時空を超えた(!?)打合せ
2016.03.08 | 打合せ | by Staff
3月27日(日)の特別授業のタイトルは、「時空を超えて奈良を旅する ~これまでの奈良、これからの奈良~」。
「時空を超えて」なんてタイムスリップ感ありありですが、奈良らしいタイトルかな、なんて思っています。
と言うのも、奈良は1300年の歴史のなかで大火や戦もありましたが、焼野原になったり形がなくなってしまったものが少ないため、歴史の起こった場所に立つとその当時のことに思いを馳せることができると思うんです。
奈良ひとまち大学フォトコンテスト応募作品「1300年の夢」
撮影者:生駒市 ちゅーさん 撮影地:平城宮跡
例えば、社寺には祈りを捧げている人たちの姿が、大極殿には風に吹かれて遠くを見つめている人々が・・・。
きっと過去と現在を行き来しているんだろうなと感じることがあります。
そんな奈良について、授業では、過去を振り返りながら、これからの奈良についてもお話を聞きます。
先生は・・・
興福寺1300年の歴史を今に伝える、興福寺執事の辻明俊さん。
出土した木簡から思いを巡らせる、奈良文化財研究所主任研究員の馬場基さん。
奈良LOVEが募り奈良へ移住した、旅とくらしの玉手箱フルコトあるじの生駒あさみさん。
そして進行役は、ならどっとFMで多くのファンをもつ中川直子さんです。
この4人が繰り広げる奈良愛に満ちたトークに、耳を傾けてみませんか。
先日、授業に向けて先生方と打合せ。
(馬場先生だけ所用のため来ることができず・・・残念。)
興福寺会館の応接室をお借りして、ちょっとかしこまった打合せと思いきや・・・過去から現在へ、そして現在から過去へと、先人たちに思いを馳せながら、時空を超えた(!?)打合せが進んでいきました。
授業のお楽しみを取っておきたいので、ちょっとだけ紹介すると・・・。
*猿沢池・興福寺・東大寺と、今も昔も同じ道を歩くことができる奈良。
*大切なところは、時代が変わっても変わっていないよね~。
*自分にとっての奈良を再認識できる場になればいいね。
*時代時代によって、奈良に来るきっかけが違うよね。
*今あるものを、どう後世に残していくのか。
*大事にしてきたものはこれからも大事にしていきたい。
などなどなど・・・話は続く・・・。
「その話、授業でもう一度話してくださいね」とお願いするくらい、「そうそう、そうだよね~」と頷いちゃう内容でした。
さて、トークも楽しみなのですが、今回はさらに嬉しいお楽しみが!
なんと今回、特別に許可をいただき、興福寺中金堂再建現場の見学を行うことに!ありがとうございます!!!
辻執事曰く、「中金堂の足場は夏には解体される予定。間近に垂木や瓦を見れる滅多にない機会です」とのこと。
ということは、とても貴重な体験になることまちがいナシ!
“かっぱ”も、もう一度あの圧倒的なスケール&荘厳な現場に立てるかと思うと、気持ちが高ぶります。
みなさん、ぜひ授業にお申込くださいね!
お申込みはこちら ↓
http://nhmu.jp/class/25006
(かっぱ)