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東大寺をもっと好きになる

2021.03.30 | 授業info | by Staff

4月24日(土)の授業「大仏さんのふしぎ、発見! ~東大寺と大仏のあれこれ教えます~」のご案内です。
「奈良」と言えば「東大寺」、「東大寺」と言えば「大仏」。
遠足?修学旅行?家族で?
東大寺は、みなさんが一度は訪れたことのあるお寺ではないでしょうか。
大仏さまを拝観すると、その大きさに圧倒され、「東大寺に来たぞー!」と、それだけで満足しちゃっていませんか?
実は、東大寺には他にもスゴイところがあるんです!!

東大寺をもっと好きになる_1

東大寺の面積は、なんと!68.9ha(ヘクタール)。
それって、どのくらいの広さ?
例えば甲子園球場は3.9haなので、なんと甲子園球場17個分の広さなんです。
USJの1.5倍!
広~い!!
歩き回ったら足が棒になりそうな広さですね。

次に、南大門。

東大寺をもっと好きになる_2

左右の金剛力像「阿形」「吽形」の迫力もさることながら、上を見上げてみると、天井のない吹き抜けの構造になっています。
南大門は鎌倉時代に建てられたので、もしかしたら、日本の吹き抜け構造のはしりだったのでは・・・?

そして、大仏殿。

東大寺をもっと好きになる_3

で、でかい。
それもそのはず、世界最大級の木造建築なんです。
今の大仏殿は江戸時代に再建されたもので、横幅は奈良時代の創建時に比べて約3分の2に縮小されています。
ということは、奈良時代は、もっとでかかった!
その技術力の高さに驚きです。

さらに、東大寺には不思議なところもあるんです。
大仏さまの前に生けられた蓮の花瓶に止まっている蝶の足は、8本。
ん?8本?
なぜでしょう・・・。

さて、大仏さまの造立には、延べ約260万人もの人が関わったとか。
当時の日本人の人口は約5百数十万人と言われているので、もしかしたら、自分のご先祖さまも大仏さまの造立に関わったかもしれません。

こんな感じで、東大寺には、奈良時代の技術力の高さを誇るものが残っていたり、知っているようで知らない不思議がいろいろあったりして、楽しみ方は無限大!
今回の授業で、その楽しみ方を教えてくださるのは、東大寺大仏殿副院主の清水公仁さん。

東大寺をもっと好きになる_4

清水さんは、今年の修二会に練行衆として関わった若き僧侶のひとり。
日々、大仏さまを前にして思っていることなども伺いますよ。

まだ東大寺に訪れたことのない方、遠足・修学旅行以来行っていない方など、ぜひお申し込みください。
観るだけでは解らない東大寺と大仏さまの魅力を感じましょう!

※授業のなかでは、東大寺の拝観はいたしません。

申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/35520

(かっぱ)

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