奈良ひとまち大学

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スパイスカレーと麹からあげのお店 ニコト(飲食店)
学生特典の店 スパイスカレーと麹からあげのお店
スパイスカレーと麹からあげのお店 ニコト(飲食店)
所在地:奈良市白毫寺835-1
TEL:080-9707-6485

【特典内容】
カレーを注文された方に、目玉焼きか焼きチーズのトッピング1品をサービス

【期間】
2025年3月31日まで

学生特典の店 スパイスカレーと麹からあげのお店


<学生特典をご利用の前に>
①この学生特典は、「奈良ひとまち大学」学生証をお持ちの方に限り、利用することができます。
(※学生証は、「奈良ひとまち大学」の授業を受けられた方にお渡ししています。)
②上記協力店にて学生特典をご利用の際には、学生証の提示が必要となります。
また、お店によっては個人を証明するものの提示を求められる場合があります。
③実施店、内容、期間については、予告なく変更することがあります。

またすぐに食べたくなるラーメンに誘われて
またすぐに食べたくなるラーメンに誘われて

●レポーター:奈良市在住 くまざる さん

今回、「ラーメンを愛し続ける男の物語 ~『梅光軒 奈良店』のルーツに迫る~」の授業に参加してきました。
梅光軒は一番好きなラーメン店なので、受講をすごく楽しみにしていました。

またすぐに食べたくなるラーメンに誘われて

初めに、先生の自己紹介と奈良の地で梅光軒を構えるまでの経歴をお話しいただき、その後は参加者からの質問にお答えいただく形で授業は進行していきました。

またすぐに食べたくなるラーメンに誘われて

特に興味深かったのが「先生の行動力」「ラーメンに対する愛情、自分のラーメンが一番美味しいという自信」の2点です。
ラーメン職人になりたいと思い、縁もゆかりもない北海道へ行かれ、「梅光軒 本店」に弟子入りを直談判されたというお話は、その行動力を見習いたい!と感じました。

もう1点、ラーメンはスープが注目されがちだが、麺との相性も大事とのこと。
麺を作る小麦粉が同じものでも季節によって異なり、その時期にあった作り方やゆで方を調整されているというお話を聞いて、だから梅光軒のラーメンは、いついただいても美味しいのだと納得でした。

またすぐに食べたくなるラーメンに誘われて

そしてお楽しみの実食!
今回の授業では、自分の好きなラーメンを注文できるシステムでした。
ラーメンへの思いをお聞きしてからいただくラーメンは、いつにも増して美味しかったです。

またすぐに食べたくなるラーメンに誘われて

先生のお話は面白く、また興味深く、あっという間の2時間でした。
先生である梅光軒の店主さん、ひとまち大学のスタッフの皆さま、楽しく美味しい時間をありがとうございました。

飲食は人柄 ~とあるラーメン職人の人生譚~
飲食は人柄 ~とあるラーメン職人の人生譚~

●レポーター:奈良市在住 上野屋uenaya さん

桜の花開く日が待ち遠しい、弥生の下旬。
ラーメンを愛し続ける男の物語 ~『梅光軒 奈良店』のルーツに迫る~
とのテーマに心惹かれ、
近鉄・奈良線の新大宮駅から徒歩10分ほどで奈良市役所からほど近い、
今回の教室である「梅光軒 奈良店」さんへ。

飲食は人柄

雨露を払って傘をたたみ、
受付を済ませた後、
窓側に配置されたテーブル席に。

飲食は人柄

今や日本食の代表格のひとつとして
その地位を確立し、
日本のみならず世界中で愛されている「ラーメン」。

そんな現在から
遡ること昭和44年(1969年)。

ラーメンを庶民の食事として
松竹梅の「梅」に見立て、
「梅に光を当てる」との思いを
その名に込めて暖簾を掲げたという、
旭川ラーメンの老舗「梅光軒」。

飲食は人柄

今は昔、
学び舎を共にした先輩に連れられ
初めてこちらを訪れたことなどをはじめ、
よしなしごとに思いを巡らせていると、
徐々に人も揃い開講へ。

ご店主の柳さんの
力強くも軽妙な語り口で紡がれるのは、
熱き志を胸に訪れた旭川の「梅光軒」での先代社長との出会い、
北海道や名古屋での修業の日々、
平成11年(1999年)に暖簾分けを受けての奈良での創業、
そして現在に至るまでの人生譚。

飲食は人柄

先代社長の「飲食は人柄」との言葉を
まさに体現したかのような柳さんの生き様に、
時に笑い、
時に感嘆し、
受講者各々の歩んできた人生に照らし、
皆それぞれに共感したり、
学びとしたりしたことでしょう。

飲食は人柄

さて、気づけば時間も迫り、
ラーメンのお時間に。

今回いただいたのは、
「みそチャーシュー」(1,050円)。

ほどなく到着せし、
どっしりとしたラーメン鉢。

中に満つる淡く輝く暖色は、
やわらかに湯気の立ち上る味噌の海。

具材は、
肉厚のももチャーシューに、
極太のメンマが添えられ、
その上にはネギがあり、
その下にはモヤシあり。

飲食は人柄

麺は自家製で、
スープをしっかりと絡め取る
低加水の中細縮れ麺。

身も心も温まる味噌スープは、
穏やかながらも少し辛味のきいた味わい。

麺は低加水麺であること、
スープは豚骨ベースに煮干しなどの海産物を加えていること、
といった条件を満たしているものが
旭川ラーメンであるとのこと。

飲食は人柄

チャーシューやメンマも
食べ応えがあって申し分なし。

ご店主のお話に耳を傾けつつ、
その職人技の粋を堪能する贅沢。

頭もお腹も
満腹で満足!

