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「アカダマの大槻さん」はひとつの顔に過ぎません

2023.04.20 | 授業info | by Staff

小西町にあった喫茶店「可否茶座アカダマ」をご存じですか?
若い世代の方はご存じないかもしれませんが、レジェンド的存在だったんですよ。
文化人や奈良好きの人に愛された可否茶座アカダマは、惜しまれつつ2011年に閉店しました。

「アカダマの大槻さん」はひとつの顔に過ぎません

6月4日(日)の授業「生まれ育った奈良について ~喫茶と文化人と高畑町と~」の先生は、そのアカダマの元マスターである大槻旭彦(てるひこ)さんです。

「アカダマの大槻さん」はひとつの顔に過ぎません

奈良ひとまち大学の授業企画スタッフとして、少々歳は食っておりますが新米のわたくし。
「授業を企画するとしたら?」と考えたとき、最初に思い浮かんだのが大槻さんでした。

大槻さんとの出会いは前任の公民館。
ある講座の受講者として来てくださったのですが、講座の企画に関してもアドバイスや意見をいただいたりして、博学でいろいろな引き出しをお持ちのすごい人だなぁと思っていました。

最初は経歴を全く知らなかったのですが、その後いろいろお話をするなかで、あの有名なアカダマの元マスターということを知りました。

大槻さんはアカダマのマスターをしているときに、お客さまとお話をするなかで奈良の歴史についてもっと学びたいという思いを強く持ちます。
そして、アカダマ閉店後、奈良大学文学部に入学。
大学卒業後も奈良まほろばソムリエの会などで活躍され、奈良の歴史を探求し続けています。
そして2021年にその歴史研究の集大成として『奈良高畑界隈 ―その歴史と伝承―」を上梓され、奈良新聞文化賞を受賞。
大槻さんの飽くなき向上心と好奇心には目を見張るばかりです。

「アカダマの大槻さん」はひとつの顔に過ぎません

そして、大槻さんは実に様々な顔をお持ちなんです。
このあたりのお話は、授業でたっぷりお伺いすることにしましょう。

今回の授業は大槻さんのお話を聞くだけではありません。
特別にアカダマ時代のコーヒーを再現してくださいます!

授業の教室は、もともとアカダマであり、当時の雰囲気がそのまま残っている「奈良の雑貨とカフェBAR ことのまあかり」。

「アカダマの大槻さん」はひとつの顔に過ぎません

当時から飾られていた写真や版画なども、そのまま使われているそうです。

「アカダマの大槻さん」はひとつの顔に過ぎません

授業では、大槻さんが焙煎したコーヒー豆をサイフォン式で淹れてくださいます。
ことのまあかりの定番、古代スイーツと一緒にどうぞ♪

「アカダマの大槻さん」はひとつの顔に過ぎません

あのアカダマのコーヒーをいただけるなんて、なかなかレアな企画だと思うんですが、いかがでしょうか。
おいしいコーヒーとお菓子をいただきながら、大槻さんの奈良への愛がぎっしりつまったお話を聞いてみませんか?

みなさまのお申込みをお待ちしております♪
申込はコチラ↓
http://nhmu.jp/class/39251

(ラブ)

藍を育て、藍で染める

2023.04.06 | 授業info | by Staff

4月30日(日)の授業「わたしが藍の色にこめる思い ~藍師、染師という仕事~」の魅力を紹介します!
第1弾のブログ「最古の染料『藍』を体感せよ!」も、ぜひご覧ください♪
https://nhmu.jp/blog/info/17186

先生は藍師・染師の小田大空さんです。
https://instabio.cc/indigoclassic
先日、JR奈良駅前広場で開催された「奈良フードシェット」に出店中の小田さんに会いに行きました。

藍を育て、藍で染める

肩書を拝見して熟練した職人さんかと勝手に思い込んでいましたが、20代の爽やかな青年です。
毎日藍に向き合っているため、手や爪は藍色に染まっています。

藍を育て、藍で染める

ブースでは、小田さんのブランド「indigo classic」のTシャツやトートバッグなどが販売されていました。

藍を育て、藍で染める

手に入れた大判のハンカチーフがこちら。
使い続けるといい具合に色あせていきそうで、今から楽しみです。

藍を育て、藍で染める

ブースにて見せてもらった藍の葉と「すくも」。
藍染の原料です。
染色液の鮮度が異なる槽がいくつもあり、どの槽で何度染めるかによって、色合いが変わるそうです。

藍を育て、藍で染める

藍を乾燥・発酵させてすくもに加工し、染料を作る「藍師」であり、その藍で染める「染師」でもある小田さん。
藍染作家の方は他にもいると思いますが、藍を育てるところからしている方は珍しいのではないかと思います。

