奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

ニットとおむすび

2021.11.19 | 授業info | by Staff

奈良きたまちには、のんびり歩きながら、お店に立ち寄ったり美味しいものを食べたりできるスポットが点在しています。
ここ数年、さまざまなお店がオープンしていて、久しぶりに行くと新たな発見があり、楽しみな場所でもあります。
ものづくりの人たちが多いエリアだと、個人的に感じています。

12月25日(土)の授業「手仕事から生まれるふんわりニット ~好きなことを仕事にするということ~」の教室「いとみち」も、そのひとつです。

ニットとおむすび

アトリエ内は、白を基調としたシンプルな設(しつら)え。
柔らかな雰囲気に包まれて、とても居心地がいい場所です。
自らDIYでリノベーションしたところもあるそうで、天井や壁面には和紙が貼られていて、温かみがあって素敵なんです。

ニットとおむすび

いとみち店主の中村美里さんが手掛けるのは、ニットとおむすび。
ニットといっても、既製品の毛糸で編むのではないのです。
海外の羊毛を自ら紡いで毛糸にしたものを使います。
その国の気候や風土によって毛質が異なるそうですよ。
基本は染色もしないので、白やグレー、茶色など、羊そのものの色だそう。

ニットとおむすび

手間暇かけてできあがる毛糸は軽くて温かくて、触っているだけでも幸せな気持ちになれます。
作りたいものを自分で製図し、棒編みで編まれたニット作品の数々。

ニットとおむすび

どれも肌触りがよくて手作りならではの温かみがあり、心地いいからこそ、雑に身に着けてはいけないような気持ちになります。
ちなみにこれはネックウォーマーです。

ニットとおむすび

竹の皮に包まれたおむすび。

ニットとおむすび

まっくろくろすけな真ん丸おむすびです。
口の中でふわっとほどけて、滋味深くて、とっても美味しいおむすびなんです。
私が初めて口にしたのは、奈良オーガニックマーケットにて。
昔話の世界のような可愛いビジュアルとおむすびの中の意外な具の組み合わせに驚き、感激したのを覚えています。

ニットとおむすび

そんな素敵なニットとおむすびを作る、今回の授業の先生・中村さん。
最初は社会人生活と並行して、お店に自分のニット作品を置いてもらったり、イベントに出店したり、経験を積み重ねたそう。
独り暮らしをするようになってか手仕事の楽しさに目覚め、自らお味噌や梅干しを仕込むようになったのがきっかけとなり、イベントにおむすびで出店したら評判になったそう。
好きなことを仕事にしたい、好きなことで自立したいという気持ちがどんどん強くなり、2020年から専念するようになった中村さん。
授業では、これまでのこと・これからのことを伺います。
また、羊毛から糸車で糸を紡ぎ、毛糸になるまでの様子も見せてもらいます。
土鍋で炊いたお米をむすんだ真ん丸おむすびのお土産つきですよ。

手仕事のものが好きな人、好きなことを仕事にしたい人におすすめの授業ですので、ぜひお申込みくださいね。
お申込みはこちら↓↓
http://nhmu.jp/class/36629

ニットとおむすび

(なさ)

「きたまちといろ」に出店します!

2021.11.17 | 広報課 | by Staff

奈良は今、秋真っ盛りです。
奈良市内の各所で、さまざまなイベントが開催されています。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため延期となっていたイベントも、続々と開催されています。

11月22日(月)~28日(日)の「きたまちといろ」も、今夏に予定していたイベントです。
時期の変更を余儀なくされましたが、開催されることになって良かった良かった。。。

きたまちといろの期間中は、奈良きたまち一帯でさまざまなイベントが目白押し。
「といろ」は「十色」そして、「と、色」。
きたまちを彩る色=color=個性をイメージして作られたロゴ、とってもかわいいです。

「きたまちといろ」に出店します!

奈良ひとまち大学は、「といろ市」に1日だけ出店します!!
日時は11月24日(水)10:00~17:00、場所は「奈良公園バスターミナル」の2階です。「きたまちといろ」に出店します!

といろ市は物販やワークショップが中心なのですが、私たちは展示での出店となります。
チラシと一緒にちょっとしたものをお渡しできるよう準備中なので、お楽しみに♪
奈良ひとまち大学で授業をしていただいた先生方も多数出店するので、ぜひ足を運んでくださいね。

「きたまちといろ」に出店します!

きたまちといろの個人的なおすすめは、「きたまち宵あかり」です。
11月21日の授業「シェアスペースでできること ~奈良きたまち『まほろし』の可能性~」の先生・たかはしみちよさん考案のランタンが、奈良公園バスターミナル屋上にて灯ります。

「きたまちといろ」に出店します!

