授業「奈良のママたち、舞台をめざす! ~きらきら輝くママの素顔に接近~」当日。
よく晴れた爽やかな日でした。
ならまちセンターで、一足先に教室の準備をしていた私たちスタッフ。
舞台で使う美術道具や衣装を持ち込んでいただけるとのこと、私たちも期待でいっぱいです♪
小野小町さん(旧姓ですが、なんと本名!!お名前通りの美しい方です☆)は、奈良教育大学在学中から、新進劇作家として数々の賞を受賞。劇作家・演出家として、舞台はもちろん、多方面でご活躍です。
その一部を紹介するスライドショーから、授業は始まりました。
三國連太郎さんと八千草薫さんが、小野さんの作られた短歌を読まれるテレビCMも!
続いて、スライドは2006年に小野さんが旗揚げされた劇団小町座のお芝居へ。
奈良のアラフォーママさんたちが作り上げるその舞台は、スライドとはいえ迫力満点。
小町座さんの舞台は、どの作品もとても深いメッセージが込められているんですが、なぜかそれが全く押しつけがましくなく、す~っと胸に届いて響くんですよね。
「この衣装はどうやって作ったんだっけ?」
小野さんの問いに、美術監督さんが説明をしたり、
「小野さんに、こんなふうに稽古をつけてもらうんですよ」と、
役者さんが実際の台本を見せながらお話してくださったり。
小野さんとメンバーの方のやり取りがおもしろくって、終始笑い声が絶えません!
さらに学生のみなさんにも、小町座が上演をした台本でお芝居を体験していただきました。
日常会話のようなセリフ、お芝居ならではのセリフ。
まずは初見。それから、小野さんの演出を付けたバージョンで。
やっぱり違ってくるんですね、演出が加わった途端にセリフが生きいきしてくるんです!
最後に、学生のみなさんから今日の感想と質問をいただきました。
妻として母としてすごく忙しい日々を過ごしながら、自分の時間をどう確保し、夢にチャレンジしているの?セリフはいつ覚えるの?素朴な疑問が飛び交いました。
小野さんの言葉が印象的でした。
忙しいなか、どうにか頑張って作り上げた舞台だからこそ、その必死さが観る者の心を打つ。
勇気と元気をたっぷりいただける、それでいて温かい気持ちにさせられる2時間でした。
小野さん、小町座のみなさん、本当にありがとうございました。
次の舞台も楽しみにしています!!
(たぴ)