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古代のボードゲーム「かりうち」で遊ぼう!再び!

2025.06.04 | 授業info | by Staff

こんにちは、“さとちん”です。
ある日、何気なくケーブルテレビを見ていた私は、「かりうち」の話をされている奈良文化財研究所の小田裕樹さんに画面越しに出会いました。
嬉しそうにかりうちの話をしている小田さんを見ていると、「小田さんとお話ししたい!かりうちの授業をやってほしい!2度目だけど!!」という思いがふつふつと湧いてきました。
こうなったら、当たって砕けろ精神でアタックするのみ!
すると・・・なんと!OKをいただけたのです。
小田さん、お忙しいなかご快諾くださり、ありがとうございますm(__)m

古代のボードゲーム「かりうち」で遊ぼう!再び!

こうして実現したのが、6月29日(日)の授業「土器の記号はゲームの盤面だった! ~古代のゲーム『かりうち』で遊ぼう~」です。

古代のボードゲーム「かりうち」で遊ぼう!再び!

みなさんは、かりうちをご存じでしょうか?
前回の2022年5月の授業「古代のゲーム『かりうち』って? ~現代に蘇ったゲームで遊ぼう~」のレポートやブログを読んでくださった方や、私のようにケーブルテレビにご出演の小田さんをご覧になった方は知っていますよね。
ひとまちレポート
「古代のボードゲームで遊びませんか?」
https://nhmu.jp/report/37795
ひとまちブログ
「『古代のゲーム』と侮るなかれ」
https://nhmu.jp/blog/info/16466
「現代に蘇ったゲーム」
https://nhmu.jp/blog/class/16877

そう、奈良時代の人々が熱中していた古代のボードゲームが、かりうち。
小田さんは、1989年に平城宮跡の発掘調査で見つかっていた土器の「円形の列点と漢字が刻まれた不思議な記号」に注目し、研究を進めた結果、2014年にそれがかりうちの盤面だと判明しました。
さらに研究を進めていくと、現代の韓国で遊ばれている「ユンノリ」というものに酷似していて、またさらに調べていくと万葉集にもかりうちに関連する記述があることがわかってきました。
試行錯誤の末、2021年11月に仲間の方々と見事にかりうちを復活させ、対抗試合というお披露目を果たしたのです。

古代のボードゲーム「かりうち」で遊ぼう!再び!

前回の授業では、土器の記号がかりうち盤面である可能性に気づいてから仲間たちと現代に復活させたお話を伺いました。
今回の授業では、そのかりうち復活の秘話や、出土した土器の「触れるレプリカ」を用いて、どのように解明されていったのかも伺いたいと思っています。

さらに小田さんには、教室である平城宮跡資料館の中の展示物の解説もお願いしています。
もちろん、お話や解説だけでなく、実際にかりうちで遊びますよ!
お楽しみに・・・!

申込はコチラ↓
https://nhmu.jp/class/42775

(さとちん)

ステキ空間へご招待!

2025.05.25 | 授業info | by Staff

昨年、やむを得ず中止となった「焼菓子taruha」の授業。
6月22日(日)に開催する運びとなりました!
移住して、焼菓子やさんになった ~『焼菓子taruha』が目指すこと~」です。

ステキ空間へご招待!

焼菓子taruha店主の宮添さんは、奈良県外の出身。
県外在住だったことに加えて、修学旅行などでも奈良を訪れたことがなく、奈良には縁もゆかりもありませんでした。
が、学生時代に、ふと「奈良の雰囲気が好きかも!?」と思って独りで奈良を訪れてからは、何度も奈良に通う奈良LOVERになったそうです。

ステキ空間へご招待!

そんな宮添さんは、あることをきっかけに奈良に引っ越してきました。
「奈良の雰囲気が好き」というだけで、なぜ家族で奈良に引っ越してきたのでしょうか。

ステキ空間へご招待!

ちなみに、宮添さんは大学では建築デザインを学んでいて、最初の就職先は美術館。
製菓学校に通ったこともないそうです。
建築デザインを学んで美術館に就職した人物が、どこでお菓子づくりを学び、なぜ焼菓子taruhaを開店したのか?
なぜ何年も営業できて、地域の人たちに愛されているのか。
その秘密が、授業で明かされる・・・!

