入江泰吉記念奈良市写真美術館にて開催の授業に参加させていただきました。
こちらの美術館には初めて訪れたのですが、閑静な住宅街に佇み、とても風情のある素敵な建物でした。

授業では入江泰吉作品の構図や意図について歴史などを交えながら解説していただき、より一層一枚一枚に込められた想いを感じることができました。
また、通常非公開の収蔵庫にも特別に入らせていただき、作品を可能な限り永久保存できるようにと、様々な工夫や苦労についても聞かせていただきました。

写真に詳しいわけではありませんが、とても興味深い授業で、写真展そのものに興味を持つきっかけとなりました。
先生を務めてくださった主任学芸員の説田さま、奈良ひとまち大学運営の皆さま、ありがとうございました。
2026年3月22日、入江泰吉記念奈良市写真美術館で開催された授業に参加しました。
奈良の風景や仏像の写真を撮り続けた写真家、入江泰吉氏の写真を間近で見られる美術館です。

今回は学芸員さんから入江氏の写真について、収蔵しているネガや写真のこと、美術館が抱えていることなど、盛りだくさんの「裏話」を聴かせていただきました。
印象に残ったのは、現像されたものよりネガの数が圧倒的に多く、当時の入江氏のお弟子さんや関係者に確認を取りながら現像作業をしている、というお話。
あの靄がかかった風景写真、鮮やかな紅葉の写真はそういった段階を経てのものなのかもしれない・・・。

また普段は関係者しか入れないバックヤードも拝見することができました。
温度や湿度を24時間一定に保っているそうですが、バックヤードでの長時間の作業は体が冷えてキツイそうです・・・。
学芸員さんのお仕事は、思った以上に大変なのだと知りました。
あっという間に終了の時間になってしまいました。
貴重なお話を聴かせていただき、さらにバックヤードも見せていただいたことに心から感謝しております。
本当にありがとうございました!
今回私が参加させていただいたのは、奈良市の餅飯殿センター街で奈良茶飯を販売している「おむすび番旬」さんです。
茶飯ってどんな味がするんだろう・・・?
県外出身の私はまだ食べたことがなく、ワクワクしながら参加しました。
奈良茶飯(ならちゃめし)は、米をほうじ茶(または煎茶)と大豆(や小豆、栗)で炊き込んだ、
奈良県で古くから伝わる郷土料理です。
東大寺などの僧侶の食事として誕生し、江戸時代には庶民のファーストフードとして愛された栄養食だったといわれています。
現在は座敷に座ってお膳で食べる形が多く、なかなか一般の方には広がりにくくなっています。
そこで「おむすびにして、手軽に奈良の文化を楽しんでもらえたら」と、前川さんが2年3ヶ月前にオープンされたのがこちらのお店です。

開店前の朝早い時間の実施にも関わらず、オーナーの前川さんは気さくに質問に答えてくださいました。
奈良を訪れた海外観光客の方からヴィーガン食として好まれることや、
「マツコの知らない世界」に出演されたときのお話、飲食店を営む楽しさ・大変さ、
人気のおむすびの具材ベスト3、具の組み合わせやご飯を炊くときのコツなど、活発に質疑応答が交わされました。
特に、「僕は日本の文化が好き。この魅力的はこれからもまだまだ広まると思う」という前川さんの熱い想いにはジーンときました。

お店の入り口には気軽に立ち寄ってもらえるよう、敢えてドアがありません。
外気の寒い日でしたが、入り口すぐ上に取り付けられたエアコンがエアーカーテンの役割を果たし、不思議と寒くありませんでした。
温度管理に充分配慮した上で、奈良の食べ物を楽しんでもらいたい工夫がされていました。
質疑も後半になりお店のオープン時間が近づくにつれ、お店にはできたてのおむすびが並べられていきます。
私たちのもとにもほうじ茶の香ばしい良い香りがしてきました。
棚に整列した三角のおむすびは可愛らしくてフォトジュニックで、とても美味しそうです!

できたてのおにぎりを、贅沢にも試食させていただくことに。
いただいたのは、人気の茶飯の中でもいちばんシンプルな「奈良茶飯(塩)」です。
別添えのパリパリの海苔を巻いて、いざ実食!

「『フワッと』と『ギュギュっと』のちょうど良い握り加減を目指している」というおむすびは、
柔らかいお米と大豆のホロっとした食感が面白いです。
ふんわりほうじ茶のお味がして、店主さんがされていたフランスパンの例えに納得!
他のおかずの味を引き立てる素朴さは、出汁が入っていないとは思えないほど味わい深く、
初対面のお隣の方と顔を合わせてニコニコしながらいただきました。
美味しいものは心をほぐしてくれますね。
奈良漬が食べたくなっちゃったなーと思ってると、店主さんのご好意で奈良漬もお味見することに。
これは美味しい・・・!
奈良漬が入っているおむすびも大人気というのも頷けます。
ついもう一つおむすびが欲しくなり、終了後自宅用にも購入しました。

ときどきお店を手伝われているお母さまにもお話しをお聞きすることができました。
学生時代、野球をしていた前川さんのおやつに、よくおむすびを作っていたそう。
前川さんのお話のなかで、
「握り方や具材など色々試しているけれど、ご家庭でお母さんが作ってくれたおむすびには敵わない」と仰っていたのを思い出し、
子供時代にお店のルーツがあるんだなぁと心が温かくなりました。
茶飯の味も文化も堪能して、お腹も心も満たされた1日でした。
奈良漬に興味があり参加しました。
5代目の森 麻理子さんはにこやかで明るい女性で、とてもお話も楽しく聞かせていただきました。
「渋いイメージのある奈良漬屋さんの当主がこんな女性なのか!」と驚きました。

現在では2~3ヶ月で作れるものを、昔ながらの製法で1年や2年かけて作る奈良漬はとても贅沢品だなと感じました。
奈良漬の歴史も面白くて、より奈良と奈良漬が好きになりました。

奈良漬は癖の強いイメージなので、海外でもバズっているというお話も嬉しかったです。
SAKE PICKLES、NARADUKEが広まっていくのが楽しみです。

腸活やレシピの考案といった女性ならではの視点で、歴史ある奈良漬屋さんは伝統を守りながらこれからも成長していくのだろうなと感じました。
今後のご活躍も応援しています。
奈良の方から贈り物でいただく奈良漬。
お漬物なのにどれも茶色く、アルコールの香りがする??その理由がずっと不思議でした。

そんな時、WEBで森奈良漬店 5代目店主の森麻理子さんの講座があると知り、「これは深掘りのチャンスだ」と思い参加させていただきました。
森先生は、なんと60ページにも及ぶレジュメをご用意くださり、奈良漬の歴史、生産工程、レシピ、そして奈良漬けの未来まで、熱意あふれるお話をしてくださいました。
こちらも一言も聞き逃すまいと集中していたら、あっという間の2時間でした。

そして嬉しいことに、試食タイムが2回も。
1回目は、大根・大和三尺きゅうり・瓜の3種類。
(大根の奈良漬は初めてでしたが、食感がよくとても美味しい!)

2回目は、細かく刻んだ奈良漬をチーズやマヨネーズと合わせ、クラッカーにのせたアレンジレシピ。
(一気に現代風になり、白ご飯のお供という枠を超えて合わせる食材の幅広い可能性を感じました)

森先生のチャーミングなお人柄と、丁寧にお仕事に向き合われる姿に良い刺激を受け、大変楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
そして謎も解決。
奈良漬が茶色いのは、メラノイジンという褐色成分によるもの。
お酒の風味がするのは、何度も新しい酒粕に漬け替えるためでした。