7月30日の授業「やさしい手仕事『和裁』のこと ~波衣庵が提案する和裁の魅力~」に従事しました。
先生は、「御仕立処 波衣庵」の代表和裁士、吉住さん。
さて、今回の授業の教室となる奈良市音声館、初めて訪れました。
準備をしていると吉住さんが来館。
娘さんを連れて来られ、一緒にご挨拶いたしました。
私たちと同様、娘さんも吉住さんの準備を慣れた手つきで手伝っていました。

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「手を動かすことの意味」
http://nhmu.jp/report/38570
授業は、まず吉住さんの自己紹介から始まりました。
吉住さんは鹿児島出身で、親しみが感じられるイントネーションでお話が進んでいきます。
着物の着こなしがとても素敵です。
私は小学生の時の家庭科でしか裁縫をしたことがないのですが、授業中には、幼少期から最近まで祖母が毎日着物を仕立てていた姿を思い出し、コテやクケ台にとても馴染みを感じ、思い出にふけっておりました。

吉住さんは「和裁の良さを若い世代に知ってもらい、普段着としても触れて欲しい」との強い思いを持っていて、子どもへの和裁教室も行っています。
小さい頃から慣れ親しんでいただくことは大事ですもんね。
その他、オリジナルブランド「衣緒」や「衣利き」などを立ち上げ、和裁の魅力を発信し続けています。

この産着、めちゃくちゃかわいいですよね!
赤ちゃんも気持ちいいでしょうね(^^)

着物のことはもちろん、道具にいたるまで、詳しく説明していきます。
着物には帯などひとつひとつに意味があり、もちろん柄や模様にも意味があると説明されました。
先生のお話を熱心にメモを取られる方も多く、この後の作品作りもそうですが、参加している学生のみなさんはやはり和裁が好きで、日頃から慣れ親しんだ方々が多いんだなと実感しました。

さて、お話が終わり、次はいよいよみなさんが楽しみにしているコースター作りです。
授業の開始前にみなさんには縫い合わせる生地の柄を選んでもらっています。
みなさんが縫うコースターの文様は麻の葉。
あのアニメでも有名になっていますよね。

みなさん、先生の説明を聞きながら、選んだ色糸を慣れた針裁きで進めていきます。
進んでは戻って、進んでは戻っての繰り返しが続きます。
先生の教え方がとても丁寧で、かつ優しさに溢れています。
学生のみなさんの様子を見に回ってくださっています。

ひとまち大学のスタッフも頑張っていますが・・・できたのでしょうか・・・。

みなさん、きれいにできあがりました。
これから縫い合わせ工程へと進みます。
選んだ生地と縫い合わせて、コテを当てていきます。
その後、さらに縫い作業。

間もなく立派な手作りコースターができあがりました!

みなさんとても嬉しそうで、笑顔がこぼれていました。
最後に先生に御礼を伝え、この日の授業は終了いたしました。

私、授業前は「和裁の世界なんて何も知らないのに従事していてわかるのだろうか?」との思いでいっぱいでしたが、先生の丁寧で優しい教え方、そして製作する場を間近で体感することによって、見ているだけでもとても楽しく学ぶことができました。
ぜひ、みなさんも興味をもって、普段から和装・和裁に触れていただければなぁと思います。
(つて)
7月30日、授業「添御縣坐神社(そうのみあがたにいますじんじゃ)を深掘り! ~富雄のパワースポット~」を行いました。
このところの猛暑。
この日も朝からかなりの暑さのため、帽子・タオル・アームカバー、多めの水分に日傘まで持参し、万全な対策のもと教室に向かいました。
富雄川沿いから狭い道を入っていき、のどかな田園地帯まで来ると、ほどなく添御縣坐神社に到着。
私は添御縣坐神社にお邪魔するのは初めてです。

「添御縣坐神社」という名前。
おそらく、初見で読める方は、なかなかいないのでは・・・?
難しい名前ですが、歴史の古い由緒ある神社なんだろうなぁと感じられる名前ですね。
地元の方には「三碓神社(みつがらすじんじゃ)」という名前で親しまれているそうです。
鳥居をくぐると、車がようやく1台通れるほどの参道が続きます。
私はふもとの鳥居前で、学生のみなさんの案内係をしていましたが、参道の途中に民家があることから住民の行き来も多く、某宅急便のトラックまで入ってきて・・・と、地元の方の生活に密着しているのが伝わってきました。

