明日、2018年7月29日(日)の授業「創建1250年。とことん春日大社! ~今改めて学ぶ、その縁起や信仰~」を中止します。
奈良市に台風12号が接近するため、大変残念ですが、参加者のみなさまの安全を第一に考え、2018年7月29日(日)の授業「創建1250年。とことん春日大社! ~今改めて学ぶ、その縁起や信仰~」を中止させていただく運びとなりました。
奈良ひとまち大学では、今後もみなさまのご期待に応えるような授業を多数開催していきたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
消防ホースからバッグを作るというのは以前テレビで見たことがあり、その存在は知っていて、興味も持っていました。
授業に参加できることになり、作り手の方のお話が伺えると楽しみに参加しました。
授業は2018年7月22日(日) 13:30~15:30、奈良市立三笠公民館の一室で、プロジェクターを正面に椅子が半円に並べられ、参加者の自己紹介から始まりました。
受講が少人数だったこともあり、全員の顔が見えて良いなと思いました。

授業の形は、PATINA JAPAN代表 小島忠将さんと奈良ひとまち大学スタッフの方の会話形式で進められました。
小島先生の第一印象は「思ったより若い」でした。
私は消防ホースを実際に縫ってる職人さんなのかと思っていたのですが、お話を聞いていくと、「消防ホースがバッグになった!」の企画者だと分かりました。
いろんな仕事の経験をする中で廃棄される消防ホースがもったいないと思い、バックパッカーで世界を旅されて捨てられる物を作り替えて使う知恵を見て、そしてご自身の性格「考えるよりやってみる」で実現したそうです。
アップサイクル(再利用ではなく元の製品より価値の高いものを生み出すこと)という言葉を当たり前にしたいと話されていました。

製品として世に出すまでには、多くの苦難があったこともお話しされました。
事業として続けていく努力も大変なことです。
でも、「考えるよりやってみる」と「やらずの後悔はやめよう」という考え、それから沢山の人の協力も得られて、続けていくことができているそうです。
奈良の企業として、海外の展示会にも出品されているそうです。
奈良の企業だとは知りませんでした。

とても前向きで朗らかな小島先生。
助けて欲しい時は自分からSOSを出すそうです。
そういう素直さが人を惹き付けて道が拓けていくんだろうなぁと感じました。
できるなら、中高大生に沢山の経験談を聞く機会を作っていただきたいです。
先生とスタッフの方の会話形式で終始和やかで、消防ホースバッグの話だけでなく、いろんな経験談を聞かせていただき、あっという間に時間が過ぎました。

小島先生、奈良ひとまち大学スタッフの皆様、とても楽しかったです。
ありがとうございました。
私が「消防ホースバッグ」に出会ったのは約3年前、地元・京都のあるショップにふらっと寄った時のこと。
「消防ホースを材料に製作されたバック」のPOPに目が行き手に取ってみたものの、あの筒状の消防ホースで出来ているとは見た目だけでは信じられませんでした。
ただその時は「面白いことを考える人が居てはるな」と感心するだけで終わりました。

それから数ヵ月して、当時買ったミラーレスカメラ用のバッグが欲しくなり、専門店やネットで探すも、どれも似たり寄ったりで「誰も持って無い、唯一無二のバッグ」はなかなか見つからず、とりあえず何か買おうかと思っていた矢先、関西テレビの「よ~い、どん!」と云う番組で、あの消防ホースバッグが紹介されており、「あっ!あのバックや!」とホームページを見ると、事務所は近所でしたが土日は休業日、京都のショップには置いて無かった商品も掲載され、やはり手に取って決めたかったので、数週間後の年末の土曜日に事務所へ電話すると、たまたま用事が有り事務所に居られるとのこと。
その日すぐにアポを取り事務所へお邪魔しました。

やはりテレビの反響は大きく、その日はほとんど在庫が無く、目をつけていた商品は売り切れ。
カメラを持参していたので、カメラとレンズがギリギリ入るショルダーバックを購入。
今も雨の日以外は活躍中です、雨の日以外は・・・。
事務所で少しお話させて頂いている最中も私の勘が「この人は絶対面白い!」と言っておりましたが、初対面であれこれ聞くのも失礼と思い、早々に退散。
それから年数が経ち、こんな機会がよもや訪れるとは思っていなかったので、今回の講義は飛び付きました!
幸運なことに当選し、心待ちにその日を迎えました。
数年前のあの日聞けなかった色んなことが聞けた中で、3つ印象に残ったことが有ります。

