夕闇迫るならまちにて
2015.12.19 | 授業 | by Staff
冬のならまち界隈は17時を過ぎると人もまばらで、昼間の賑わいが嘘のようです。
まして冬至をひかえた12月19日は、あっという間に暗くなってきました。
受付の準備が整い、奈良町資料館館長の南さんに紹介していただき、3階にある若草の間(ここでお話を聞く予定)の下見をさせていただきました。
迷路のようなお部屋が続いています。
何か違う世界に来たような感じが、学生のみなさんにとってもまたレトロで楽しみなことだと思いました。
南館長は着物をアレンジした服を着ておられて、奈良町資料館にピッタリな雰囲気の方だなという印象を受けました。
授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください。
「奈良町のくらし・歴史・文化に触れる」
http://nhmu.jp/report/24759
「新しいものと古いものが混在する場所 ~ならまち~」
http://nhmu.jp/report/24783
一同は奈良町資料館を後にして菊岡漢方薬局へ移動し、甘茶をいただきました。
今年は暖冬ということなんですが、この日は今年一番くらいの冷え込みで体が冷えきっていたので、温かい甘茶は最高のもてなしでした。
そして鳴川町にある徳融寺へと、暗闇のならまちを懐中電灯を照らしながら向かいました。
みんなで行くので怖くなかったですが(ひとりではとても怖くて行けないと思います)、暗闇のなかを徳融寺のお墓にも行きました。
階段や段差があるので、事故のないように懐中電灯でみなさんの足元を照らしました。
本堂では絵解曼荼羅を見て、中将姫伝説のお話を聞きました。
徳融寺を後にして奈良町資料館に戻りました。
南館長に、資料館にある昔見たことのある懐かしい道具や看板(年齢がわかるかも)について、楽しいお話を交えて解説していただきました。
身代わり申の鈴をいただくこともできました。
(みるく)