
韓国ソウル生まれ。
31年前に来日。
40歳を目前に、偶然目にしたアメリカンパイに心を奪われ、日米往復生活を送りながら、本物のアメリカンパイ作りの修業に励む。
2017年、長い道のりの末、念願のジュリアンパイ・ジャパンをオープン。
他に、楽器演奏やボランティア活動
●レポーター:奈良市在住 あくび さん
私は、奈良公園の近くの飲食店で働いていて、奈良公園に行かれるお客様がいらっしゃいますし、鹿の勉強をしたいと思って参加しました。
基礎知識を勉強できてとても良かったです。
野菜とかが好物なのかな?と思っていたのですが、ドングリだと聞いて驚きました。
自分の判断でエサを与えてはいけないと思いました。
もともと私の飲食店では、観光のお客様の申し出ごあればゴミを回収していましたが、鹿のために、この活動はとても大切な事なんだと、改めて実感しました。
授業当日はエサやり体験はできると思っていたのですが、まさか「鹿寄せ」もしてくれるなんて思っていなかったので、感動しました。
とても貴重な体験をさせてもらいました。
古都「奈良」を勉強できるひとまち大学のシステムは、とてもありがたいです。
また、参加させてもらいますので、よろしくお願いします。
●レポーター:奈良市在住 つきのあかり さん
やってきました平城宮跡の「ピッツェリア イーカロ」さん。
「小麦アレルギーでも安心!なピッツァ ~だれもが楽しめる食卓をめざして~」の授業です。
ナポリピッツァとグルテンフリーピッツァの食べ比べに惹かれて参加しましたが、グルテンフリーピッツァってどんなもの?という初心者です。
まずは「PIZZERIA ICAROを知る5つの質問」という資料をいただきお勉強です。
グルテンは小麦・大麦・ライ麦などに含まれる小麦タンパクの一種でパンや麺のモチモチした食感を出してくれるのですが、アレルギー反応が出る方をはじめ、身体に影響が出る方がいらっしゃるため、その成分を取り除いたグルテンフリーブレンド粉を使用されています。
座学の次は実際にピッツァができるまでを見学です。
普段はコンタミネーションをできる限り防ぐためグルテンフリーラボで作られています。
今日は実演のためフロアの真ん中で見せていただきました。
グルテンフリー粉はとても乾燥しやすいためオイルを塗って1つ1つビニール袋に密閉しています。
それを取り出し台の上に指で優しく優しく丸く広げていきます。
というのもグルテンフリー粉はとても繊細で破れやすいからです。
広げたピッツァ生地の端を持って持ち上げようとした途端、バラバラと小麦粉とは思えない崩れ方をしました。
見ているみんなが声を上げました。
再度、成形して薄くソースを塗り、その状態で軽く焼きます。
普通のピッツァにはない工程です。
そしてトッピング。
その際にも中西オーナーは「○○のアレルギーのある方はいらっしゃいますか?」と私たちに確認されます。
お食事の予約の際にも事前にお電話でアレルギー等のご相談ができるそうです。
次にナポリピッツァの生地の成形。
ピッツァ窯の近くの台に生地の玉を置いたと思ったら、中西オーナーのひらひらとした滑らか手指の動きに、生地があっという間に円形に!
目にも止まらぬ早業です。
グルテンの有無が一目瞭然です。
そしていよいよ食べ比べです。
小麦アレルギーをお持ちの方はグルテンフリーピッツァをいただきました。
見た目には全く同じマルゲリータピッツァです。
お味はもちろんどちらもとっても美味しかったです。
私たちはワイワイ楽しくお食事しましたが、こんな風にアレルギーのある人もない人も同じ食卓で同じものを食べることができるって素晴らしいことなんだと実感しました。
ピッツァの生地は、小麦粉・水・塩・油と職人さんの「情熱」でできているそうです。
数々の実績に裏付けされた知識と技術を持っているアッツアツの情熱たっぷりの、ナポリピッツァ職人の中西オーナーでした。
お店やオーナーの詳しいことは☆スタッフブログを見てくださいね。
☆スタッフブログ
「3分で完成!本格ナポリピッツァ」
→ https://nhmu.jp/blog/info/14453
「『PIZZERIA ICARO』のココがスゴイ!!!&交通案内だよ」
→ https://nhmu.jp/blog/info/14466
●レポーター:奈良市在住 イギーさん
今まで奈良公園の鹿は自分にとってそんなに身近な存在でありませんでした。
鹿を身近に感じるようになったのは、奈良市に引っ越してきた、ここ数年のことです。
最近テレビでも奈良公園の鹿について特集されることがあり、鹿愛護に関して少し興味がありました。
そんな矢先この講座の存在を知って応募いたしました。
今回の先生は一般財団法人奈良の鹿愛護会の石川周先生です。
まず講座では、石川先生の経歴と基礎知識として奈良公園の鹿の歴史や生態に関してお話がありました。
●体毛は夏毛と冬毛があり模様が異なる
(夏毛は斑点があり、冬毛は斑点がないそうです)
●メスは出産をすると我が子を守るために人をも攻撃する
(子鹿を守るためにナーバスになるそうです)
●オスの発情期はメスの取り合いでオス同士でケンカをすることがある
(また自分の匂いをつけるために水たまりで泥だらけになる)
●オスの角は毎年生え変わり年齢によって角の分かれる数が増える
(個体差はあるようです)
●上記は毎年同じ周期でサイクルしている
●オスメス問わず鹿に攻撃されたら人間であっても骨折などの大怪我に繋がる
ある程度講義が進んだところで皆さんお待ちかねの鹿寄せです。
我々は鹿寄せを見るために鹿愛護会の事務所の西にある飛火野へ移動しました。
飛火野には既に観光客の方々と戯れている鹿がちらほら。
石川先生は鹿寄せの正装である法被に衣装チェンジ。
早速鹿寄せをするのですが、使用するのは「ナチュラルホルン」という種類になるそう。
我々がよく目にするホルンとは違い、形状がシンプルです。
鹿寄せで鹿がよく出てくるのは、春日大社の本殿がある東側か、梅林や浮見堂のある西側だそうです。
ナチュラルホルンの音色が響き始めると・・・
近くにいた鹿が飛び跳ねて周りを走り回ります。
まだかな、まだかな・・・
どこから出てくるのか待ち構えていると・・・・・・
「あっちから来た!」
西側から複数の鹿たちが走ってきました!
その直後、反対の東側からも鹿たちが走ってきました!
・・・気付くと周りは鹿だらけに!
各々1組ずつ鹿せんべいを持っていたのですが瞬く間になくなってしまいました。
鹿せんべいの他にどんぐりも撒かれ、鹿たちは我先にとどんぐりを食べていきます。
よく見るとどんぐりを選んで食べているようで、食べ残しのどんぐりも周りにちらほらありました。
人間にはわかりませんがどんぐりにも良し悪しがあるんでしょうね。
そのあとは元の建物に戻り、残りの講座を受けました。
奈良の鹿愛護会の活動内容やゴミ問題、我々にできること・・・。
人間から出る害だけではなく鹿から出る害もあるとのことでした。
最後に、鹿と人間が共存していくにはどうすればいいのか。
基本的なことですが、ゴミは持ち帰り、自分がされて嫌なことは鹿にもしないこと。
鹿は人間ほど知能のある動物ではないそうです。
鹿の生態を人間が理解し、人間が鹿に合わせること。
これが大事だと思います。
奈良の鹿愛護会の皆さん、奈良ひとまち大学の皆さん、とても有意義な講座をありがとうございました。