奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

福智院から頭塔へ

2017.09.30 | 授業 | by Staff

今日の授業「若き僧侶が発信する寺の魅力 ~地蔵信仰の聖地、福智院を知る~」の教室・福智院は、とても親しみのあるお寺です。
実家から徒歩1分、私も子どもの頃は毎年の地蔵盆をとても楽しみにしていました。

福智院から頭塔へ_1

それほどご近所の福智院さま。
実は本堂に入ったのは、今回が初めてなのです。
そこで見たご本尊の地蔵菩薩さまの男前(男?)なこと!!
大きなお身体にがっしりした体格、薄衣を流れるように身に纏い、ピンクの唇、小さな仏さま560体を乗せた光背を負い、なんと素敵なお姿・・・。
でも、こちらにはこの素敵な地蔵菩薩さまだけではなく、とてもかわいいキャラクター「おじぞうぼうや」も!!

福智院から頭塔へ_2

このおじぞうぼうやを誕生させたのは、ここ福智院の阪井慈眼さんご夫妻。
奥様はとても愛らしく、イラスト担当。
おじぞうぼうやに少し面影が似ている(ごめんなさい!(>_<))阪井慈眼さんは、若々しい笑顔で私たちを迎えてくださいました。

福智院から頭塔へ_3

阪井さん、「お話することは、まだまだ勉強中」とおっしゃっていましたが、なんの、とても分かりやすい口調で、福智院の魅力を一生懸命お話してくださいました。

福智院は聖武天皇の御世に玄昉が建立した「清水寺(しみずでら)」の遺鉢を受けた寺として、受け継がれてきたとのこと。
だからこの地に「清水」という地名が残っているのですね。
※余談ですが、私の実家も戦前はこの清水で商売をしており、とても親しみのある地名なのです。

福智院から頭塔へ_6

授業の内容は、「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「福智院の歴史と穏和な先生の講義を受講して」
http://nhmu.jp/report/28944

阪井さんのお話の後は、ゆっくり本堂の中を見せていただき、この後は玄昉さまの首塚と呼ばれている頭塔へ。
清水の坂をみんなで歩きながら移動です。

福智院から頭塔へ_4

「頭塔」
7段の階段ピラミッド。
土と石でできた仏塔。
発掘調査の後、一部は復原されており、回遊式の歩道もできています。
神秘的な仏塔は、インドネシアのボロヴドゥール遺跡にも似ている感じがしました。

福智院から頭塔へ_5

玄昉さまのお話を伺い、歴史のロマンも感じられた今回の奈良ひとまち大学。
久しぶりに地元に思いを巡らせたひとときでした。

(さとちん)

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