二月堂で護摩焚を
2018.09.29 | 授業info | by Staff
11月4日(日)の授業「大仏殿だけじゃない!東大寺再発見 ~二月堂で護摩焚にチャレンジ~」のご案内です。
「奈良と言えば東大寺」「東大寺と言えば大仏」と、東大寺は誰もが知っている有名なお寺ですね。
その東大寺には、大仏殿・戒壇院・二月堂・三月堂・四月堂・・・と、いくつもの子院があり、時間帯や季節によって魅せる表情が違って、それぞれに趣きがあります。
なかでも大仏殿には、観光客や修学旅行生をはじめ多くの方が訪れ、常に賑わい、仏教の聖地みたいな感じがします。
でも、大仏殿だけで終わってしまう人が多いとか。
もったいない・・・。
大仏殿の周辺から一歩離れてみると、大仏殿の賑やかさが嘘のように、静かな空間が広がっているんです。
そこで奈良ひとまち大学の授業も大仏殿を離れ、今回は二月堂を教室にして行います。
「二月堂と言えばお水取り」「お水取りと言えばお松明」と連想できてしまうくらいなんですが、今回の授業はあまり知られていない二月堂の「護摩焚」に注目!
「東大寺で護摩焚」「二月堂で護摩焚」って、あまり想像できないですよね。
“かっぱ”も最近まで知らなかったのですが、毎日、午前中に二月堂で行われているんですって。
ところで「護摩焚」って?
一言で言って、仏さまの前で火を焚きあげながら祈祷を行い、願いを仏さまに届けるという意味があります。
そこで“かっぱ”も、護摩焚に挑戦してきました。
細長く四角い護摩木をいただき、なれない筆で、願い事を書きました。
何をお願いしたかはヒ・ミ・ツです。
それを、今回の授業の先生、東大寺大仏殿 副院主の平岡慎紹さんにお渡しして、二月堂の裏から二月堂の中へ!
二月堂の中を少しだけ観ることができました。
そして、護摩焚の部屋へ。
そこは二月堂の真裏。
お堂の一部は黒く煤(すす)で覆われていて、お堂の中に煤の独特な香りが立ち込めていました。
平岡さんの祈りから始まり、多くの方の願いが書かれた護摩木が順番に火にくべられ、炎となって屋根を焦がすかのように燃え上がる様には、とても驚きました。
その間、平岡さんは一心に祈祷をされていました。
一連の流れが終わり、火も鎮まったころ、“かっぱ”の心はすっきりした感じになりました。
そして少しの時間、日常とは離れた空間に身を置くことができました。
二月堂の、いつもと違った時間と空間で、護摩焚体験をしませんか?
お申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/30736
(かっぱ)