この本、ご存じですか?
私が立ち寄った奈良市内の書店には、みんな置いてありましたよ。
『ライク・ア・ローリング公務員』(木楽舎)

著者は昨年3月に奈良県庁を定年退職した「スーパー公務員」、福野博昭さん。
3月13日(日)の特別授業「仕事って楽しい! ~奈良で働く、その醍醐味について~」の先生です。

県庁職員の時代に福野さんが携わった改革や地域活性の数々が掲載されていて、パワフルな行動力、熱い心、そして人とのあったかいつながりに、「すごい!すごい!!」と圧倒されながら即完読してしまいました。
「自治体職員は誰かを喜ばせる仕事」「どの部署で働いても仕事は面白くできる」など、一見、「えっ?そうなの?」と思うけど、でも本当にそうだったらやりがいあるよねと感じる言葉がいくつもあり、そしてさまざまなエピソードに心揺さぶられたのです。
「奈良県にこんなすごい人がいたのか・・・。奈良ひとまち大学でぜひ話を伺いたい・・・」という思いが実を結び、このたび、特別授業に登場していただく運びとなりました。
今回の特別授業では「奈良で働く」というところに注目し、福野さんをはじめ、奈良市で活躍するおふたりにご登壇いただきます。
前半は福野さんのトーク。
全編が関西弁で綴られた著書をふまえて、お話を伺います。
後半は福野さんと藤岡俊平さん・市橋健さんを交えたクロストークを行います。
藤岡さんは、奈良の伝統的な町家を改修した、一棟貸しの宿「紀寺の家」の代表です。

「こんな家に住みたい」という視点を大切に、暮らしや季節の移ろい、ゆったりとした時間が楽しめる宿として、2011年にオープンしました。
他にも、「NPO KYOBATE」「NARA TEIBAN」「SUN DAYS PARK」「Cultivate project」などのさまざまな活動をされています。
市橋さんは、ならまちにあるクラフトビール醸造所兼タップルーム「ゴールデンラビットビール」の代表です。

市橋さんは平日は製薬会社に勤務し、週末は「ゴールデンラビットビール」の仕事をし・・・と、ダブルワークをしています。
奈良の特産品を原料としたビールや奈良の酒造メーカーとコラボしたビールなど、クラフトビールをとおして奈良の魅力を発信する市橋さんの活動は、全国的にも注目されています。
クロストークの進行役は、奈良で働く若者代表、NHK奈良放送局リポーターの柴原優美香さんです。
昨年、NHK奈良放送局「ならナビ」にて奈良ひとまち大学を取材していただいたのが縁となり、今回、進行役をお願いしました。

「働くこと」って、生きる上で大きな割合を占めると思います。
自分の働き方ひとつで収入・立場・労働時間・休暇が変わってくるし、必然的にライフスタイルにも影響を及ぼしますよね。
また、仕事の理想と現実が離れてしまう場合もあるし、さまざまな状況により時には凹んでしまうこともあります。
「この仕事が好き」「やりがいがあってすごく充実してる」と言える人って特別なんじゃないの?って思ってしまうことも。
せっかく働くのであれば、嫌々ではなく前向きに取り組めたらいいですよね。
今回の授業の先生方はそれぞれ多岐にわたる活動をされていますが、そこに至るまでにさまざまな苦労があり、苦労を乗り越える原動力、そして思いがあったはずです。
奈良を愛し、奈良で働く先生方の思いにふれることで、「明日からまた頑張ろう!」と思ってもらえる授業にしたいと思っています。
なお、教室は中部公民館の5階ホールです。
近鉄奈良駅から徒歩5分の駅近です。
広い会場で密にはなりませんのでご安心を。
みなさんのお申込、お待ちしています。
お申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/36959
(なさ)
「現役大学生が起業!」
こんなフレーズをSNSやメディア等でご覧になった方がたくさん居ると思います。
そう!!その起業した大学生が、2月26日(土)の授業「アイデアあふれる、鈴木さんのカフェ ~大学生がオーナーになった理由~」の先生である鈴木実莉(みのり)さんです。
何を隠そう、実はワタクシも、鈴木さんのことを初めて知ったのはSNSがキッカケでした。
「大学生が起業!?」
「現役大学生なら学生生活を満喫する(楽しむ)のでは!?」
「なんで起業したの!?」
そこに興味を持ち、早速、奈良ひとまち大学の先生にとアプローチしたところ、快く引き受けてくださいました。

