奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

熱い店主の熱いラーメンに迫る!

2024.03.07 | 授業 | by Staff

奈良市役所の東側にひっそりと佇むこと約25年。
奈良で老舗のラーメン店として知られる「梅光軒」!
そう、その梅光軒が今回の授業「ラーメンを愛し続ける男の物語 ~『梅光軒 奈良店』のルーツに迫る~」の教室です。

熱い店主の熱いラーメンに迫る

そして今回の授業の先生は、この方!
梅光軒 店主の柳 精一(やなぎ せいいち)さんです。
21歳の時にラーメン職人に憧れて単身で北海道に渡り、旭川市で偶然見つけたラーメン店「梅光軒 本店」に、そのまま飛び入りで弟子入りを志願したそうです。
その後、北海道で3年、名古屋市で4年、計7年間の修業を経て暖簾分け。
地元・奈良に戻って、「梅光軒 奈良店」を開業したそうです。

熱い店主の熱いラーメンに迫る

この話を伺ったとき、ワタシは正直ビックリしました。
みなさんも驚きませんか!?
何のアテもツテもない北海道に行き、入ったラーメン店でそのまま弟子入りするなんて・・・なんて行動力がある人なんだ!
ワタシには絶対にできない、無理だ!
本当にそう思ってしまいました( ゚Д゚)

そんな柳さんが作るラーメンはというと、一度食べたらハマること間違いなし!
なんせめっちゃ美味い!
「何か特別なことしてはるんすか!?」とワタシが尋ねると、柳さんは「特別なことなんて何もしてないよ!」「ラーメンを作る工程、見てみる?」「企業秘密なしやで」と語る!
基本に忠実に、シンプルに作られる堪らない味わいの最高の一杯。
これがまさにプロの味!と正直思ってしまいました。

熱い店主の熱いラーメンに迫る

授業では、ラーメンを食べながら、これまでの歩みやラーメンへの熱い思いを存分に伺います。
もちろん企業秘密は一切なしなので、その時に思ったことや疑問に思ったことを、その場で柳さんに聞くことができます!

しっかりときちんと仕事をしている姿を見て、聞いて、味わって、梅光軒のラーメンのさらなる魅力に迫ります!
店主の温かい人柄と最高の一杯で心も体も温まりましょう!!
みなさんの申込をお待ちしております!

熱い店主の熱いラーメンに迫る

※この授業ではお好きなラーメン(醤油・味噌・塩)を注文していただきます。
また追加の実費負担でトッピングも可能です。

申込はコチラ↓
https://nhmu.jp/class/40640

(どすこい)

スパイスカレーと麹からあげの魅惑の世界!

2024.02.22 | 授業info | by Staff

今、奈良はスパイスカレーが熱い!
たくさんのお店がオープンし、しのぎを削っています。
シルクロードの終着点である奈良は日本でのスパイス発祥の地とされており、あの正倉院にもたくさんの種類のスパイスが御物(ぎょぶつ)として納められています。

さて、ならまち界隈を中心に賑わっているスパイスカレーのお店たちとは少し離れた場所に、2023年7月に新しいお店がオープンしました。
「スパイスカレーと麹からあげのお店 ニコト」です。
ここが、3月23日(土)の授業「笑顔を届けるスパイスカレー店 ~体も喜ぶカレーと麹唐揚げ~」の教室です。

スパイスカレーと麹からあげの魅惑の世界

今回の授業の先生は、ニコトのオーナーのチカちゃん。

スパイスカレーと麹からあげの魅惑の世界

そして店長のちーちゃん。
おふたりはとっても仲良しなおしどり夫婦です。

スパイスカレーと麹からあげの魅惑の世界

おふたりの出会いは、チカちゃんの出身地・東京の同じ職場。
ちーちゃんの出身は奈良です。
授業で詳しくお話ししますが、ちーちゃんがチカちゃんのもうひとつの職業に携わる際に作っていた料理がとても好評で、そんなノウハウが今のスパイスカレーに活かされています。

では、まずはお店の紹介から(^-^)。
ニコトはビルの一角にお店を構えています。

スパイスカレーと麹からあげの魅惑の世界

ポップでかわいいデザインがお出迎え。

スパイスカレーと麹からあげの魅惑の世界

店内を拝見すると、カウンター&テーブル席の他にお座敷もあり、ファミリーにとってもくつろぎやすい店内になっています。

スパイスカレーと麹からあげの魅惑の世界

カウンターの上には、スパイスや麹の効用などの説明が。
またまたポップで、めちゃくちゃアートですよね!
誰が書いたのかな?

スパイスカレーと麹からあげの魅惑の世界

それではお待たせしました。
ニコト特製のスパイスカレーを紹介します!
ニコトのスパイスカレーは麹が入っているので、とーってもマイルドで優しい味!
それでいてスパイスはしっかりと感じ、とても美味しくいただけます。
私はカレーにある程度の辛さを求めるタイプなのですが(そうは言っても中辛程度)、ニコトのカレーにはそんなものは必要ございません。
辛さがなくともスパイスの風味が口の中で広がるんです。
それでいて、小さな子どもさんから高齢者の方まで、みんなが食べられる味付けで、おふたりの優しさが表れています。
そして添えてある日替わりの副菜も、これまた美味しいんですよね~。
ご飯のお供に、これだけでも欲しい~^_^;

スパイスカレーと麹からあげの魅惑の世界

さてみなさん、改めてですが、ニコトの店名に「スパイスカレーと麹からあげのお店」と付いているのにお気づきですか?
そう!ニコトはスパイスカレーとからあげの二枚看板なんです!
チカちゃんからいつも「からあげの方もめちゃくちゃ推しです!」と力強くお話しいただくほどご自慢の一品です。
麹を使っているので、とても柔らかく、ジューシーで美味しいですよ!
私も何度かランチを食べに行っているのですが、カレーではなく、からあげプレートを注文した日もあります。
※あ、これ・・・ライス大盛りです(^_^;)

スパイスカレーと麹からあげの魅惑の世界

授業では、スパイスカレーに塩麹からあげをトッピングした、チカちゃん・ちーちゃんお勧めの「麹からあげカレー」をいただきます。

スパイスカレーと麹からあげの魅惑の世界

推しの2品が一度に楽しめますよ~(^^)
そしてそして・・・。
当日ちょっとしたサプライズがあります!
オーナーのチカちゃん、なぜこのような名前なのでしょうか・・・。
ヒントはこれ!