学生のみなさんがお揃いになり、いよいよ授業がスタート。
この日は拝殿でお話を伺い、そのあと境内を見学させていただくという流れです。

授業の様子は、「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「富雄のパワースポットで心も身体もリフレッシュ」
http://nhmu.jp/report/38209
まずは、学生のみなさんの自己紹介タイムから。
県外からお越しの方もいらっしゃれば、すぐ近所にお住まいの氏子さんも。
並々ならぬ関心をお持ちの方ばかりです。
お話しいただくのは、宮司の八木尚広さん。
*神社名の由来について
*この神社の三柱の神々について
*パワースポットといわれる由縁について
など、次々とお話が繰り広げられていきました。

そのあと、重要文化財に指定されている本殿を見学させていただきました。
とても神聖な場所なので、全員でお祓いを受けてから上がらせていただきましたよ。
本殿は、なんと今から640年前、南北朝時代(室町時代初期)に建立されたとのこと。
数度にわたる大改修を経て今に至るそうですが、南北朝時代までさかのぼる神社仏閣は全国でも希少とのこと。
覆い屋根で保護されていたことが幸いして、保存状態も良かったそうです。

そして、最大のアピールポイントは、この地がパワースポットだということ!
参拝の方からも「空気が違う」「元気がもらえる」などの声が聞かれるそう。
確かに蒸し暑い日ながらも、境内を見学していると、心地よい風がス~と吹き抜けていく瞬間があって、空気が澄んでいる感じがするような・・・。

八木宮司曰く、もともとこの地がパワースポットだからこそ、神社が建てられたそうです。
春分と秋分の日は、境内から西向きに見える生駒山のちょうど中心に太陽が沈むことも分かっており、それもこの地がパワースポット!と言える所以だそうです。
春分・秋分の日の夕暮れの光景を見てみたいですね!

八木宮司のお話は尽きることなく、学生のみなさんからの質問も次々と出て、時間が足りないくらいでした。
勤務地からほど近くにこのようなパワースポットがあるのを初めて知りましたが、今度、ゆっくり参拝してみたいなと思いました。
拝殿の向かいには舞台(神楽殿)もあり、神社の行事の際に、バンドや和太鼓などの演奏会も行われているそうですよ。
ぜひ一度、添御縣坐神社を参拝してみてはいかがでしょうか?
(K623)
2021年に初めて開催したイベント「きたまちといろ」。
今年も9月9日(木)~15日(水)に開催することが決定しました!

そこで、8月21日(日)の授業は、「『きたまちといろ』ってなに? ~奈良きたまちの魅力とまちづくり~」と題し、きたまちといろの世界に迫ります。
先生は、奈良好きにはたまらないおふたりです。
1人目は、きたまちといろ実行委員会副会長の生駒あさみさん。
奈良旅手帖、奈良の雑貨とカフェBAR ことのまあかりなど、奈良愛満載なモノや場所を作っておられます。

2人目は、きたまちといろ実行委員会実行委員の谷規佐子さん。
多数の奈良ファンが宿泊する、小さなホテル奈良倶楽部を経営されています。

授業では、きたまちといろの見どころなど、先取り情報たっぷりなお話を伺います。
そして、ワークショップでは、ランタンを作りますよ!
ランタンづくりの動画はこちら。
https://t.co/RUSLu06jD1

ランタンは2つ作って、1つは持ち帰り用、もう1つは「きたまち宵あかり」の会場を彩る灯りとして設置されることに!
きたまちといろの期間中、夜のきたまちを彩ります。

自分が作ったランタンが、きたまちといろを盛り上げるために役に立つなんて、なんか嬉しいと思うのは私だけでしょうか?
作ったランタンがどこに設置されているかを探しつつ、会場を巡るのも楽しいですよね。
みなさんのお申込、お待ちしています。
お申込みはこちら↓↓
http://nhmu.jp/class/38004
(なさ)