(1)「とりあえず、やってみよう!」
やってみなくては、成功も失敗も生まれない。
どっちに転んでも経験は生まれる。
色んな方が書かれた啓発本やエッセイを読んで来ましたが、この「とりあえず、やってみよう!」は成功者に共通する言葉です。
「やってみて失敗してもええやん」のチャレンジ精神から凄い物が生まれる。
一見簡単そうな言葉ですが、非常に勇気の要る言葉だと思います。

(2)「人を巻き込む力」
小島社長の「人間的魅力」は、人を惹き付け、巻き込む力だと思います。
「こうしたい!あれしたい!」が溢れ出る行動力は、小島社長の話を聞く方に「面白いな、ほな一緒にやってみようか!」と思わせる何かがあると感じました。
ホースを手に入れるところから始まり、縫製工場を探し、何度断られても「次こそは!」と諦めず見付かるまで探す忍耐力、初めて会う方にもそれは伝わるのだと思います。
この人間的魅力&諦めない行動力は成功者の基本原則なのでしょう。
商売敵に「ウチのバッグを作って欲しい」と電話されたのは面白かったです。
なかなか居ないです、そんな人。

(3)「素直な心で」
バックパッカーから消防ホースバッグメーカーの社長へと、非常に面白い経歴をお持ちの小島社長ですが、 私が講義の間ずっと感心していたことは、私たちに向かってお話頂く間ずっと背筋を真っ直ぐ伸ばし姿勢を正し、我々の顔をちゃんと見ながら話しておられたことです。
人の印象は初対面でほぼ決まると、何かの本で読んだことがありました。
その初対面の印象が、その後の付き合いにも影響するんだとか。
あの日に限らず、仕事やプライベートで会われる方々に同じ姿勢で臨まれているのだと思います。
「体は心をあらわす」とでも言うのでしょうか、小島社長の「素直な心で」人や物に対して真摯に向き合われる姿が、このバッグの成功に繋がったのではと感じました。

○まとめ
何かしたいなと思ったら、まずは「素直な心で」向き合い「とりあえず、やってみよう!」の精神で行動する。
本で読む成功体験より、凄く心に響くお話でした。
講義の後、バッグを使っている間に感じた疑問や不満(改善点)を小島社長にぶつけてみたのですが、私の言うことに一切反論せず、フンフンなるぼど!と真面目に聞いて頂きました。
その”姿勢”が素晴らしいと改めて思いました。
今後ブランド名も新しくなり、デザインもモード学園の学生さんとコラボされたりとアイデア溢れるバッグが次々生まれるとのこと。

余計なことですが、次の新しいカメラバッグのデザインに、雨がバッグの中に入らない様、バッグの両端の隙間を無くすため、あと20mmだけ外側へ是非とも伸ばしてください!
今のままでは、雨の日はカメラが濡れてしまいますので、残念ながら使えません。
宜しくお願い致しますm(__)m
先日、以前から気になっていた菓子店、Somi sweets&coffeeの店主である小國さんのお話を聞かせていただきました。
「料理人になりたい」という思いから、パティシエの専門学校に通った経緯、ホテルやカフェでの経験、バリスタチャンピオンシップへの出場などの話を、ありのままの言葉で話される小國さんの人柄にとても惹きつけられました。
「非日常的なこと、特別な空間・時間で誰かに喜んで欲しかった」という素直な思いも、とても素敵だなぁと感じました。

京都生まれ京都育ちの小國さんが、奈良に来た一番のきっかけ・・・「私は奈良で暮らしたい。心地いい。自分の生活に奈良は合っていた。」私自身と重なる部分が多々あり、同じように感じられる人もいたんだと、とてもうれしく思いました。
終始、柔らかく穏やかな表情で話される小國さん。
その人柄がラムレーズンサンドにも表れていて、とっても優しい素材の味溢れるお菓子でした♪

「働きながらリラックスできる仕事」
今何よりも私が求めてることかもしれません。
暑い中でしたが、本当にあっという間の心地いい幸せな時間になりました。
お店にもまた足を運ばせていただきたいです。
ワガママ言えば・・・小國さんのお話もまたゆっくり聞かせていただきたいなぁ~なんて思っています(o^^o)
このたびは、本当にありがとうございました。