スパイスカレーと麹からあげの魅惑の世界

事前の情報で既にご存じの方もいらっしゃるかなぁ(^_^;)
何かは授業でのお楽しみ!
ひょっとしたらパフォーマンスがあるかも!?

それでは、詳しいお話は授業で。
カレーやからあげのこと、お店のこと、サプライズのことなど、詳しくお伺いしていきますよ!
みなさん、ぜひお申し込みくださいね!
申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/40627

(つて)

「奈良晒(ならざらし)」をご存じでしょうか?

2024.02.10 | 授業info | by Staff

「奈良晒」をご存じでしょうか?
最近は、麻で作られたおしゃれなハンカチや和小物などが奈良のアンテナショップなどに置かれていて、奈良の土産物としての知名度も上がってきています。
高級麻布・奈良晒は、手に取ると、表面は張りのある肌ざわりで、高級感のある質感、独特な風合いが感じられます。
茶道をしている方はご存じだと思いますが、「茶巾」も、この奈良晒で作られていますね。

「奈良晒(ならざらし)」をご存じでしょうか

かつて日本人にとって麻は生活の一部で、特に麻から作られる「麻布」は暮らしに欠かせないものでした。
江戸初期以来、大和の国から産出していた天日晒しの麻布・奈良晒は、「麻の最上は南都なり」と言われたほどの高級品で、奈良を中心に生産された麻布織物ブランドは、僧侶の袈裟用としての需要から始まり、武家や町民の夏衣として広がりました。
16世紀末に晒技術が改良されると、徳川幕府の保護を受け麻産業は急速に発展しましたが、明治維新での武士の消滅による需要の激減や、第二次大戦後のGHQによる大麻規制により、衰退していきました。
今では、少数の団体(家)が伝承のために守っているのが現状です。

3月16日(土)の授業「高級麻布、奈良晒ができるまで ~苧績(おう)みと機織りを実演~」の先生・荻田眞弓さんは、「奈良の伝統文化・奈良晒の歴史を、奈良晒ができるまでの工程を学ぶことで後世に伝え、残していきたい」との思いを胸に抱いています。

「奈良晒(ならざらし)」をご存じでしょうか

荻田さんは帝塚山大学短期大学の文芸学科を卒業。
当時、文芸学科には日本文化史に関する専門科目や「奈良学研究」と題したユニークな科目、なかでも陶芸・織物・染色といった芸術系要素を交えた科目があり、荻田さんはここで織物について学ぶなかで奈良晒と出会い、奈良晒を「大和機(やまとばた)」で織り上げる技法を習得しました。
卒業後は大学で助手として奈良晒・大和機の研究を続けており、現在は母校・帝塚山大学で社会人対象の「織物講座」の講師として織物技術の指導をしています。
さらに、中川政七商店奈良本店の布蔵で、「織り体験」ワークショップの指導もしているそうです。

また、奈良晒の紡績技術の伝承を目的として発足した「月ヶ瀬奈良晒保存会」の会員として、奈良晒の伝統を途切れさせないよう、技の伝承に貢献しています。

今回の授業は、帝塚山大学東生駒キャンパスが教室です。
奈良晒のこと、また奈良晒ができるまでの工程をじっくりお話ししていただきます。

ちなみに、奈良晒には次の3つの工程があります。
1 苧績み(麻糸づくり)
2 織布(大和機で機織り)
3 晒し
授業では、このうち1と2の繊細な作業を、荻田さんが実演してくださいます。

また、帝塚山大学には、大和機以外にも日本各地の機織機(はたおりき)が30機以上所蔵されており、それもご紹介いただく予定です。
楽しみですね。

「奈良晒(ならざらし)」をご存じでしょうか

さらに当日は、帝塚山大学の織物講座を受講した方々の修了展が開催されており、奈良晒の他にも、様々な技法で織られた作品を見ていただくことができます。
帝塚山大学「織物講座修了展」
日時:2024年3月15日(金)から 3月19日(火)
会場:帝塚山大学 東生駒キャンパス 2号館 1階 2101教室
ぜひ、この機会にご覧ください♪
https://www.tezukayama-u.ac.jp/news/2024/315-319/

「奈良晒(ならざらし)」をご存じでしょうか

そしてもうひとつ、荻田さんにお話ししてもらいたいことがあるんです。
それは、荻田さん自身のこと。
荻田さんが持っている物は手作りの物が多く、その一つひとつがとても素敵なのです。
物を大事にして、日々丁寧に生活していることがよくわかります。
「伝統文化を継承する」と「物を大事にする」とは、繋がっているように感じます。

「奈良晒(ならざらし)」をご存じでしょうか

手仕事が好きで、着物や裁縫、染め物などにも興味があるとのこと。
このあたりのことも聞いてみたいと思っています。

荻田さんに「職業は?」と伺うと、「機織りです」と答えられます。
機織りという仕事について、また奈良晒を伝承する数少ない後継者の1人としての気持ちも伺いたいと思っています。
みなさん、ぜひお申込くださいね。

申込はコチラ↓
https://nhmu.jp/class/40520

(さとちん)