奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

こんなにあったかい工務店が奈良にある!

2021.07.18 | 授業info | by Staff

8月29日(日)の授業「奈良の『古き良き』を引き継ぐ ~リフォームに思いをこめて~」のご案内です。

私が今回の授業の先生である松谷亮平さんと初めてお会いしたのは、2年前のことです。
勤務する公民館でDIY講座を企画したとき、講師をお願いしたことがきっかけでした。
もともと他の公民館で親子対象のDIY講座をされていたことを知り、声をかけさせていただいたのです。

こんなにあったかい工務店が奈良にある

第一印象から、すごく話がしやすく、聞いてもらいやすく、講座の打合せはそこそこに、松谷さんのお仕事の話や住んでおられる地域での活動の話など、調子に乗って長時間お話しさせていただきました。(^-^;
私自身、建築関係のお仕事について話を聞く機会はなかったし、自分が日頃関わることがない世界のお話って、特に興味が沸くものじゃないでしょうか?

こんなにあったかい工務店が奈良にある

そして、このとき特に印象に残ったこんなお話がきっかけで、奈良ひとまち大学の先生をお願いすることになりました。
それは、「地域がもっと元気になるにはどうしたらいいのか」ということを考えておられること。
今、高齢化や担い手不足などで、自治会などの地域組織がどんどん衰退していく傾向にあるけど、本当にそれでいいのかということを真剣に考えておられました。

「若い人に地域活動に参加してもらうためには、どんな組織づくりをしたらいいのか」
「Zoom会議をもっと取り入れていけばいいんじゃないか」
自分がこの地で一生過ごしていくのに、地域が寂れていくのはすごく悲しい。
自分の子どもたちにもこの地域を残していきたい。
どこの地域も多かれ少なかれ高齢化・空き家問題はある。
こんな仕事をしているんだし、何か役に立つことができるんじゃないか。
指をくわえているだけでは何も変わらない。
そんな思いから、松谷さんは、ご自身の仕事を活かして地域の公民館や事務所の一室でDIY講座をしたり、地域の役を引き受けたりなど、実際に行動に移しているそうです。

こんなにあったかい工務店が奈良にある

話をしていくうちに、この思いは松谷さんの仕事への思いから派生していることなんだと感じました。
また、率直に、「こんな人が考えてくれる家や店舗っていいなぁ」と思いました。
仕事へのこだわりやリフォームに対する思いについては、授業をする前にあんまり書き過ぎるとよくないので、授業でしっかり聞いていただきたいと思います。(^-^;
きっと、私が感じた仕事から派生していった地域への思いがお分かりいただけるかと思います。

こんなにあったかい工務店が奈良にある

授業は建築事務所で行いますが、作業場の見学もさせていただきます。
「こんなにあったかい工務店が奈良にある!」「こんな人が奈良にいる!」というのを体感しに来てください!
お申込み、お待ちしています!!
申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/36138

(おーちゃん)

すべては奈良公園の鹿たちのために

2021.07.13 | 授業info | by Staff

どうも、“よっしー”です!
みなさんは、7月下旬にあるイベントをご存じですか?
オリンピック?
いえいえ違います!
私たちが住む奈良で行われるイベントです!!
答えは・・・6月に生まれた奈良公園の子鹿の「公園デビュー」です!

6月は鹿の出産シーズンとなっていて、この時期、人と鹿とのトラブルを防ぐため、妊娠しているお母さん鹿を「鹿苑」に保護しているそうです。

すべては奈良公園の鹿たちのために

生まれた子鹿は、生後2~3週間は草むら付近で隠れて過ごす習性があるため、子鹿は鹿苑内のサイコロのようなブロックのなかで休むんだそうです。
子鹿たちが鹿苑を卒業して、広い奈良公園を走り回る姿を見るのが楽しみですね。

すべては奈良公園の鹿たちのために

そんな子鹿たちも気をつけなければならないのが、人間が落としていったゴミ。
大人の鹿でも食べてしまうのに、子鹿なら美味しそうな匂いのする飴などのビニールの包みなんかは、真っ先に食べてしまいそうですよね。
当然ですが、ビニールは消化できないので、お腹の中に溜まってしまいます。

子鹿たちはもちろん、奈良公園の鹿が安心して暮らせるようにと活動している方たちがいます。
それが7月31日(土)の授業「奈良公園ゴミゼロプロジェクトって? ~全国で話題のチャリティー活動~」で先生を務めてくださいます、「奈良公園ゴミゼロプロジェクト実行委員会」のみなさんです!

すべては奈良公園の鹿たちのために

ほぼ毎月、「奈良公園ゴミゼロウォーク」と題した清掃活動を行ったり、顔ハメパネルなどを作製したりして、奈良公園のゴミゼロをめざした啓発活動をしています。
顔ハメパネルは子鹿公開などのイベント等にも設置しているそうで、多くの方が写真を撮っているそうです。
ちなみに、この顔ハメパネルの絵を描いたのは、過去に奈良ひとまち大学で授業をしてくださった紙芝居作家の中谷有香さんなんです!
もしかしたら、授業でお会いできるかもしれませんよ!

