近鉄菖蒲池駅からほど近い閑静な住宅街の中に、奈良の隠れた名所「東洋民俗博物館」があります。
何やらあやしげな魅力をたたえて人の心を引き付けてやまない東洋民俗博物館は現在、事前予約制で常時開館しているわけではありません。
今回は特別に館長の九十九弓彦氏の解説付きで展示を贅沢に堪能することができました。

昭和3年に竣工した県指定有形文化財の建築はもとより、開館時から使用されてきたと伝わる展示ケース自体も今では貴重な文化財となっています。

初代館長の九十九豊勝(黄人:エローマン)氏の見立てで収集された国内外の民俗資料の数々は噂にたがわぬ「濃い」ものが多く見受けられ、参加者は目を皿のようにして観覧していました。

「良い子は注意して」という面も少しありますが、初代館長の飄々とした生き様と熱量を感じさせられる異空間は、好奇心という魔物を我々の中に忍び込ませる装置として、今なお作動し続けています。
私の中学生の子どもは、スイーツ全般が大好きで、将来何かお店を開きたいと言っておりまして、今回奈良ひとまち大学の事を奈良市のLINEで知り、実際にお店を開業した人のお話が伺えるということで、子どもにとって大いに勉強になると思い、初めて参加させていただきました。

お店を始める前の人生から、お店を開店させるご苦労話や葛藤、様々な困難を乗り越えて今現在もご活躍されているオーナー様のリアルなお話が伺えて、大変満足しました。

お話を聞いた後に頂いたジェラートは素材の良さを残した優しいお味で、ただ意識が高いだけのジェラートとは違うものでした。
オーナー様の「奈良で奈良の素材を使ってジェラートを作りたい」という真剣な思いが伝わってきました。

子どもにも私にもとても勉強になりました。
この度は本当にありがとうございました。
またお店にお伺いしたいと思います。
5月24日に「奈良のジェラート専門店 GELATERIA nonna(ジェラテリア ノンナ)」さんの授業に参加しました。
以前から知っていましたが、なかなか行く機会が無く、初めて伺いました。
最初は宇陀市の地域おこし協力隊の一員になり、故郷に帰って決断をされ、紆余曲折あり、現在のお店に辿り着いたようです。
店主さんは、少し恥ずかしそうな感じ(笑)。
けど、そこが親しみを持て、話も楽しかったです。

色々と経験されていますが、根底にある「奈良の食材を使って、美味しいものを!」を常に考えられていて、唯一無二のジェラートに誇りを持ち、内面の情熱を感じました。

もちろん味も美味しく、季節で味が変わるのも魅力的。
本場のジェラートみたいに気軽に寄れるお店の雰囲気で、また伺いたいです。
ありがとうございました。
6月の授業の参加申込の受付を開始しました。
6月は、以下の2本立てでおおくりします。
「移住して、焼菓子やさんになった~『焼菓子taruha』が目指すこと~」
「土器の記号はゲームの盤面だった!~古代のゲーム『かりうち』で遊ぼう~」
参加申込の締切は、6月13日(金) 09:00 まで。
皆様のお申込をお待ちしています~♪
授業一覧はこちら→ https://nhmu.jp/category/class