うまいものがいっぱい
2014.11.26 | 授業info | by Staff
その昔、文豪・志賀直哉が、随筆『奈良』に「食ひものはうまい物のない所だ」と書いたところから、いつしか「奈良にうまいものなし」と思われるようになったと言われています。
その真相は、「美味しい牛肉を食べられなかったから」などいろいろあるようですが、文豪の書いた文章が今もインパクトを与えている凄さに驚きます。
でも、それは奈良の都市伝説みたいなものではないでしょうか。
その志賀直哉も、蕨粉や豆腐のことはとても褒めているし、文章の末尾では、「兎に角、奈良は美しい所だ。自然は美しく、残っている建物も美しい( 中略 )春日山の樹々の間から湧く雲、これらは何時までも、奈良を憶う種となるだろう」と結ばれています。
なんて素敵な文章なのでしょう。
さすが志賀直哉、奈良の魅力を凝縮して伝えてくれています。
いきなり脱線してしまいましたが、その昔の奈良は、大陸や全国各地から美味しいものが集まった都だったと言われ、今に伝わっている食べ物も多いんですよ。
例えば、奈良漬け、素麺、古代チーズの「蘇」。
時代は違えど、饅頭・日本酒・柿の葉寿司・大和野菜。
そして最近では、イチゴ「あすかルビー」を使ったスイーツ、大和茶を使った料理やスイーツなどなど、奈良の豊かな自然の恵みを活かした食があります。
そういえば、先日の奈良ひとまち大学開校4周年記念特別授業「奈良ってぶっちゃけ、どんなとこ!? ~みんなで語ろう、奈良の本音~」の時、パネリストの玉置さんが「柿の葉寿司は各家庭で味も違えば個性も違う奈良のソウルフードだっ!」って力強く話してくださっていましたね。
12月21日(日)の授業「歴史と伝統が育てた奈良の食 ~奈良のうまいもの、発見!~」の教室となる「奈良のうまいものプラザ」には、そんな奈良のうまいもの (大和野菜から伝統的な食、今話題のスイーツなど)がたくさん揃っています。
お店を覗くだけでもいいけど、奈良のうまいものプラザ店長であり、奈良のうまいもの会副会長でもある堂土さんより、奈良のうまいものの魅力や奈良の食を盛り上げるために取り組んでいることなどを伺いましょう!
奈良の食を、もっと知りたくなること間違いなし。
この機会に、奈良のうまいものにぐっと近づいてみませんか。
知れば知るほど友達に伝えたくなる、奈良のうまいもの。
お申込みはコチラ↓
http://nhmu.jp/class/20153
(かっぱ)