奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

焙りたて珈琲ってどんな味?

2017.12.17 | 授業 | by Staff

12月17日(日)、授業「カフェになった老舗漢方薬局 ~非日常空間でコーヒーを味わう~」に参加しました。
天気予報は曇りでしたが、晴天に恵まれ、そこまで寒くもなく、良い授業日和になりました。

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください。
「美味しいコーヒーで心も身体もあったかに」
http://nhmu.jp/report/29415

焙りたて珈琲ってどんな味_1

さて私“もじゅ”は、珈琲といえばインスタントでもドリップでも、ブラックから甘いカフェオレまで、何でもいけちゃう雑食(飲?)系。
1日最低3杯は飲まないと手足が震え・・・たりはしませんが、けっこう口さみしくなっちゃうカフェイン中毒気味な私です。

いつもは朝に必ず珈琲を1杯飲んで仕事モードに切り替えるのですが、授業当日は珈琲焙煎体験や市販の珈琲と焙煎した珈琲を飲み比べたり、さらに焙煎したての豆を食べる体験もできたりするというので、これはなんとか朝の珈琲は我慢して、今日は「奈良で初めてコーヒーを焙煎から愉しめるお店」轉害坊(てんがいぼう)で、いつもとは<一味違う>珈琲を味わってみたいと思います。

焙りたて珈琲ってどんな味_2

珈琲好きとは言えども、基本インスタントで充分な私としては、飲み比べて味の違いを感じることができるか多少の不安もあり、楽しみでもあり・・・ど~なることやら。
また、「挽きたて珈琲」というのはよく聞きますが、焙りたてというのは初めてですし・・・、「生豆(きまめ)」という焙煎する前の状態を見るのも初めてです。

これが生豆。
焙りたて珈琲ってどんな味_3

白っぽい色をしているんですね。
これを焙煎したら、よく缶コーヒーとかのデザインにもなるあの黒っぽい色の豆になります。

焙煎をすると、珈琲の酸味が立ち込めます。
焙煎の様子を書くと長くなるので、ひとまちブログでご確認ください。
「焙りたてコーヒーを楽しもう」
https://nhmu.jp/blog/info/12470

焙りたて珈琲ってどんな味_4

焙煎直後の豆を食べさせてもらいました。
「カリッ。」
食感は、節分の豆って感じでしょうか・・・。
味は苦いのは最初だけで、わりとあっさりとした感じ。
さすがに年の数ほどは食べられませんが(笑)。

そして、ついに市販のドリップ珈琲と焙りたて挽きたての珈琲の飲み比べです。

焙りたて珈琲ってどんな味_6

まずは市販のドリップ珈琲(左)。
・・・うん、期待を裏切らない、いつもの味。

そして、焙りたての珈琲(右)をひと口。
・・・あれっ?意外な味。
もっと濃いのかと思った・・・。
まろやかというか、高級なお茶をいただいているような感覚。
市販の珈琲はオリジナルな苦味がすぐにグッときますが、轉害坊の焙りたて珈琲は、飲み口はソフトですが、口の中にじんわりと濃厚な味と香りが広がっていく感じ。
まさに、前者は朝の忙しい時間にササっと飲む珈琲、轉害坊の珈琲は、まったりと珈琲を味わいたいときにいただく「ごちそう」っていう感じでしょうか。

焙りたて珈琲ってどんな味_5

さて、冒頭の不安は・・・味覚が鈍っていないかどうかもそうですが、私の乏しいボキャブラリーで味の違いを表現できるのかも不安だったのです。
違いは伝わったでしょうか。
まさかこんなにも違うなんて・・・オドロキです!
ちなみに学生のみなさんは、体験の後、珈琲とスイーツをいただきました。

焙りたて珈琲ってどんな味_7

授業の最初のお話の部分で、今回の授業の先生である大澤さんは、代々続く漢方薬局だった建物がカフェに変わっても、先祖の伝統を受け継いで経営し、健康で心豊かに、楽しいカフェで「感動」という薬を提供していきたいとおっしゃっていました。

