今回、「奈良ひとまち大学」に初めてスタッフとして参加させていただきました。
今日の授業は「そのままで映画的なまち、奈良~新進映画監督が見る風景と人~」、場所は「古書喫茶ちちろ」さん。
玄関を入って、とても懐かしい感覚と匂いに、一度に気持ちが和みました。
さらにご主人の うだしげきさんが、人懐っこい笑顔で迎えてくださいました。
今回、先生を務めてくださったのが、奈良県出身の映画監督 戸田彬弘さん。
なんといってもイケメン監督ですので、私の頭の上はハートマークが飛んでおりました。
「役得だなぁ~」(*^.^*)
20人の学生のみなさんは一人も欠席されることなく、書架に囲まれこたつを連ねた教室は満杯でしたが、その分お隣同士の距離が近く、授業開始までの時間は和気あいあい、さらにみなさんの体温で暖かくなっておりました。
担当スタッフが授業を進めていくと、途中、コーヒーのミル音が声を消してしまい、中断。これもご愛嬌ですね。
コーヒーの香りが漂うなか、みなさんの自己紹介、戸田さんの映画についての話。
そして、「どうしてこの授業に参加したの?」という戸田さんからの質問に、こたつ単位でグループ討議し、また戸田さんからはその思いを受けてお話くださり、みなさん真剣な表情でお話に聞き入っておられました。
戸田さんが、奈良の魅力について、今の若者に感じることや伝えたいこと、映画を撮り続ける難しさ、表現することの大切さを熱く語られ、またみなさんが感じていることを共有する時間となりました。
学生のみなさんは奈良出身の方・県外出身の方など様々ですが、共通して言えることは、みなさん奈良が大好きで、いいところも悪いところも、「こんな風になればいいのに」とか「変わってほしくない」とか、それぞれ奈良に対して大切な思いをもっていらっしゃるということです。
これについては、奈良出身の私もえらく感動いたしました。
授業終了後も話は尽きない感じで、メールアドレスの交換をされている人がいたり、以前からお知り合いのようなお話し振りをされている方に声をかけたら、「小学校の同級生なんです。初めは分からなかったんだけど、小学校以来で再会しました」と二人楽しそうに出ていかれました。こんなこともあるのね。
今回、このような懐かしさを感じる場所で奈良を・人を見つめなおす、良い機会だったと思います。
みなさんとこのような時間を共有する機会をいただけて、私自身も感謝です。
(さとちん)