※ひとまちブログ「きたまちだからできた場所」でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
https://nhmu.jp/blog/info/16111

奈良ひとまち大学が出店する11月24日(水)はきたまち宵あかりがある日なので、ぜひ、そちらも併せてお楽しみくださいね。
みなさんのお越しをお待ちしています。

(なさ)

映えまくる秋の奈良

2021.11.14 | 授業 | by Staff

今日の授業「Nara観光コンシェルジュの奈良案内 ~とっておき『映え』スポット、教えます~」では、Nara観光コンシェルジュの松原純さんに、奈良の映えスポットを案内していただきます。
出発場所は、奈良の待ち合わせ場所の「テッパン」である「行基さんの噴水前」。
「じゃあ行基前で集合な!」は、奈良民の合言葉でございます。

映えまくる秋の奈良

そんな場所で受付の準備をします。
先生の松原さんが到着されました。
あら、軽装ですね・・・。
秋が深まり冷えを感じるなかでの外歩きだと覚悟していたため、奈良ひとまち大学と書かれた緑色のパーカーをしっかり着込んでいた私ともう1人のスタッフは、思わず顔を見合わせたのでした。

映えまくる秋の奈良

この日はきれいに晴れたので、歩いていると暑くなってきました。
さすがコンシェルジュ・・・。

さて、みなさんが揃ったので出発です。
授業の様子は「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「奈良のまちの歴史と紅葉散策」
http://nhmu.jp/report/36879
「Nara観光コンシェルジュの奈良案内に参加しました」
http://nhmu.jp/report/36919

行基さんの噴水前から、ひがしむき商店街に入り、興福寺へ向かう坂道を登ります。
五重塔が見える辺りで、青空講義スタート。

映えまくる秋の奈良

奈良を中心とした日本史の振り返り。
今日のために特製資料を用意いただきました。
「奈良ってほんっっとに、すごいところなんですよ!」との松原さんの熱弁に、道行く人も「なになに?」と、思わず引き込まれそうになっていました。

興福寺の南大門跡へ移動。
五重塔は来春から120年ぶりの大規模工事に入るため、見逃すとあと10年間は姿が拝めなくなります。
3月頃に桜とともに撮れるかどうか・・・!
学生のみなさんは熱心にカメラやスマホを向けていました。
三条通を渡り、どこかの門を我が家のように開けて入っていく松原さん。
「え、どこ行くんですか?」と追っていくと、「こちらも興福寺なんです!」とのこと。
どういうこと??
こちらは、菩提院。
興福寺の子院にあたります。
銀杏の黄色が美しい!
木の下にお地蔵様が並んでいて、とっても絵になる~~!!
ここで、御堂と銀杏の木を例に、映える撮り方ポイントを解説いただきました。
重要なのは、光と見方。

映えまくる秋の奈良

見せたいものに対して光がどこから当たっているか、下から見るなど普通に見ないところを撮ることなどがポイントだそうです。
Twitter担当のスタッフは、その教えを聞いて早速実践。
「あれ、どこ行った?」と思ったら、離れたところからめちゃくちゃかがんで連写していました。
負けちゃおれんと私もデジカメでいろいろ撮りましたが・・・映える写真になっているでしょうか?

その後、菊水楼の前へ。
こちらでも解説。
楠木正成と関係があるなんて知らなかった~。

映えまくる秋の奈良

さらにまっすぐ進んで、春日大社の一の鳥居を抜け、どんどん進ま・・・ず!
「右手をご覧ください!この切り株!」
景色に溶け込んでいて分からなかったのですが、説明してもらって気づきました。

映えまくる秋の奈良

ご神木の松の切り株とのことです。
見逃しがちなスポットのようで、学生のみなさんからも「何回も通っているのに気づかなかった!」との声がちらほら。

他にも・・・
おんまつりで神に舞を奉納する「芝居」の語源が感じられる場所
奈良国立博物館の建物から分かる歴史
東大寺南大門の天井の高さと仁王像の横にいる日本最古の狛犬
東大寺七重塔跡近くの桜スポット
吉城川沿いの紅葉ポイント
鹿を撮るならこの季節がベスト
・・・などなど、1つに対して1つの講座ができるくらいの濃い内容を、ギュッと凝縮して案内いただきました。
「本当はいくらでもお話ししたいですけど、そうなると1ヶ所で2時間以上は要るので・・・」だそうです。

映えまくる秋の奈良

さすがコンシェルジュ!
奈良のことを語り出すと、話題の豊富さが底無しです。

そして最終目的地である吉城園に到着。
園内は、前日に少し雨が降って湿気を含んだ苔と、落葉した紅葉が一面に広がっていて大変美しいです!

映えまくる秋の奈良

松原さん曰く、「奈良のいいところは、伝統と自然が絡んでいるところ」。
美しい自然と歴史を感じる建造物が一緒に撮れるスポットがたくさんあるのは、奈良ならでは。
観光コンシェルジュの親しみやすく分かりやすいお話で、秋の奈良を満喫することができました。

(もりぞー)