焙りたて珈琲ってどんな味_8

つい十数年前ぐらいまでは、「珈琲は飲むとガンになる」とか悪い情報もあふれている時期もありましたが、今では実は身体に良いものだということが定説になって来ましたね。
大澤さんが提供する珈琲やスイーツは、まさにそれを体現するような身体に優しいものです。
またいつか、今日の大澤さんの素敵なおもてなしを思い出して、非日常な空間で時間を忘れて薬のように優しい珈琲を味わう贅沢な時間を過ごしに来たいと思いました。

(もじゅ)

2両連接バス「華連」に体験乗車できました

2017.12.16 | 授業 | by Staff

12月16日の授業「みんなの、いつものバス会社 ~奈良交通のこれまでとこれから~」に従事してきました。
教室である奈良交通株式会社平城営業所は、以前に勤務していた平城東公民館の近くで、前の道を「中はどうなっているのかな?」と思いながらよく通っていました。
普段なかなか入ったりすることのない場所が教室になっている時は、スタッフとして従事するのも楽しみです。

2両連接バス「華連」に体験乗車できました_1

お天気を心配していましたが、雨はまだ少し先になりそうでした。
寒いなか、学生のみなさんは、バス・電車・タクシーなどで続々と集まって来ます。
欠席連絡をいただいた方以外、全員出席なのは、従事していて嬉しいことです。

2両連接バス「華連」に体験乗車できました_2

授業の内容は「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「軽やかで逞しい、バスの世界の奥深さ。」
http://nhmu.jp/report/29797

授業では、特に安全への取り組みについて熱く語られたので、これからも安心して奈良交通バスに乗れそうです。

2両連接バス「華連」に体験乗車できました_7

室内での授業の後、運転手さんの乗車前の点検作業などを見学させていただきました。
バスの点検も多くの項目があり、ひとつひとつ丁寧です。

2両連接バス「華連」に体験乗車できました_10

バスに乗って洗車機の中を通過しました。
右を見たり左を見たりで忙しいです。
車体が水洗いされ、さっぱり綺麗になりました。

2両連接バス「華連」に体験乗車できました_4

次は2両連接バスの見学です。
良く目立つ黄色の車体で、横には丘を駆け上がるところをイメージした鹿が描かれています。
朝のラッシュ時など、駅に着いたら通勤通学の方がすぐに降りることができるよう、扉が大きく作られています。
2両合わせて130人も乗車できるとは驚きです。

2両連接バス「華連」に体験乗車できました_9

所長さんの特別な計らいで、急遽、体験乗車をさせていただくことになりました。
前の車両に乗ったり、後ろの車両に移ったりしながら、みなさんたくさん写真を撮っています。

2両連接バス「華連」に体験乗車できました_5

電車の連結部分とは違い、大きくカーブするところなど、初めての乗り心地でとても楽しかったです。

2両連接バス「華連」に体験乗車できました_11

最後に、みなさんで記念撮影です。
スタッフとして行きましたが、私もとても良い体験をさせていただきました。
ありがとうございました。

2両連接バス「華連」に体験乗車できました_8

(ぼちぼち)

学びの力を深めるために~高知で見たモノ、聞いたモノ~

2017.12.15 | その他 | by Staff

ここは南国、土佐!
初めての高知です。
イメージは坂本龍馬とカツオのたたき!

学びの力を深めるために_1

青い空に土佐を代表する3人の志士の像も映えるではありませんか。

学びの力を深めるために_2

11月11日、全国のコミュニティカレッジ(市民大学)が一堂に会して意見交換を行う「コミュニティカレッジバックステージ in 高知」が行われ、奈良ひとまち大学からは“かっぱ”とわたくし“せとやん”が参加しました。

学びの力を深めるために_11

この広い日本各地で、地域を盛り上げるために何かできないかなと思っている人は本当に多いと思います。
いろんな制度や取り組みがあるなかで、地域のなかでの学び、生涯学習をテーマとした「コミュニティカレッジ」という形で思いを実現している方たちも今、多くなっています。
そんな人たちが1年に1度集まり、意見や情報の交換をし、横のつながりを作って、活動をさらに豊かに、より良いものにしていこうというものが「コミュニティカレッジバックステージ(CCB)」です。
今回で3回目のCCB。
2015年は兵庫県神戸市、2016年は千葉県柏市、そして今年2017年は高知県高知市での開催となりました。
CCBがどんな模様だったのか、簡単ですがレポートさせていただきますね。