というわけで、授業では、その辺りの秘密や焼菓子に対する想いなどを聞かせていただきます。
もちろん、焼菓子taruhaの絶品スイーツ&飲み物も味わっていただきますよ!

ステキ空間へご招待!

教室は、焼菓子taruhaです。
実は・・・前回の授業の際に書いたブログ「やっぱノリと勢いで生きちゃダメですな」でも触れたように、その、なんと言いますか、店内がちょっと・・・可愛らしいサイズ感・・・なんですよね。
なので、ちょっとギュウギュウになるかもしれないですが、そんなことを感じさせないトークとスイーツだと自信を持って言えます!!

ステキ空間へご招待!

「ちょっと狭いかもしれないけど、宮添さんのお話を聞いてみたい!」と思う方は、ぜひお申込ください!
みなさんのお申込をお待ちしております!
申込はコチラ↓
https://nhmu.jp/class/42771

(よっしー)

千鶴さんが博道さんのために作った記念館

2025.05.02 | 授業info | by Staff

6月7日(土)の授業「奈良の美を17万枚に収めた写真家 ~井上博道記念館のこれまでとこれから~」のご案内です。
今回の授業の教室は、中登美ヶ丘にある、写真家の井上博道さんが最晩年の10年間を過ごした自宅兼仕事場を改築し写真美術館として2022年6月に開館した「井上博道記念館」です。

千鶴さんが博道さんのために作った記念館

記念館は、ならやま大通り沿いにあり、車で走った時などに目にしたことがあるかもしれません。
すごくおしゃれな外観で、お家?カフェ?会社?と思っている方も多いのではないでしょうか。
私もその1人。(^-^;
授業案を考えていたら同僚から「井上博道記念館はどう?」と言われ、ホームページやInstagramを見てみたら、「あっ、ここって一体何の建物?と思っていたところだ!」と、ちょっと驚きました。

千鶴さんが博道さんのために作った記念館

同僚は、「すごく落ち着いた建物で、井上博道さんが撮った奈良県内の寺社・仏像や自然風景の写真がギャラリーに展示されていて、カフェスペースでランチもできて、すごくいい場所だったと!」大絶賛。
そこで、「当たって砕けろ!」と、電話をしてみることにしました。

井上博道さんの妻である千鶴さんに、まずお電話で奈良ひとまち大学について話をさせていただき、授業の先生をお引き受けいただけないかお願いしてみると、とても優しく話を聞いていただき、先生を快諾くださいました。

そして、打合せにお邪魔すると、千鶴さんと、井上博道記念館館長の西村寿美雄さんが出迎えてくださり、千鶴さんと西村館長のそれぞれが感じる亡き博道さんの写真への思いや、博道さんの人としての魅力、記念館を作ろうと思ったきっかけなどを伺いました。
千鶴さんが博道さんのために作った記念館

おふたりとも本当に丁寧にお話をしてくださり、授業の構想が膨らみました。
特に、おふたりとも、奈良に住む人が奈良の魅力を感じ、奈良の歴史を後世に伝えていくということが大切だと痛感していて、記念館をとおして何か自分たちにできることはないかと日々考えているというお話がとても印象的でした。
授業では、このあたりのお話も、ぜひしていただこうと思っています。

そして、館内を隈なく案内してくださいました。
一言、本当に、「こだわっていないところが何ひとつない記念館」というのが私の印象です。
ありとあらゆるところに千鶴さんのこだわりが散りばめられているんです。
博道さんの写真をたくさんの人に見てもらいたいという千鶴さんの思いが込められている記念館で、博道さんは本当に幸せな人だなぁと感じた時間でした。

千鶴さんが博道さんのために作った記念館

後日、ランチにもお邪魔させていただきました。
お料理は本当に美味しくて、何とも言えずゆったりとリラックスできる、心地よい時間を過ごすことができました(^^♪
そして器も素敵で、終始、感嘆の声が止まりませんでした・・・。

千鶴さんが博道さんのために作った記念館

この記念館を、そしておふたりのお話をみなさんに提供する機会を作ることができて、本当にほっとしています(*^^*)
みなさん、ぜひお申込ください♪
お申込はコチラ↓
https://nhmu.jp/class/42536

(おーちゃん)