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古刹・阿弥陀寺、みなぎる活気の森住職

2024.11.24 | 授業 | by Staff

11月24日の授業「仏教、お寺、お坊さんの現在 ~阿弥陀寺住職の本音トーク~」にスタッフとして従事しました。
先生は、阿弥陀寺住職の森さん。

古刹・阿弥陀寺、みなぎる活気の森住職

個人的なことですが、私の信仰する宗派は真言宗で、幼い頃から般若心経を身近に感じる環境で育ってきました。
が、唱えることはできません。

さて、阿弥陀寺は「南無阿弥陀仏」と唱える浄土宗です。
法然上人が浄土宗を開宗して今年でちょうど850年!
そんな記念の年に授業が実現しました。

正門をくぐると綺麗に整備された境内が広がり、中門をくぐって進むと本日の教室となる本堂です。

古刹・阿弥陀寺、みなぎる活気の森住職

実は、教室は2日前にセッティング済み。
プロジェクターやスクリーン、そして学生さんが座る椅子など多くの準備があったので、「これは当日では間に合わないかも」ということで森さんにお願いをした次第です。
結果は大正解。
本当に事前にやっていて良かったです(^^)

古刹・阿弥陀寺、みなぎる活気の森住職

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください!
「初の奈良ひとまち大学」
https://nhmu.jp/report/41984

さて授業です。
本堂の外陣に入り切らないほどの椅子が並んでいる様は、内陣におられる阿弥陀さまや飾りと相まり、すごく壮観です。
授業が始まる直前、日頃から多くの檀家さんのお相手をされたり、大きなイベント等を催されている森さんも「緊張してきた」とおっしゃっていました。
しかし、そこは住職。
まずは「南無阿弥陀仏」をみんなで10回唱え、いざ授業が始まると何ら緊張感もなく、いつもながらのように仏教の世界へいざなってくださいました。
スクリーンに映し出される内容はすごく分かりやすく、多くの方がうなずきながら話に聞き入っていました。

古刹・阿弥陀寺、みなぎる活気の森住職

仏教・浄土宗・阿弥陀寺についてや「寺子屋 学房」「H1 法話グランプリ」について、住職の日頃のお務めなど多岐にわたりお話をいただき、一通り終わったところでお寺の見学時間となりました。
本日は人数が多いので3班に分かれての見学です。
本堂・客間・悲田院の3か所へ、ひとまち大学のスタッフとともに向かいます。

森さんには客間での解説をしていただきました。

古刹・阿弥陀寺、みなぎる活気の森住職

境内の悲田院は一旦外に出なければならず、ちょうど通り雨が降ってきたのですが、幸いにも阿弥陀さまの救いの手もあり、ほぼ濡れずに済みました。

古刹・阿弥陀寺、みなぎる活気の森住職

見学が終わり再びお話に戻ると、既に終了時間の数分前!
少し時間に慌てましたが、それでも学生さんたちはお話に夢中になり、まさに「時間が経つのを忘れる」状態でした。

最後も最初と同様「南無阿弥陀仏」を10回唱えて授業が終わりとなりました。
森さんが今一番悩み考えている、若者の宗教離れ。
授業に参加した学生のみなさんだけでなく、もっともっと若者たちにも、こうした授業などを通して仏教に関心を寄せて欲しいものです。
森さん、ありがとうございました。

(つて)

歴史あり!未来あり!今を走る古刹と住職!

2024.11.08 | 授業info | by Staff

みなさん、こんにちは。
朝夕は冷え込むことが多くなってきましたね。
これからが秋の観光シーズン本番!
奈良には由緒ある観光名所がたくさん存在しています。
そのなかで、ぜひ訪れてほしい所があります。
それは、ならまちの西端にある阿弥陀寺。
11月24日(日)の授業「仏教、お寺、お坊さんの現在 ~阿弥陀寺住職の本音トーク~」の教室です。

