晩秋の1日、西ノ京を散策、唐招提寺で紅葉を満喫したのちに、唐招提寺にほど近いそば処「蕎麦戯 さか本」さんで、授業「20年以上愛されるお蕎麦」を受講しました。
「蕎麦戯 さか本」さんは姉弟おふたりで切り盛りされているお店で、おふたりは信州・上田の蕎麦の名店で修業をされたのち、奈良北町で開業され、その後ご出身地であるこの地に移転されたとのこと。
当日は蕎麦好きの皆さんが授業に参加され、修業時代のことも含めた蕎麦のお話を伺った後に実際の蕎麦打ちの様子を見せて頂き、最後にお蕎麦を賞味させて頂きました。
お蕎麦屋さんというと気難しい方を想像してしまいがちですが、おふたりともとても気さくでフレンドリーな方で、楽しいひと時を過ごしました。
店主であるお姉さまからは修業時代に師匠から受けた薫陶や、蕎麦の命である蕎麦粉・水へのこだわり、蕎麦打ちの奥深さなどについてお話を伺いました。
特に師匠からの人間味溢れる指導によって受け継がれた、蕎麦打ちに対する信念・美学が印象的でした。
続いて弟さんによる実際の蕎麦打ちを間近に拝見しました。
繊細な十割蕎麦が鮮やかな手つきであっという間に仕上がっていく様子を見ることができました。
そしてお待ちかねの試食。
「更科」「挽きぐるみ」「田舎」の3種の蕎麦に加えて、季節の変わり蕎麦(今日は大和茶の入った鮮やかな緑のお蕎麦でした)を食べ比べ、また店主のご厚意により普段はあまり食べられない蕎麦がきと蕎麦米も賞味させてもらいました。
打ち立ての十割蕎麦の香り・喉ごしを満喫しました。
最後に店主から、近頃はお店で少し気に入らないことがあるとすぐにSNSに心ない投稿があり、心を痛められているとのお話がありました。
たとえ客であってもお互い敬意をもち、心のゆとりとお店の方を思いやる寛容の気持ちを持っていたいものです。
この度はお忙しいところ楽しいお話と美味しいお蕎麦を有難うございました。
お陰様で心とお腹が満たされた蕎麦好きにとっては最高の1日となりました。
この地を訪れた際には、またお伺いしたいと思います。
もちいどのセンター街の「おむすび番旬」にて、開店前の仕込みでお忙しい中、オーナーの前川都紀(まえかわひろき)さんより、お店のことやおむすびへの思い、またインバウンド客で賑わいを取り戻した奈良の魅力などのお話を伺いました。
2023年12月にオープンしたばかりですが、4月には「マツコの知らない世界」に出演されたそうで、マツコさんも絶賛の「奈良茶飯おむすび」を試食させて頂きました。
番茶で炊いた茶飯とお塩だけの、シンプルながらも古都・奈良を感じる美味しさ!!
ベジタリアンやヴィーガンの多い海外からのお客さんからも「Nara Tea Rice」と大好評だそうです。
「奈良茶飯おむすび」とともに奈良の魅力をたくさんの方に知って頂きたいと思いました。
おむすび番旬さん、ありがとうございました。
おむすび番旬オーナーの前川さんから、お店の名前「番旬」の由来、お米の銘柄や仕入れ先、お米の炊き方、むすび方のコツ、人気のおむすびランキング、テレビ出演や取材の裏話、起業に込めた奈良の魅力発信への思いなど、様々な内容についてお話を聞かせていただきました。
とにかくサービス精神にあふれた人で、途中、みんなで茶飯のおむすびをいただきながらお話を聞いていましたが、「よかったらお味噌汁もどうぞ」とふるまってくださったり、参加者のおひとりが「奈良漬が苦手」と聞くと「試食してみます?」と出してくださったり。
質問には何でも気さくに答えてくださって、奈良観光のインバウンドの現状や今後のビジネス戦略のお話まで出るほどでした。
お店にはテーブル席があり、テイクアウトだけではなく、店内で食べることもできます。
おむすび以外のサイドメニュー(白身魚のフライなど)もあって、簡単ランチがすぐに完成!
ちなみに、お味噌汁は店内でいただくと無料だそうです。
これからの季節、温かいお味噌汁でほっこりできると嬉しいですね。
私は2年前に奈良市に移住してきました。
お寺で働くことと、歴史を勉強することが目的でした。
お陰様でどちらも夢が叶い、それをさらに深めたいと思い、授業「仏教、お寺、お坊さんの現在」に参加しました。
前職は葬儀社で働いていて、お寺が抱えている問題も少しはわかっていたので、直接ご住職からお話を伺えたのは興味深かったです。
また、私自身がこれからどのように生きたらいいかというヒントをいただけました。
貴重な経験をさせていただくことができました。
ありがとうございました。
奈良発祥の槍術を知りたい、そして、いつかは習えたらいいなあ、と。
そんな数十年の思いが叶った日は、大雨の日でした。
ですが、教室は熱気ムンムンで、思わぬ実技体験もさせていただき、ありがたく思い、幸せ!!でした。
あー!それにしても、あと10年でも若ければ、すぐにでも入会をお願いしているところですが、この我が身、寄る年波には勝てず、で、それが唯一、残念でした(笑)。
講師の小松令和(りか)先生は、写真を拝見したとおりの魅力あるお方でした。
始終笑顔で、優しい語り口で、宝蔵院流槍術に対する熱き思いを、たくさん語ってくださいました。
奈良に移住されるまでの経緯、奈良での活躍を伺うのも、興味深く、奈良とは、よほどのご縁がある方なのだなあと、こちらまで嬉しくなるような、そんなお話でした。
そして、なんとお名前の「令和」は本名とお聞きして、とても驚きました。
どこまでも、奈良なんだなあと。
わたしは、ハンドルネームとばかり思っていましたので。
「気淑風和」
名は、正しく体を表すのですね。
小松令和先生、楽しい授業をありがとうございました。