初めて打合せをさせていただいた時、正直ビックリしました。
まぁ出てくる出てくる!
たくさんのアイデアや、したいこと、これからのビジョンなどなど。
「これが大学生なのか!?」「その発想力はどこから?」って、ホント驚かされました。
その発想力を活かし、和歌に描かれる奈良の情景を料理で表現したメニューや、お店の前の芝生広場を活かして気軽にピクニック気分を味わえる〝おしゃピク〟や、アボカドを使った創作料理などを提供。

その他にも、今後は農家さんに直接声をかけて6次産業化もめざしているとのこと。
ワタクシには思いもつかない発想・・・。
そもそも、なぜ起業したのか?
ほんとに?(クェッション)でした。
で、かる~~く聞いたんですが、学生の時(今も学生ですが・・・)のアルバイトがきっかけで、「もっと楽しく働きたい!」と働く環境に興味を持ったそうです。
「同じ方向を向いて一緒に頑張っていくには楽しんで働く環境を提供したい。それにより仕事のパフォーマンスも向上するのではないか」という思いが強くなって起業したとのこと。
まぁ、そのあたりの詳しい話は授業の時にジックリ聞いていただけたらと思います。

授業では、起業するにあたっての思いや今後のビジョンのほか、海外進出についても伺います。
奈良で何かをしたい!始めたい!!って方、きっとたくさんのヒントをいただける授業だと思います!
ぜひお申込みを!!!
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、テイクアウトできるものを準備しています。
内容は当日までのお・た・の・し・み!
お申込みはこちらから↓
http://nhmu.jp/class/36947
(どすこい)
1月23日(日)は、授業「世界へ羽ばたく月ヶ瀬のお茶 ~井ノ倉さんのお茶が愛されるわけ~」の日でした!
偶然にも3日連続でお茶の話を聞く講座に参加させていただいた私。
「なんというご縁!2022年のラッキーアイテムはお茶なのかしら??」と、参加する前からワクワクしていました。
授業の様子は、「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「お茶でつながる」
http://nhmu.jp/report/37106
「世界をまたにかける月ヶ瀬のお茶」
http://nhmu.jp/report/37121
授業が始まり、ティーファームの歴史や、寒暖差の激しい自然環境である月ヶ瀬でのお茶作り、大和茶の魅力を教えていただきました。
特に興味深かったのは、井ノ倉さんのお茶が月ヶ瀬から始まり、日本全国、そして世界へと広まっていくお話でした。

大和茶カフェや茶摘み企画などを次から次へと行い、独自のブランド力で縁がつながって、国内だけでなく海外にも呼ばれるようになったそうです!
人と人とのつながりをとても大切にしている井ノ倉さん。
授業が終わった後、いつの間にか井ノ倉さんの周りに学生さんが集まって輪ができている現場を実際にお見掛けし、その「つながり」に心が温かくなりました。
さて、今回の授業でびっくりした体験を3つ書かせてください!
その1
紅茶・緑茶・烏龍茶、どのお茶も原料は同じ茶葉!
みなさん知っておられましたか?
私は初めて知り、かなりの衝撃でした!
製造や発酵の程度が違うだけで、あんなにも変化が出るんですねぇ。
お茶を飲む意識が変わりそうです!

その2
ティーファーム井ノ倉のお茶作りの写真やお茶摘み企画のプロモーションビデオを見させていただいたのですが、匂いがするはずもない画像や映像からお茶のいい香りがする気がしたんです!
視覚が嗅覚を刺激するお茶・・・そんな不思議な体験でした。

その3
試飲させていただいたお茶。
柔らかくまろやかな口当たりで、心地よい苦みの後、口の中全体に甘みを感じたのですが、不思議なことに体がふわっと軽く浮く感覚がして心が解きほぐされた感じがしたのです!
人生で初めての味と感覚にとても癒されました。

世界を魅了するティーファーム井ノ倉のお茶。
まるで愛息の話をするかのように終始温かい笑顔でお話をされている姿がとても印象的でした。
奈良市民として奈良の特産である大和茶を末永く愛飲していきたいと思いました。

最後に・・・ちょっとした裏話。
授業が終わり片付けをしていると井ノ倉さんが来て、「お茶って意外と用意より片付けが大変だったりするんですよね~」と言いながら、サラッと茶器を洗ってくださいました。
なんてスマートなんでしょう!
そして壁がない!!
こういうお人柄に惹かれて人が集まってくるのだろうなぁと、改めて思ったのでした♪
(みんと)