さて、会場は高知県立大学。
高知城のほど近くです。
今回のホストは「土佐志民大学」のみなさんです。

学びの力を深めるために_12

まずは「コミュニティカレッジの可能性と未来について」というテーマで、土佐志民大学・神戸モトマチ大学・柏まちなかカレッジ・信州アルプス大学のトークからスタートしました。

学びの力を深めるために_4

*人間は生きる上で何かを学び続けている、その場所を作っていくのがコミュニティカレッジ。
*何かをやりたいのに発揮する場所がないという人のために。
*学びたいことを学びたい人が学ぶ場、教えたい人が教えることができる場である。
・・・という話が繰り広げられました。
普段使わない部分の脳みそがバンバン刺激されまくりです。
もっと、地域に対して自分にできることはないか。
奈良ひとまち大学のスタッフとして私に何ができるんだろうか?と考えさせられました。

その後グループに分かれてのワーク。
先ほどのトークを聞いて何を感じたか?自分の考える「コミュニティカレッジの可能性と未来」とは?をグループで共有します。

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コミュニティカレッジのスタッフは、普段は別のお仕事をされている方、学生さんなど、さまざまな立場の方ですが、活動の場は違えど「学び」という志は同じ私たち。
私の入ったグループでは、「続けることの大切さ」が話し合われました。
もちろん続けていくうえで金銭的・場所的なものなどいろいろな困難はありますが、「自分たちが楽しまないと続かない」。
「そうそう!そうですよね~~!」と膝を打ちまくって、午前中は終わりとなりました。

さて、お待ちかねのお昼ごはんです!

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用意されたのは高知の特産品がふんだんに使われたお弁当。
そして、ランチタイムを兼ねて「土佐茶ワークショップ」も行われました。

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お茶の淹れ方を教えていただき、産地のことを勉強して用意された数種類のお茶を飲み比べ。
各テーブルに置いてある「土佐茶」のミニ旗に、高知の人たちの土佐茶への愛を感じます!

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美味しいお弁当とお茶を楽しんだ後、午後の部がスタート。
まずは分科会。
信州アルプス大学と交野おりひめ大学のお話を伺います。

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それぞれの立ち上がりの経緯や活動内容、今後の課題などを中心にお話ししていただき、分科会に参加したメンバーとの意見交換が進みます。
広報についての悩みや、集客はどうしているのか、そして何より続けるには楽しいことが大事・・・と、みなさんの意見が飛び交い、あっという間に分科会も終了。
そして、再び全員が集まりグループトーク。
CCB最後のセッションです。
午前・午後のセッションを経て、自分が考えたこと、今後それぞれの活動で活かせそうなことをグループで共有し、発表します。

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こういうところに行くと思わずテンションが上がって、まわりのすごい人たちに圧倒されて自分のキャパ以上の「○○やります!」と言ってしまいがちなんですが・・・(はい。経験ありです・・・。そして自らつぶれていく・・・)。
「やれることをやる」
これ以上のものはないんじゃないかなと、強く思いました。
でも、やれないことにまったく手を出さないわけではなく、誰かの力を借りることでできることは増えます。
その「誰か」は、同じスタッフであり、授業を受けてくれる学生のみなさんであり、授業を受け持ってくれる先生、そして今回CCBで同じ時間を過ごすことができた全国の方々なのかもしれません。
背伸びをし続けるとつらいけど、助けを借りた肩車なら見える景色も変わってきます。
1歩は小さくても、歩き続けると景色は変わっていきます。
立ち止まらずに、楽しみながら進むことが今の自分にできることだ、と考えることができました。

学びの力を深めるために_13

今回、素晴らしい時間を過ごせたことに感謝しています。
お世話になった土佐志民大学のみなさん、CCBの参加者のみなさん、そして送り出してくれた奈良ひとまち大学のスタッフ、本当にありがとうございました!

(せとやん)