ごちそうさまでした!
ありがとうございました!!

近所の人に寄り添うお店を目指して
近所の人に寄り添うお店を目指して

●レポーター:大阪市在住 すりーぷ さん

奈良県内の大学に通っている私は、とある講義で「奈良ひとまち大学」を知りました。
奈良の魅力を1つでも多く知りたい!と思う私は新たな魅力を見つけるため、すかさず参加。
今回の授業は「笑顔を届けるスパイスカレー店 ~体も喜ぶカレーと麹唐揚げ~」でした。

近所の人に寄り添うお店を目指して

教室となった「スパイスカレーと麹からあげのお店 ニコト」は、オーナーのチカちゃんと店長のちーちゃんが夫婦で営んでいるお店です。

近所の人に寄り添うお店を目指して

授業のタイムテーブルは
1.麹からあげカレーの実食
2.お店ができるまでの過程や将来像、からあげとカレーの話などのトーク
3.チカちゃんによるライブパフォーマンス
でした。

まずはカレーについてのお話を。
授業が始まって早々、麹からあげカレーを頂きました。
めっちゃ美味しい!

近所の人に寄り添うお店を目指して

辛くなくて、唐揚げもサクサク。
付け合わせもカレーとの相性が良かったです。
ごちそうさまでした。

美味しい理由は様々な工夫が成されているから。
カレーライスの目指すところは「誰でも知ってる」「ホッとする」「誰でも食べられる」カレー。
カレーが辛くない理由は、この考えからきているのだと思いました。
子どもや辛いものが苦手な方でも食べられて、辛いもの好きの方も別にスパイスをかけることで楽しめる、そういったカレーです。
ご飯のお供にもなるような付け合わせに、油が見えないカリッとした唐揚げ。
目標のカレーライスを目指して現在も試行錯誤されているそうです。

近所の人に寄り添うお店を目指して

次にお店ができるまでのお話。
チカちゃんは東京生まれで、高校卒業と同時にバンド活動をしている経歴の持ち主。
ちーちゃんは奈良県出身で、芸術系の大学を卒業し、東京の飲食店バイトを転々としていました。
2人が出会うのは東京の居酒屋です。
一緒に働いていたそう。

近所の人に寄り添うお店を目指して

ちーちゃんはチカちゃんのバンド仕事を手伝うようになります。
その後バンド活動は順調に進む・・・と思いきやコロナ禍の影響でバンド自体がなくなってしまいました。
そして、ちーちゃんの出身である奈良へ拠点を移し、2人は結婚・出産。
ちーちゃんのご両親の夢が古民家カフェを開くことだそうで、この夢を叶えるために動き始めます。

ここまで聞いて1つの疑問が湧きました。
なぜスパイスカレーなのか?
それは、ちーちゃんがカレー好きで自分でスパイスカレーを作っていたから。
バンドの出店でカレーを提供していて人気だったとか。
現在も店の味はちーちゃんによって作られています。

近所の人に寄り添うお店を目指して

店をオープンするにあたっては、とても苦労されたそう。
飲食店のバイト経験は豊富なものの、経営ノウハウについては知らないことだらけ。
一番苦労したことは「しないといけないことを知らない」ことで、やっていくうちに知っていったそうです。

最後にお店の将来像について。
近所の人に寄り添うお店を目指しており、将来的にはギター教室や絵画教室を開きたいそうです。
2人の経験をお店に昇華することで、より魅力的なお店になると思いました。
(お店の壁にあるアートは、ちーちゃんが描いたもの!可愛くて惹き込まれました。)

近所の人に寄り添うお店を目指して

現在は、それらを実現するために地盤を固めている状態。
お店を広めるためにマルシェに出店したり、近隣に学校があることからワンコインの学生ランチを提供したり、テイクアウトだけでなくデリバリーサービスも実施したりと、たくさん取り組まれています。
地域の方々が集まって、このお店を中心に小さなコミュニティができていくと想像すると、とてもワクワクしてきます。

奈良の新たな魅力を発見できて、楽しく授業を受けることができました。
近々、麹からあげカレーを食べに訪ねたいと思います。
ありがとうございました。

現在に受け継ぐ奈良晒
現在に受け継ぐ奈良晒

●レポーター:奈良市在住 まよねーず さん

大学で染めることを少し学んだので、染織の織の方面を学びたいと思い、今回は参加させていただきました。

荻田先生の奈良晒についての講義が始まりました。

奈良晒は大和機(やまとばた)で織っていました。
繊維によって織り方が変わります。
奈良晒は織り縮みしやすいため、通常12~13mのところ、16~17mに想定して織ります。

最初は1日で2.3cmだったのが、慣れると50~60cmになったそうです。
荻田先生の努力が素晴らしいなと思いました。

現在に受け継ぐ奈良晒

麻という繊維は、ぶちぶちと切れるため織ることが難しいらしく、水をつけながら織る必要があります。
大和機で織るとなると更に難易度が上がります。

昔の紙の資料のコピーを見ながら、どの作業が行われていたのか確認をしました。
昔に書かれたものとは思えないほど、とても見やすかったです。
ここに描かれていることを荻田さんが受け継いでいると考えると、とても不思議な気持ちになりました。

現在に受け継ぐ奈良晒

講義が終わると、荻田先生の作品や、「織物講座」の受講生の作品を鑑賞しました。
どの作品も温かみがあり、一つひとつ丁寧な作業をされていることが伝わってきました。

現在に受け継ぐ奈良晒

そして、荻田先生が実際に機織りをしている様子も見させていただきました。

とても貴重な時間を過ごせて良かったです。
ありがとうございました。

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