西大寺には一年中クリスマスツリーが飾ってある!?
2011.12.24 | 授業 | by Staff
はじめまして。
ひとまちブログ初登場のmatsuoです。
大寒波がやってきていたクリスマスイブ。
奈良ひとまち大学、2011年を締めくくる授業「大きな茶わんの愉快なお茶会」を開催しました。
いざ西大寺へ!
う・・・
うう~~~!!
やっぱり予想通り、いや、予想を超えた寒さ!!!
こんな寒いなか、しかも世間はクリスマスイブ。学生のみなさんは本当に来てくださるのか!?
ちょっと心配になりましたが、さすがひとまち大学の学生さん。続々と集結。熱心です。
なかには、着物を着て来てくれた可愛い学生さんも!
寒いから本堂の前でちっちゃくまとまります。
人のあたたかさ・太陽のあたたかさを背中に感じながらの青空教室で、授業スタート。
授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「大茶盛、初体験と深~いお話」
http://nhmu.jp/report/7965
「西大寺、素敵な時間★」
http://nhmu.jp/report/8020
先生は、西大寺僧侶の酒部浩明さん。
なんでも、大茶盛のお点前の腕は西大寺でも“一番”なんだとか。
楽しみです。
実は授業中、ちょっとアクシデントが!
といっても悪い事件ではなく、素敵なアクシデント。
女優の黒谷友香さんと有森也実さんが撮影で西大寺を訪れていたのです!!
なんとお美しい・・。一同しばし見蕩れます。
思わぬアクシデントに授業が一時中断してしまいましたが、お美しいおふたりに後ろ髪をひかれながらも、いよいよ大茶盛の会場、「光明殿」へ。
ややっ?
なんか、床の間に冬の風物詩・クリスマスツリーが飾ってあるではありませんか!!??
いや~、お寺さんでもクリスマスは祝うのね~。
時代の移り変わりかしらね~。一同しみじみ。
その気持ちを見透かしたかのように、酒部さんがそのツリー(ではないです)について説明。この雪を被った大きな松と赤いお宮は、鎌倉時代に始まった大茶盛の由来に関係しているんですって。
なんだかクリスマスイブの今日にぴったりの色合いですが、クリスマスは全く関係なく、西大寺さんには1年中飾ってあるものなのですね。
いやあびっくりしました。
さてさていよいよ待望の大茶盛!
美味しい「金銭」というお菓子をいただき・・・。
でました!
お、大きい!!!
期待を裏切らないこの大きさ!そしてずっしりとくるこの重量感!!
お子さんは、2人・・・いや3人がかりで。
酒部さんのお話に心を洗われ、美味しいお菓子とお茶で気持ちはほっこり。
お隣さんとは初めて会った者同士なのに、なんだかにっこり。
こんなことが、身分制度もあった鎌倉時代からずーっと続いてきているなんて。
文字どおり、愉快で、だけどいろんなことを考えさせられる素敵なお茶会でした。
(matsuo)