小田さんの工房が奈良市内にあると伺い、奈良ひとまち大学で授業をしていただけないかお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。
授業では、小田さんの工房にて、藍師・染師としての思いや藍染の工程などをお聞きします。
また、藍を発酵させる様子や藍畑の見学もありますよ。

藍を育て、藍で染める

個人的に一番興味津々なのが、藍染体験!
授業では手ぬぐいを染めていただきます。
私も学生になりたい・・・。

藍の魅力を見て聞いて触って嗅いで十二分に体感できる機会なんて、なかなかありませんよ。
みなさんぜひ、お申込ください。

お申込みはこちら↓↓
http://nhmu.jp/class/39041

(なさ)

里山の充実ライフを見に行こう!

2023.04.05 | 授業info | by Staff

近鉄奈良駅から北東へ車で30分ほど行った奈良市の須川町に、「ア。ウン。HAUS」があります。
ア。ウン。HAUSは、天から降り立つ阿吽の獅子の鬼瓦が大和棟に鎮座する築250年の農家の母屋をリノベーションして誕生した、持続可能な生活を提案する農家兼プライベート文化施設です。

里山の充実ライフを見に行こう

そこで暮らすのは、愛知県出身の大久保裕恵さんと、オランダ人のヨス・ポートさん夫妻。
ふたりは2018年、縁あって、オランダからこの地に引っ越してきました。

里山の充実ライフを見に行こう 里山の充実ライフを見に行こう

4月22日(土)の授業「楽しくて未来型!里山の充実ライフ ~『おいしい森プロジェクト』始動~」は、このア。ウン。HAUSを教室に、裕恵さんとヨスさんを先生に迎えて開催します。

この授業の「おすすめポイント」を、2つだけ紹介させていただきますね。

その1・・・ア。ウン。HAUSが素敵☆彡

外観は古民家ですが、室内にはオランダから運んだインテリアなどが置かれ、とってもモダンでオシャレ♪

里山の充実ライフを見に行こう

また、「持続可能な生活を提案する」と言うほど、未来型!
みなさんに、ぜひア。ウン。HAUSに来て見て聴いてほしい!!

里山の充実ライフを見に行こう

その2・・・おいしい森プロジェクトがスゴイ!

古民家に付いてきた5,000平方メートル弱の耕作放棄地で始まった「おいしい森プロジェクト」は、「おいしいものがいっぱい採れる森を作るプロジェクト」です。
おいしい森はおいしいだけではありません。
植えた木々の葉は二酸化炭素をたっぷり吸い込んで、空気をきれいにしてくれます。
また、木々の根に付く菌は、土壌を改善してくれます。
おいしい森プロジェクトは、地球の温暖化に歯止めを掛けながら、食料自給率を向上させる壮大なプロジェクトなのです。
壮大でありながら、土地と苗木、その他の小道具以外に何も必要としない気軽さ。
これまでに果樹など5本を植樹し、2023年度からは25種・67本を植える予定だそう。
裕恵さんとヨスさんは、仲間たちと楽しみながら取り組んでいます。

里山の充実ライフを見に行こう

授業では、裕恵さん・ヨスさんが奈良に来たきっかけや、ア。ウン。HAUSのこと、おいしい森プロジェクトについてなど、お話をたっぷり伺います。
続いて、おいしい森で自然の恵みを採集する体験をしたあと、裕恵さんお手製の軽食をいただきます♪
どんな授業になるのか、今からとっても楽しみです!

あ、このブログでは2つしか紹介しませんでしたが、まだまだあるんですよ、おすすめポイント!!
例えば、もうひとつの教室「ア。ウン。HAUSのあらやしき」とか・・・。
それは授業当日のお楽しみ★ということで!

里山の充実ライフを見に行こう

おや?行きたいけど車がないから・・・と諦めかけてます!?
奈良交通バスでもご参加いただくことができますよ!
往路はバス停「須川」着 9時55分のバス、復路はバス停「大柳生口」発 13時30分のバスに乗車いただければと思います。

では、みなさんのお申込をお待ちしています!
申込はコチラ↓
http://nhmu.jp/class/39037

(まりりん)