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ひとまちブログ

失敗を糧に

2018.07.22 | 授業 | by Staff

7月22日(日)、授業「消防ホースがバッグになった! ~噂のタフでクールなバッグ~」にスタッフとして参加しました。
今回の教室は、奈良市立三笠公民館です。

当日、外はカンカン照り・・・。
連日の異常な暑さにもかかわらず、予定していた学生のみなさんが全員いらっしゃって、ひと安心です。

失敗を糧に_1

先生は、PATINA JAPAN(パティーナ ジャパン)代表の小島忠将さんです。
お会いするなり早速、噂のバッグのサンプルを見せてもらいました。
「パティーナ」とは「使い古されたモノ」という意味だそうですが、とてもきれいでオシャレなバッグでした。

失敗を糧に_5

いよいよ、授業が始まりました。
授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください。
「素直な心で。」
http://nhmu.jp/report/30677

小島さんの紹介の後、学生のみなさんの自己紹介です。
みなさんのなかには小島さんのバッグのファンもいらっしゃって、この授業を受けたいという意欲が伝わってきました。

授業は、インタービュー形式で進んでいきます。
身振りを交えながらの海外の話に引き込まれていきました。
驚いたのは、良いと思ったら海外へもすぐに向かって行く小島さんの行動力です。
計画を立てずに、言葉が分からなくても飛び込みで海外旅行されたそうです。
失敗談などをおもしろおかしく語られる度に、みなさんの関心が高まっていきました。

失敗を糧に_3

この海外での経験をもとに、解体作業で働いていた時に、そこで廃棄される消防ホースを見て起業を思いつかれたそうです。
ほとんどの消防ホースは、使用されずに使用期限を過ぎてしまい廃棄されます。
その消防ホースを使っているから、バッグは新品同様きれいだったのですね。
回収したホースは、全部が商品になるわけではないそうです。
また、ホースごとに色合いが違い、素材を生かすために苦心されているそうです。
小島さんの熱心な語りに、みなさんはますます引き込まれていきました。

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授業が終わりに差し掛かり、学生のみなさんがバッグを手に取って見ていた時、その目が輝いていたことが忘れられません。
このようにとても充実した内容の授業でした。

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印象に残っているのが、小島さんの失敗を恐れない前向きな姿勢です。
起業後、幾多の試行錯誤を経て商品化できたことは、小島さんの情熱と努力があっての結果ではないでしょうか。
このような何事にも諦めない姿勢は、私たちスタッフも見習いたいと思いました。

失敗を糧に_6

9月から社名を変更するとも伺いました。
小島さんの新たな挑戦に注目していきたいと思います。

(まさまさ)

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