔がとてもきれいでした。
陽が射すと一層映えます。
地面に落ちた紅葉もとてもきれいでした。
また、坂道など起伏があり、高低差のある景色も素敵で、楽しく散策できました。
松原先生からは、写真を美しく撮るこつなど、詳しく解説いただきました。

この場所で解散となりましたが、午前中の充実した2時間でした。
今回が初参加で少し緊張していましたが、スタッフさんも他の参加者の方も気さくに接してくださり、リラックスして楽しむことができました。
個人で来ていたら気づかなかったことにも目を向けられ、勉強になりました。
また、機会があれば参加させていただきたく思います。
先生、スタッフの方々、参加者の皆さま、本当にありがとうございました!
多聞城跡(若草中学校)への坂道を登って行く途中の右側に、その小さな2階建てのお家はありました。

玄関に入ると、フレンドリーな本棚に色んなジャンルの面白そうな本がずらりと並んでいて、思わずそこに座り込んで読み始めたくなりました。
レトロなシャンデリアのお部屋に通され、そこで授業が始まりました。

出店をされたり、イベントの企画をされている4人のメンバーの方々が、まほろしでのレンタルスペースや、イベントをサポートして下さるお話。
その後はお家の中のツアー。
1階も2階も、「えー、すごい!」「面白い!」の声が聞こえてきます。
純白の不思議なギャラリースペース。

眺めが良くて工夫がいっぱいの木工スペース。

北町ブルーの天井から始まった、プロの美しい技と、手作りの暖かさが感じられる、食堂カフェスペース。
ほっこりする和室の奥には、セーヌ川沿いに並ぶブキニストをイメージして作られたクローゼット。
「家の扉を開けたらそこに街が広がっていた。架空の街、まほろし。」というコンセプトが感じられる、驚きに満ちた空間でした。
「計画がなく始まったスペースです。縁で広がっていきます」というお話で始まった後半。
授業の学生が、「自分がまほろしでしてみたいイベントとその屋号」を自己紹介を兼ねて発表。
まほろしのスペース作りに小さな貢献をさせてもらい、美味しくてヘルシーなアジアンおやつをいただきました。

何て濃厚なまほろしのような時空だったことか!
「まほろし」の名前だけはあちこちで聞いていた。
本に出てくる地名だなあということ、本がたくさんあるらしいということだけは知っていた。
きたまちのどのあたりなのかもよくわからかったので、ひとまち大学に申し込みをして学生として行けることになった。
多聞城跡、佐保川を渡った先。
白い一軒家で、玄関に入る時ちょっと緊張。
親戚のおうちに来たような感じがした。
玄関に本がいっぱいあるおうち。

お邪魔して入った先の部屋のあかりがとてもかわいくて、天井の色も素敵。
天井の色を決めて、ほかの壁の色も決まっていった。
床もはりかえて、椅子ももらいもので・・・。
キッチンがカフェにもなる。

2階へ上がって、深い青色の扉を開けると、中には真っ白く手作業で塗られた小さな部屋。
・・・なんだか、ここからなんでもできそうだった。
隣のものづくりの部屋で、作業ができる。
隣の白い部屋と窓でつながっていて、それだけでもうアートだった。

城跡だから高台で、隣は小さな神社で紅葉が美しい。
2階の窓から若草山や東大寺大仏殿や五重塔が小さく見える。
ここは奈良好きにはたまらない場所なのでは・・・?

まほろしは、現在進行形で変わっていく。
畳の部屋のクローゼットが雑貨屋になる。
赤い壁に、金箔を押していく体験をさせてもらった。

学生のみんながここでやりたいこと、やるとしたらなにを?を名前と屋号をつけて発表することになり、緊張した。
カフェやプラネタリウムやアロマや・・・みんな素敵なスキルがあるんだよね。
・・・やりたいこと。
すでにもうやっていることを広げていく。
まほろしは架空のまちの名前で、家の扉を開けたら、まちがある。
その中で「ホントはやりたいのに」を広げていく。
「好きなことをやっていくことをあきらめることが多い中で、言ってみたら、誰かがひろってくれることがある。そうやって、やりたいことを口に出すと叶っていく」という言葉がよかった。
こうあるべきにとらわれてると夢はなかなか叶わないのかも。
かといって、いいかげんなことをしていても、よくないんだろうけど。

この場所で展示やカフェが行われる日にまた行ってみた。
また進化していて、わくわくした。
誰かのやりたいが叶うかもしれないっていいな!
奈良市に住んでいますが、柳生町を目的地として訪れたのは実は初めてでした。
(通過したことは何度もあります。)
また、コスプレを体験するのも、コスプレイヤーの方に間近でお会いするのも初めて、まさに初めてづくしの体験でした。

初めは柳生観光協会の黒田さんに、柳生の歴史や観光スポット、コスプレの受け入れに至った経緯など、たくさんの魅力を教えていただきました。
興味深かったのは、古くから仮想のお祭りや時代劇の舞台にもなった柳生では、そこに住む人たちがある種コスプレに対して抵抗がないということです。
町内でコスプレイヤーに出会うと「今日は青とちゃうのん?」「今日のは何?」と声をかけてくださるそうです。

ところで、なぜ私たちが今回の授業に参加したかというと、コスプレというあまりに馴染みのない世界について、この機会に近づいてみようと思ったからです。
周囲にコスプレイヤーの知人がいるわけでもありません。
しかし、日本のアニメが世界から評価され人気を集めている中で、アニメのキャラクターに扮するコスプレイヤーを目にする機会は増えていて、そこには一体どんな魅力があるんだろう、と気になっていました。
先生の桜花さんは、コスプレの魅力を「自分と全く違う人物になる感覚」と語ってくださいました。

講義後、旧柳生藩陣屋跡の茶室の前で、桜花さんご指導のもと、参加者もコスプレを体験させていただきました。
たくさんのカメラに向かって剣を振りかざすポーズをとりながら、ほんの少しだけ、桜花さんの言葉の意味が分かったような気がしました。
貴重な体験をありがとうございました!

「コスプレで里おこし!?~人気漫画の聖地、柳生においでよ~」は、定員に空きがあるので、参加申込を先着順で受付します。
定員に達し次第締め切りますので、参加申込はお急ぎください!!
詳しくはこちら→ https://nhmu.jp/class/36513