すべては奈良公園の鹿たちのために

授業では、実行委員会の結成から現在までの話や、実行委員会が最終的にめざすものは何かといった話をお聞きします。
奈良公園にポイ捨てされるゴミをなくすにはどうしたらよいか、一緒に考えませんか。
みなさまのお申込、お待ちしております!

(よっしー)

おとなの部活

2021.07.07 | 授業info | by Staff

梅雨本番といった天気が続いている今日この頃。
ツバメが低空飛行でサッと横切るのを見かけます。
天気のことわざで「ツバメが低く飛ぶと雨」とあるのも納得です。

さて、7月25日(日)の授業「平城宮跡で眠る6万羽のツバメのこと ~ツバメのねぐら入りを見に行こう~」のブログ、第2弾です。
今回の授業の先生である、「奈良ツバメねぐら研究部」の活動について紹介します。
ブログ第1弾「平城宮跡の夏の風物詩って?」もご覧くださいね♪
https://nhmu.jp/blog/info/15801

野鳥の観察会などで顔を合わせる機会がたびたびあり、意気投合して一緒にツバメのねぐら入りの観察をするようになった奈良ツバメねぐら研究部のみなさん。
授業の打合せも兼ね、5月下旬の活動日にお邪魔しました。
こちらは全部員の集合写真。

おとなの部活

いつもこんな感じで観察なさっているそう。

おとなの部活

みなさん、とっても気さくで、観察中もいろんなことを教えてくれます。
「あれは、オオヨシキリ。『ギョギョシ、ギョギョシ』って鳴いてるでしょ。」

おとなの部活

「あっ、カッコウの鳴き声が聞こえる!!高原みたいな涼しいところにいる鳥だから珍しいんだよ」などなど。
ツバメはもちろんのこと、野鳥や自然を愛する人たちが集って、楽しみながら活動している様子。
まさしく、おとなの部活です。
ツバメのねぐら入りまでご一緒しました。
その日のねぐら入りは約50羽。
例年の同じ時期と比べるとかなり少なかったみたいですが、私にとっては初体験。
ツバメが上空をすばやく旋回し、いつしかねぐら入りする様子を見ることができて、ちょっと興奮しました。
カメラに収めようと頑張りましたが、目で追うのに精いっぱいでした。

おとなの部活

6月上旬、個人的に再チャレンジじゃ!と独りで平城宮跡へ。
すると、なんと部活中のみなさんに遭遇し、またまたご一緒しました。
今回、カメラを手に頑張った結果がこれ。
よーく見たら写ってるのがわかるかな・・・といったレベル。
しかも、ツバメだけでなく、コウモリも写ってるかも。とはいえ、私の頭上や真横から風を切って飛ぶツバメの姿に、テンションが上がりました。

おとなの部活

夕方から夜になるまでの間、平城宮跡でツバメたちを待ちながら過ごす時間は、さまざまな鳥や虫の鳴き声が聞こえ、慌ただしい日常を忘れさせてくれるひとときでした。
こんな街中近くに豊かな自然があり、動植物が共生できる場所があることを改めて体感する機会になりました。
そして、こちらは昨年夏から新たに取り組んでいる活動です。
家や職場などの近所で平城宮跡に向かうツバメを観察してもらって移動のルートを探ろうと、ツバメの情報を広く呼びかけることにしたそう。

おとなの部活

きっかけは、コロナ禍により、大人数での観察会が軒並み中止になったことだそうです。
この活動は、NPO法人バードリサーチ調査研究支援プロジェクトの2020年度支援先調査・研究プランに選定されています。
詳しくはこちらをご覧ください。
「世界遺産平城宮跡で寝るツバメはどこから集まって来るのか ~6万羽のねぐら入りのルートを探る~」
https://www.bird-research.jp/1_event/aid/plan/BR-aid2020002.pdf

授業は、前半は平城宮いざない館で「座学」、後半は現地に移動して「ねぐら入りの観察」の2部構成です。
授業自体は19時で終了しますが、ねぐら入りはまだまだ続くとのこと。
お時間がある方は、先生と引き続き観察していただくことが可能です。
この授業は、ツバメのねぐら入りを通して奈良の知られざる自然に触れ、奈良の新たな魅力を体感できる絶好の機会です。
特に奈良好きのみなさんに、平城宮跡の夏の夕暮れを、ぜひ肌で味わってほしいです。
お申込み、お待ちしています。

お申込みはこちら↓↓
http://nhmu.jp/class/36023

追伸:
ツバメのねぐら入りですが、少しずつ数が増えてきたそうです。
授業当日、たくさんのツバメたちが遊びに来てくれますように。

(なさ)