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寄席文字の伝統にふれて

2015.10.20 | 授業 | by Staff

7月25日は、蝉の声が響き渡り、ジリジリと肌が焼けるような暑い夏の日差しが降り注いでいました。
この日の授業は、「文字が変えた、私の人生 ~女性初の寄席文字書家!~」。
スタッフとして、奈良市生涯学習センターへ行ってきました。

寄席文字の伝統にふれて_1

汗だくになりながらも、少し早めに教室に辿り着くと、既にのぼり旗や机・椅子が整っていて、ビックリ!!
スタッフの“ピョニー”・“Mochi”、サポーターさん、いち早くご準備いただき、ありがとうございました。

寄席文字の伝統にふれて_2

準備が終わり、学生さんをお出迎えしようと玄関先へ向かうと、ロビーでギター&マンドリンのコンサートが開かれていて、人々が溢れています。

寄席文字の伝統にふれて_3

この状況では、学生さんと他の方の区別がつかないので、今回は仕方がなく教室で待つことに。
教室に戻ると先生がいらっしゃったので、ご挨拶すると、素敵な笑顔で丁寧にお辞儀をしてくださりました。
本日の先生は、寄席文字書家の橘 右佐喜(たちばな うさぎ)さんです。
右佐喜さんは、桂ざこばさんと笑福亭鶴瓶さんが出演されていた有名な落語番組「ざこば・鶴瓶らくごのご」で、その日のお題を寄席文字で書き上げる役割を担われていました。
右佐喜さんから、名前の由来や落語界のちょっと笑える裏話などの興味深いお話を伺い、授業の前からとても楽しいひと時を過ごさせていただきました。

寄席文字の伝統にふれて_6

暫くすると、学生さんが次々と集まって来られ、予定どおり13:30から授業がスタート。
「ミーハーで、テレビに出ていた橘さんに会えるのを楽しみに参加しました」
「落語が大好きで寄席文字は凄く親近感があり、将来は自分で書きたくて参加しました」
と、みなさん期待を抱いて授業に臨まれていました。

先生の話やあそび文字体験を通じて大切な何かを得たからでしょうか、それとも、先生からの寄席文字のプレゼントが素敵だったからでしょうか、授業を終えた学生さんたちの様子を伺うと、とても満足気な表情を浮かべておられました。

寄席文字の伝統にふれて_5

寄席文字の伝統にふれ、その技術を習得するための努力や人との関わり方の大切さについて、改めて考える良い機会になり、私にとっても、かけがえのない時間になりました。
本当にありがとうございました。

(おかちゃん)

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