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日本舞踊初体験

2016.06.25 | 授業 | by Staff

6月25日、「美しき日本舞踊、その歴史と魅力 ~着物で体験、日本舞踊~」に、スタッフとして参加してきました。
小雨の降る生憎のお天気。
私の晴女伝説は破られてしまいましたが、せめて学生のみなさんが来る時には止んでほしいと願いつつ・・・。

そんななか、藤間流日本舞踊 師範の藤間巡子先生とお弟子さん方が早々に到着され、学生のみなさんに着付ける着物を並べられます。

日本舞踊初体験_1

「浴衣を着て受付されたらどうですか?」と先生に言われ、それではわたくしが・・・・・・ハイ(^o^)/

藤間先生に着付けていただいたのですが、これが速い!速い!!
アッという間に大変身!(多分3分かかってません!)

日本舞踊初体験_2

「子どもたち40人に着付けてるんですよ!みんな浴衣を着ると、笑顔になりますよ!」
そういえば、先生は市内の小学校で日本の伝統芸能を次世代に伝えるという活動もしているとのこと!納得!!
浴衣を着ると背筋が伸びて、私も嬉しくなりました。

そうこうしているうちに、受付が始まりました。
学生のみなさんはほぼ女性。
好きな色・柄の浴衣と帯を選んで、先生とお弟子さんが手分けして着付けてくださいました。

日本舞踊初体験_3

着付けも終わり、みなさんが先生の前に横1列に座ると、圧巻ですね!
華やかで美しいぃ~^_^

日本舞踊初体験_4

先生のお話のなかで、
「着物を着て、全身を引き締め、着物を着ているという美意識を持つことが大切です」
とおっしゃったことが印象深いです。

まずは、扇子の開け方閉め方。
必ず右手で扱うという作法があるのです。
次は実際に動いてみましょう!
まずは正座から。
両手は足の付け根に置き、右足を少し後ろへ引き、そしてゆっくり座ります。
扇子を膝の前に置き、両手を床に付け、ゆっくり頭を下げます。
お辞儀って実は難しいんですね!
浴衣を着ていると背筋が伸び、何度か練習していくうちに、綺麗にできるようになりました。

日本舞踊初体験_8

では、音楽に合わせて踊ってみましょう!
長唄「七つになる子」スタート!
先生から、指の折り方、足の踏み方、まわり方を習います。
学生のみなさんは真剣そのもので、時々先生も本気モードになって、厳しい声が!
手と足が合いませ~ん。
難しいぃーーー(@_@)

日本舞踊初体験_6

日本舞踊のお稽古は鏡を使わず、先生の所作を見ながら学びます。
先生は、習う人の前では鏡のように反対に踊れないといけないとか。
そう、先生は左右対称に踊れるのです。

お稽古を始めて1時間が経過。
お弟子さん方の模範舞踊を見て、こんなに素敵に踊りたい!という気持ちに火が付いたのか、何度も通し稽古をして、最後には先生からお褒めの言葉をいただきました。
みなさん、よくがんばりました!^_^

日本舞踊初体験_7

最後に先生から。
「授業当初と比べると姿勢や顔つきがまるで違っています。
着物を着ると、女らしさ・男らしさが際立ちますが、それにあぐらをかくことなく、もう一歩踏み込んで、着物を自分の一部のように扱えるともっと女らしく男らしくなります」
との助言をいただきました。

最後は、着ていた浴衣を畳み、大きな声でご挨拶!
「ありがとうございました」

充実した2時間でしたね。
浴衣を脱いでも背筋が伸びたまま、所作が美しいです。
みなさん、名残惜しい様子で先生を取り囲み、お話に花が咲きます。

その話に聞き耳を立てていると、どうやら自主グループができる方向で話が進んでいる・・・?
これは奈良ひとまち大学初の自主グループ結成かっ!?
興味のある方は飛鳥公民館(電話:0742-23-2804)へお問い合せくださいね!

(さとちん)

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