歴史あり!未来あり!今を走る古刹と住職!
2024.11.08 | 授業info | by Staff
みなさん、こんにちは。
朝夕は冷え込むことが多くなってきましたね。
これからが秋の観光シーズン本番!
奈良には由緒ある観光名所がたくさん存在しています。
そのなかで、ぜひ訪れてほしい所があります。
それは、ならまちの西端にある阿弥陀寺。
11月24日(日)の授業「仏教、お寺、お坊さんの現在 ~阿弥陀寺住職の本音トーク~」の教室です。
阿弥陀寺の全名は「浄土宗 安養山 阿弥陀寺」と言います。
名前にあるように浄土宗のお寺で、「南無阿弥陀仏」と唱えます。
これを唱え仏さまに感謝すれば極楽浄土に導かれると、確か中学校で習った記憶があります。
今年2024年は法然上人が浄土宗を開宗してから、なんと850年にあたります。
余談ですが、850年前は西暦1175年で、平安時代の末期、平清盛が活躍していた時代です。
そしてその後すぐ平家が滅亡、源頼朝が幕府を開いた鎌倉時代です。
平氏・源氏の世界・・・歴史を感じます。
さて、そんなはるか遠い昔から法然上人の教えが受け継がれてきたこの由緒あるお寺、阿弥陀寺。
「私は宗派が違うから・・・」なんて思わないでください。
仏さまは全ての方を受け入れてくださいます。
観光で神社仏閣を訪れるときは、そんなことは気にされないでしょ?
阿弥陀寺は、ならまちの昔ながらの街並みが色濃く残る静かな住宅街の真ん中に佇んでいます。
正門をくぐると、綺麗な境内が広がります。
阿弥陀寺の本堂・客殿・庫裏・中門は、県の有形文化財に指定されています。
そして左手には有名な悲田院があります。
悲田院とは貧窮者や孤児を助けるための日本最古の福祉施設で、奈良時代に光明皇后(東大寺を建立した聖武天皇の后)が建立したものであり、興福寺内に設けられていたものが焼失し、後に、こちらに再建したとの由緒があります。
境内を進み、江戸時代末期の浄土宗寺院の姿を象徴する中門を越えると本堂が現れ、その前には現在は鐘のない鐘楼堂が構えています。
鐘は戦時に供出となりました。
では本堂へ。
立派な外陣・内陣の奥に阿弥陀さまがおられます。
ここは正面・側面・裏面と、すべての方向から見ることができます。
授業ではじっくり美しさを堪能してください。
また、私、この外陣に、ある動物がいるのを発見しました。
みなさんも探してみてくださいね。
そして、この本堂にはたくさんの仏像が安置されており、しかも間近で見ることができます。
理由は授業で説明しますが、そのなかの有名な仏像のひとつをここで紹介。
「五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゆいあみだぶつ)」です。
何と言っても特徴はこの髪!
他の仏像にはない不思議な髪となっています。
今回は後ろ姿も見ることができます。
見てみたいでしょ?
見るためには授業にお申込ください(^_^)
本堂を離れ客殿へ。
ここには国の重要文化財指定「絹本著色観経十六観相図(けんぽんちゃくしょくかんきょうじゅうろくかんそうず)」が掛けられています。
今回の授業の先生は、阿弥陀寺住職の森圭介さんです。
森住職は、学生時代や英会話講師時代、そして現在を通しての人生観から、いつの時代も「学び」「考える」ことの重要性を説かれています。
古くからお寺は「学び」を得る役割を担ってきました。
それは現代も変わることはないという強い信念のもと、現在は子どもたちの学びの場として「寺子屋 学房」を開き、日々子どもたちへの勉学指導に取り組んでいます。
また森住職は、近年の若者の仏教(宗教)離れを危惧し、仏教への関心を高めてもらえるよう、様々な行事やイベントにも積極的に取り組んでいます。
特に、若者の興味を惹きつける一手となる今話題の「H1法話グランプリ」の実行委員長も務められました。
と、紹介はここまで。
授業では森住職から、今お伝えしてきたような内容や阿弥陀寺のこと、仏(浄土宗)の教え、境内を見学しながらの建物や仏像についての解説、寺子屋学房・H1法話グランプリについてなどの貴重なお話を伺います。
また、今後の活動や奈良への熱い思いも語っていただきます。
ぜひ850年の悠久の歴史に触れ、時代を経た阿弥陀寺の現代の姿を、見て聞いて感じて楽しんでください。
お申込、お待ちしております。
申込はコチラ↓
https://nhmu.jp/class/41748
(つて)