歴史あり

阿弥陀寺の全名は「浄土宗 安養山 阿弥陀寺」と言います。
名前にあるように浄土宗のお寺で、「南無阿弥陀仏」と唱えます。
これを唱え仏さまに感謝すれば極楽浄土に導かれると、確か中学校で習った記憶があります。
今年2024年は法然上人が浄土宗を開宗してから、なんと850年にあたります。
余談ですが、850年前は西暦1175年で、平安時代の末期、平清盛が活躍していた時代です。
そしてその後すぐ平家が滅亡、源頼朝が幕府を開いた鎌倉時代です。
平氏・源氏の世界・・・歴史を感じます。

さて、そんなはるか遠い昔から法然上人の教えが受け継がれてきたこの由緒あるお寺、阿弥陀寺。
「私は宗派が違うから・・・」なんて思わないでください。
仏さまは全ての方を受け入れてくださいます。
観光で神社仏閣を訪れるときは、そんなことは気にされないでしょ?

歴史あり

阿弥陀寺は、ならまちの昔ながらの街並みが色濃く残る静かな住宅街の真ん中に佇んでいます。
正門をくぐると、綺麗な境内が広がります。

歴史あり

阿弥陀寺の本堂・客殿・庫裏・中門は、県の有形文化財に指定されています。
そして左手には有名な悲田院があります。
悲田院とは貧窮者や孤児を助けるための日本最古の福祉施設で、奈良時代に光明皇后(東大寺を建立した聖武天皇の后)が建立したものであり、興福寺内に設けられていたものが焼失し、後に、こちらに再建したとの由緒があります。

歴史あり

境内を進み、江戸時代末期の浄土宗寺院の姿を象徴する中門を越えると本堂が現れ、その前には現在は鐘のない鐘楼堂が構えています。
鐘は戦時に供出となりました。

歴史あり

では本堂へ。
立派な外陣・内陣の奥に阿弥陀さまがおられます。

歴史あり

ここは正面・側面・裏面と、すべての方向から見ることができます。
授業ではじっくり美しさを堪能してください。
また、私、この外陣に、ある動物がいるのを発見しました。
みなさんも探してみてくださいね。

そして、この本堂にはたくさんの仏像が安置されており、しかも間近で見ることができます。
理由は授業で説明しますが、そのなかの有名な仏像のひとつをここで紹介。
「五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゆいあみだぶつ)」です。
何と言っても特徴はこの髪!
他の仏像にはない不思議な髪となっています。
今回は後ろ姿も見ることができます。
見てみたいでしょ?
見るためには授業にお申込ください(^_^)

歴史あり

本堂を離れ客殿へ。
ここには国の重要文化財指定「絹本著色観経十六観相図(けんぽんちゃくしょくかんきょうじゅうろくかんそうず)」が掛けられています。

歴史あり

今回の授業の先生は、阿弥陀寺住職の森圭介さんです。

歴史あり

森住職は、学生時代や英会話講師時代、そして現在を通しての人生観から、いつの時代も「学び」「考える」ことの重要性を説かれています。
古くからお寺は「学び」を得る役割を担ってきました。
それは現代も変わることはないという強い信念のもと、現在は子どもたちの学びの場として「寺子屋 学房」を開き、日々子どもたちへの勉学指導に取り組んでいます。

歴史あり

また森住職は、近年の若者の仏教(宗教)離れを危惧し、仏教への関心を高めてもらえるよう、様々な行事やイベントにも積極的に取り組んでいます。
特に、若者の興味を惹きつける一手となる今話題の「H1法話グランプリ」の実行委員長も務められました。

と、紹介はここまで。
授業では森住職から、今お伝えしてきたような内容や阿弥陀寺のこと、仏(浄土宗)の教え、境内を見学しながらの建物や仏像についての解説、寺子屋学房・H1法話グランプリについてなどの貴重なお話を伺います。
また、今後の活動や奈良への熱い思いも語っていただきます。

ぜひ850年の悠久の歴史に触れ、時代を経た阿弥陀寺の現代の姿を、見て聞いて感じて楽しんでください。
お申込、お待ちしております。
申込はコチラ↓
https://nhmu.jp/class/41748

(つて)

