
1946年1月30日生まれ。
1969年3月 慶應義塾大学文学部卒業。
1971年5月 帯解寺にて故上野澄園師
戒師のもと、出家受戒得度。
その後、四度加行成満。
1986年10月 東大寺真言院にて伝法灌頂を受け、
阿闍梨になる。
1996年12月 帯解寺住職に就任。



※授業内容についてはお答えできません。
奈良ひとまち大学までお尋ねください。

●レポーター:奈良市在住 ヒノカ さん
席につくと華奢なグラスが供されました。
透明な氷と淡い黄色のお酒、くっきりとした緑の葉が1枚。
大和橘の自家製レモンチェッロと白ワインを使ったカクテルだそうです。
万葉集にも詠まれている柑橘を用いたカクテルに歴史を感じつつ講義がスタートしました。

まずは、店主の安中良史さんが、奈良に自分のお店をひらくまでの軌跡を話してくださいました。
バーとの出会い、転機となった人たち、修業時代のこと。
様々なお話は興味深いものでした。

率直で静かな語り口も、天窓から差し込む自然光も心地よく。
「ゼロから生み出すことだけがクリエイトではない。知識と経験を基にして生み出すのもクリエイトである」と教わり、創造の意味をアップデートしたことによって世界が変わったという体験が心に響きました。

次はカクテルを作って飲むという体験学習に驚きです。
シェイカーを振る理由は、材料を急速に冷やしながら混ぜ合わせ、空気を含ませ口当たりを良くするため。
天地を返すようなイメージ、液体の意識で、腕は脱力、同じ軌道で振る。
ゆっくり振ると優しい味になるそうです。
材料段階で味見をします。
できあがりも自分で飲みます。
このビフォーアフターを体験できたことが凄かったです!

実習で作るのはジンフィズ。
今回はジン40ml、レモン15ml、シロップ5ml。
シェイカーを初めて振りました。
ぎこちなく緊張しましたが、氷が打つかる音が心地よく、液体が動くのを感じました。
両手で持ったシェイカーが冷たくなってきました。
グラスに注ぎ、氷と炭酸を加え軽く混ぜて完成。
ドキドキ・・・初めて自分で作ったカクテル。
シェイカーを振る前とはまるで別物でした。
ジンフィズを飲んだのは久しぶりだったけど、今までで一番美味しかったです。

お店には、壁を埋め尽くすお酒のボトルとともに、分厚い洋書もありました。
研究熱心な店主の歴史を表しているように感じました。

天井の梁の意味や、石積みのような壁、自然光が入る窓があること、昼間から開けていることにも経験と思いが散りばめられています。
「Cocktail Good History」という少し読みづらくて長い名前の秘密は、「僕、カクテルが好きなので」がまずひとつ。
それから、お酒の歴史とご自身のお名前にちなんだ屋号だと知りました。
素敵です。

カクテルには、お酒の歴史だけでなくバーテンダーの歴史が詰まっていました。
私もカクテルが好きになりました。