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泊まれる喫茶室

2018.06.06 | 授業info | by Staff

近鉄奈良駅から、東向商店街・餅飯殿商店街・下御門商店街を抜けて、さらに南へ進み、坂を下りきったところにある「古白」。

泊まれる喫茶室_1

2018年6月24日(日)の授業「仏像講座のあるお宿 ~宿泊と喫茶で奈良の魅力を伝える~」は、ここ古白の喫茶室で行います。

泊まれる喫茶室_2

「えっ?古白って何のお店?」と思ったあなた。
こちらは旅宿なのです。
2015年、「ゲストハウス琥珀」としてオープンしたこのお宿、2018年4月のリニューアルに伴い、名前も改め、「古白」となりました。
漢字の表記は異なりますが、読み方は同じ「こはく」です。
なぜに古白なのか・・・?と思ったあなた、こちらをご覧ください。
古白ホームページ「古白について」
http://nara-kohaku.com/古白について

1300年前から今へと続くさまざまな「白」の描写が無駄のない文体で記されているだけでなく、その情景が目に浮かび、匂いまで想像してしまうような情緒もある。
これって歴史の重みを理解できないと書けない文章ではないかと思うのです。

この文章を綴ったのは、この宿の店主、そして今回の授業の先生、境祐希さん。
境さんがもうすぐ30歳ってことに(まだ20代なの!?)、ほんとびっくりです。

泊まれる喫茶室_3

境さんは進学を機に奈良へ。
歴史や文化の色濃く残る奈良で学び、さまざまな体験を経て、宿を営むようになりました。
今春のリニューアルを機に喫茶室を併設し、宿泊客以外の方にも立ち寄ってもらえる空間ができました。
注文ごとに目の前で豆から挽き、丁寧に淹れられたコーヒーをいただきながら、至福のひとときを味わうことができます。
境さんを交えて、宿泊客と地元の方が奈良の魅力の話に花を咲かせることもあるんじゃないかな、っと思ったりします。

「奈良の魅力といえば、古いもの・素晴らしいものが残っているところに目が行きがちだが、文化やそれらを守り伝えた人々の営みが現在にも連綿と受け継がれていて、その文脈が町のあちらこちらに残っているのが素晴らしい」と語る境さん。
授業では、境さんのこれまでの歩みや古白での活動、めざすものについて、お話していただきます。
途中、喫茶室から飛び出して、ならまちを少し散策します。
いにしえのかけらみたいなものを体感できるかもしれませんよ。
当日はアイスコーヒー(もちろん、豆から挽いてます!芳醇な香りが魅力)と手作りのパンナコッタをご用意していますので、こちらもお楽しみに♪

泊まれる喫茶室_4

わたくし“なさ”が個人的に思うこと。
境さんと同世代の方にぜひ参加していただきたい!!
店内のいろんなところにちょっとした遊びごころを感じるのも素敵だし、なんといっても若き店主の語る奈良の魅力は「目からウロコ」かもしれませんよ。
歴史や文化は決してカジュアルなものではないけれど、難しいものでもないはずで、何気ないところに潜むその名残を身近に感じる機会になればと思います。

お申込み、お待ちしています。
授業の申込はこちら↓↓
http://nhmu.jp/class/30256

(なさ)

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