奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

みんな、まぁるくつながって☆

2012.06.24 | 授業 | by Staff

ついに当日を迎えました。
細い路地を抜けて、私たちスタッフは「町家貸スペース ぼたん」に到着。
参加者のみなさん、迷わずに来てくださるかしら。
ちょっと心配。

みんな、まぁるくつながって☆_1

そうこうしているうちに、今回の先生、前田さんご夫婦がいらっしゃいました。
ん?お子さんもご一緒ですね!
4人兄弟の3番目、モモエちゃんと、昨日誕生日を迎えて1才になったユナちゃん。
ふたりとも、お目目クリクリ、なんて可愛らしい!

みんな、まぁるくつながって☆_2

学生のみなさんが次々に到着。
素敵な和空間と、ふたりの可愛いスペシャルゲストが、教室の雰囲気を和ませてくれています。

授業が始まりました。

みんな、まぁるくつながって☆_3

「材料など、こだわりを持つことは大切。だけど、あえてこだわりすぎない、ということにこだわりたい」
と、利安さんのお話。
そう言えば、打合せの時もおっしゃってました。
自然・オーガニックなど・・・最近はみんな意識が高いですよね。
でも、そんなこだわりに力を入れ過ぎず、あくまで自然体でいたいと。

「(夢などの)自分の思いをきっちり持っていたら、サッカーのサポーターみたいに、必ず支えてくれる人が周囲に出てくるんです。」
「お店でもスタッフに言うんです。まずは120%の力でやるんだと。そうして、できるようになったら90%くらいに(肩の力を抜いて)やれば、一番いい状態になるよって。」
と、利安さんは続けられます。
みなさん一言一言頷きながら、時にはワッと大笑いしながら聴いておられました。

「人は何かを作りだせる生き物。」
とは、妻のゆり子さん。
お子さんを膝に抱きながら、一言一言選びながらお話されます。

みんな、まぁるくつながって☆_7

試行錯誤を重ね、レシピを考案し、今や大人気のドーナツを作りだされた、ゆり子さん。
お店に立つことをやめて家庭に入られてからも、独創的なアイディアを利安さんに託されています。利安さんがそれを実行する。まさに二人三脚のおふたりですね。

おふたりのお話は、人として大切なことがギッシリつまっていました。
それでいて、す~っと耳から心に入ってくるんですよね。
お話しぶりは、聴いている人を緊張させない、やわらかい雰囲気に終始満ちていました。

みんな、まぁるくつながって☆_5

後半の座談会は、まあるく円になって座ります。
スタッフがダッシュでフロレスタ奈良店に取りに走った、揚げたてのネイチャードーナツをお配りして。
自然な甘味とサクッとした食感・・・♪
ん~おいしすぎるっ。

みんな、まぁるくつながって☆_6

みなさんの奈良に対する思いや、参加動機、最近ハマっていること・・・などを自由に話しながら、あっという間の2時間が過ぎました。

あ~、またお話したいなぁ。
強烈なインパクトがあるわけじゃないのに、なぜかとても魅かれてしまうご夫婦のお人柄。
あれ?まるでネイチャードーナツみたい!?

(たぴ)

結ぶだけ!姿も気持ちも大変身☆

2012.06.24 | 授業 | by Staff

6月の2つめの授業は、「一枚の布から学ぶ、エコな暮らし ~オシャレで便利な風呂敷のお話~」。
奈良時代から使われていたという記録が残る風呂敷を生活のなかにオシャレに採り入れて、
地球にやさしい暮らしも考えるという授業。

しかも教室である名勝大乗院庭園文化館は、
2階から広大な日本庭園とその向こうの奈良ホテルを望む、絶好のなごみスポット!
この授業、広いお庭と畳と木の柱という古民家風な環境でやりたかったんです!
スタッフのこだわりですし、奈良ならではの環境です!!

結ぶだけ!姿も気持ちも大変身☆_1

ちょっとイイトコ取りし過ぎたのか、スタッフの思いが通じたのか、
みなさんからのお申込が定員の2倍以上になりました。ありがとうございます。
急遽、先生と相談し、参加していただけるギリギリまで受け入れることにしたものの、
それでも半数以上の方のご期待に応えることができませんでした。

みなさんにこれだけご期待いただくと、スタッフも気合を入れざるを得ません。
いつものように準備をしながら、教室の飾りでさりげなく雰囲気づくり(していたつもり)。
受付で柴犬がお出迎えしたり、廊下側の窓枠にかけた風呂敷に猫が踊っていたりしました。
気付いていただけたでしょうか?