嵐のなかでも楽しい授業でした

2024.11.02 | 授業 | by Staff

2~3日前からお天気の様子が芳しくないということで、11月2日の授業「奈良発祥の武道、宝蔵院流槍術とは ~女性初の『目録』授与者、あらわる~」は開催できるのかどうなのかと、ドキドキしながら当日を迎えました。
午前中は、どんより曇り空。
でも雨は降っておらず、予報では14時から16時ごろが雨のピークとのこと。
ちょうど授業時間中に大雨になる可能性が高いのですが、気象警報は出ていないし、楽しみにしている方も多いとのことで、開催決行となりました。

結局、13時過ぎに気象警報が発令されたのですが、学生のみなさんは全員が遅刻することなく教室に来られ、時間どおりに授業がスタートできました。

授業の様子は、「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「深淵なる時空間」
https://nhmu.jp/report/41944

初めに、宝蔵院流高田派槍術 第22代流派代表から、「宝蔵院流槍術」の歴史を伺いました。
お話を聞いていると、奈良発祥の武道をもっと知ってもらいたい、広く伝えていきたいという、代表の強い思いが伝わってきました。

嵐のなかでも楽しい授業でした

その後、奈良宝蔵院流槍術保存会の方々による演武の披露、技の解説、そして学生のみなさんに槍の持ち方や技のかけ方などの体験をしていただくことができました。
今回の授業の先生である小松令和(りか)さんとの打合せの際に、「授業では学生のみなさんに少し槍を持って体感してもらいたい」とお伝えしたところ、しっかりと体験できるように取り計らってくださったのです。
奈良宝蔵院流槍術保存会のみなさん、ありがとうございました。m(__)m

嵐のなかでも楽しい授業でした

休憩を挟み、小松さんのお話は、先ほどとは違いゆったりと和やかな雰囲気で始まりました。
演武や体験では槍と槍がぶつかる音や代表の熱のこもった指導など、いい意味で緊張感がありましたが、小松さんは「こんな楽しいことを奈良でやっているのよ!聞いて!聞いて!」というような語り口で、学生のみなさんの心を鷲掴みにした感じです。

嵐のなかでも楽しい授業でした

ご自身がどういうものに興味を持って学んできたのか、現在は奈良での生活をどんなふうに楽しんでいるかなど、おもしろいお話が満載でした。
雅楽に力を入れて活動していたり、歴史好きでボランティアガイドの会に所属していたりってことは聞いていましたが、ベジタリアンで自ら野菜も作っているという話はこの時初めて知りました。
引き出し多いなぁ。
嵐のなかでも楽しい授業でした

学生のみなさんにも自己紹介をしていただき、体験の感想を伺ったところ、「槍はとても重たかった」「技によっては怖いイメージ」「『相手の槍を自分の槍でかわせる』と先生の説明ではわかるが、いざ目の前に槍の先が見えると恐怖」という声が出ました。
それでも体験できたことがとても良かったという意見が殆どでした。

嵐のなかでも楽しい授業でした

小松さんは、「身体が形を覚えてしまえば、必ずその位置に手が上がるようになる。覚えるまで何度も何度も繰り返し鍛錬することが大切」、また宝蔵院流槍術について「社会的に常識をもち倫理観もある人たちの集団だということ、また女子だからと遠慮をしないところが魅力」と語っていました。
「目録」を授与されたことについては、「その審査を受けるための資格」を得なければならず、それが大変だったとのこと。
次の「免許皆伝」まであと10年はかかるだろうとのことで、長い鍛錬の道のりの末にいただけるものなのですね。

嵐のなかでも楽しい授業でした

最後に、宝蔵院流槍術について、ご自身の立場としては、「免許皆伝」の取得のために鍛錬し、また若い方々への指導にも力を入れながら、流派の広がり・発展のために尽くしたいと語られました。

授業が終わっても小松さんの周りには学生のみなさんが集まり、賑やかにお話の花が咲いていました。
たくさんの引き出しをお持ちの小松さんに、次はどんな授業をしてもらおうかなと思案しています。

(さとちん)

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