結ぶだけ!姿も気持ちも大変身☆_2

いよいよ、授業スタート。
まずは、今回の先生であるNPO法人奈良ストップ温暖化の会を紹介。
先生からの会の活動の説明が、そのまま温暖化防止の授業になっていました。

結ぶだけ!姿も気持ちも大変身☆_3

その後、バンダナサイズの風呂敷を結ぶことに。
みなさんお気に入りの風呂敷を手に取って、先生と同じように結びます。
何を作っているのかわからないうちに、先生が「はい、できあがり。それをこう、頭にかぶってください。」

結ぶだけ!姿も気持ちも大変身☆_4

ああ、帽子ですね!
「お料理の時はもちろん、日よけや災害で避難するときにも便利。」
なるほど、簡単にできるんですね。
「はい、では解いてから今度はズボンのベルトを通すところに結びます。」

結ぶだけ!姿も気持ちも大変身☆_5

「はい、ウエストポーチになります。意外にペットボトルなんかも入るんですよ。」
あ、本当だ。荷物を置いて身軽に動きたいけど、貴重品だけは持たないといけないときとか便利ですね。

結ぶだけ!姿も気持ちも大変身☆_6

ここまで来てから、結び方の基本として、「真結び」を教えていただきました。
ふろしきや紐を2回結んで結び目を作った時、結び目に入る線と出てきた先が平行になっているのが「真結び」、直角に交わっているのが「縦結び」で、「真結び」の方が結び目が緩みにくく、「縦結び」は緩みやすいのだそう。
昔外国のホテル火事の時、シーツを「縦結び」に結んで脱出した人が途中で解けて墜落した、なんてエピソードを聞かされると、すぐ覚えてしまいました。
でも先生には「覚えたつもりでも普段使わないと忘れるもの。普段から結ぶことがいざという時のためですよ」と言われました。納得。

その後、次々と使い方のバリエーションを教えていただきました。

2枚1組で作るリュックサック
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取っ手付きペットボトル入れ
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ティッシュ箱カバー
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最後に、リクエストタイム。
先生に用意していただいた見本の包み方のなかから、知りたいものを先生に教えていただくコーナー。

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結ぶだけ!姿も気持ちも大変身☆_11

一升瓶の包み方や本やノートを持ち歩く時に鞄代わりになるオシャレな包み方などを教えていただきました。

丸いものを包んでかわいい「うさぎ」型にする包み方などもあり、
「いただきもののリンゴを1つだけおすそ分けするってしにくいですが、こんな包み方だともらう方も嬉しい」と、先生の解説。
そういえば学生の頃、女の子たちが手紙を書いた便箋をハートやシャツの形に折って友達同士で回していましたが、
あれと同じように、手渡された時の相手のドキドキ感を想像して渡す感じでしょうか。
いや私、男の子ですので、それこそ想像ですが。

リクエストでは先生に実演していただくだけで、実際にみなさんに包んでいただくことはできませんでしたが、
そのぶん写真を撮ったりメモを取ったりと、みなさん真剣に見入っていました。

結ぶだけ!姿も気持ちも大変身☆_12

リクエストタイムでは、「洗剤をあまり使わなくでもキレイに洗ったりできる方法」などの質問もありました。
先生からは、重層の使い方やアクリルたわしを使うなど、ご自身の実践からお答えがありました。
これを機会に、地球にやさしい生活の知恵を暮らしに採り入れようと考えていただけたのなら、ありがたいことです。

学生のみなさんからは、
「思っていたより簡単にできたので、実生活でもやってみたくなりました」
「昔からある知恵を紹介する授業もいいもんだと思いました」
などの感想をいただきました。

「節電の夏」と言われる今年は、
昔からある知恵が涼やかに過ごすヒントなんじゃないかと思いました。

今回の授業も、たくさんのご参加、本当にありがとうございました。

(うに)

「市長とトーク」で見えてきたもの

2012.06.23 | 授業 | by Staff

今にも雨が降り出しそうな梅雨空の下、今回の授業「市長と若者のトークセッション」の教室となる帝塚山大学学園前キャンパスの正門前に集合。

「市長とトーク」で見えてきたもの_1

ひとまちプロジェクトチームの一員となって初めての授業・・・
不手際がなければいいのですが。

「市長とトーク」で見えてきたもの_2

受付の荷物を受け取り、さっそく大学の正門付近に受付を設置。
続いて、教室を設営。

「市長とトーク」で見えてきたもの_6

受付から6階の教室までかなりの距離があるので、スタッフ数人が交代で学生を誘導しました。

今回の授業の参加者は、やはり政治に関心を持つ方が多く、誘導中にお話を聴くと「(市長と対話できる)めったにない機会なので」と、みなさん口をそろえておっしゃっていました。

市役所の方や大学の関係者なども続々と来られ、スタートに向け緊張感が高まってきました。

「市長とトーク」で見えてきたもの_3

授業の前半は、「どうして市長になったのか」や「市長の仕事」など、仲川市長の講演。
仲川市長の熱い言葉や、ときには「えっ!そこまで!?言っちゃう?」なんてトークに、みんな聴き入りました。

「市長とトーク」で見えてきたもの_4

後半は、市長と若者のトークセッション。
大学生からの質問も多く、漠然とした将来への不安から、奈良の良さをどうアピールできるのかなど、みなさん堂々と質問をぶつけていました。

「市長とトーク」で見えてきたもの_5

詳しい授業の様子は、授業レポートをご覧ください↓
政治とハタチの私

市長と若者、これまでは遠い存在のように思われていましたが、市長と年齢が近いからだけじゃなく、市長の気さくな人柄が質問しやすい雰囲気つくったのかな・・・。

身近に市長と奈良の未来について語り合う、そのような良い機会になったのではないでしょうか。

「みんなが大好きな奈良をもっと良くしていくために、たくさんの熱意のある人を巻き込んで変えていきたい。」
そんな仲川市長の強い意気込みに触れることができました。

(もじゅ)