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ひとまち大学のスタッフが、授業準備の奮闘っぷりや奈良のアレコレをお届けします。
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来年は手作りの干支を飾りませんか?

「奈良筆」に続く奈良の伝統工芸シリーズ第2弾!12月は奈良一刀彫の授業「伝統工芸・一刀彫の魅力に迫る!」を開催します。

奈良一刀彫は、大胆な木彫りと細やかな彩色が特徴とされている、奈良を代表する伝統工芸のひとつです。
その起源は、約870年前(平安時代の終わり頃)、春日大社の祭礼で飾られたのが始まりだと言われています。
そして江戸時代以降、美術品としても多くの人に愛好されるようになり、現在の日本を代表する伝統工芸のひとつとして、その伝統は今も脈々と受け継がれています。

先生は、新進の一刀彫作家として活躍中の、前田浩幸さんです。
前田さんの作品は、躍動感あるものや大胆な一刀彫に目が行きがちですが・・・

来年は手作りの干支を飾りませんか?_1

四季雛のように奈良の四季・日本の四季を表現したかわいらしい作品もあります。
見ていると、心が和みます。

来年は手作りの干支を飾りませんか?_4

奈良一刀彫の魅力のひとつは、大胆で力強い鑿(のみ)跡を残した作品にあります。
できあがった作品をお店で見ることはできますが、実際どのように作られているのか、知らないことも多かった奈良一刀彫。
先日、打合せに行った際に、少しだけ一刀彫を体験させていただきました。
おもむろに道具袋をひろげて出てきたのは、様々な種類の鑿。
その数、10数本。

来年は手作りの干支を飾りませんか?_2

「彫刻刀みたいのは使わないのですか?」
「はい、一刀彫では使わないんです。鑿で大胆に彫っていくんですよ。」
と言って、ざっくり削っていくその様子に、迷いがないんだな・・・と感心してしまいます。

来年は手作りの干支を飾りませんか?_3

そして、いざ自分で鑿を持って彫ってみると、力の入れ具合が難しく、滑らかに削ることができないんです。
「鑿をしっかり両手で固定して削っていかないと怪我をしてしまうんです。」
と、怪我の跡を見せながらお話されていました。

削っていくと、木からいい香りがしてきました。
「これは何の木からできているんですか?」
「楠です。いい香りですよね。」
一刀彫は、香りでも楽しめるんですね。

そして、もうひとつ奈良一刀彫の魅力としてあるのが、極彩色豊かなところです。
この絵具もただの絵具ではなく、水干(すいひ)絵具を使っているんです。
水干絵具は、貝殻を原料に不純物を取り除いて作られた胡粉(ごふん)に色を着色したもので、絵具を定着させるために膠(にかわ)を入れた、日本画彩色の基本となる絵具だそうです。

来年は手作りの干支を飾りませんか?_5

そして、今年最後の奈良ひとまち大学ならではのスペシャルな体験として、前田先生が丹精込めて作られた来年の干支「巳」の置物に水干絵具で絵付けをして・・・なんと!お持ち帰りができるんです。

自分で絵付けをした奈良一刀彫の「巳」を部屋に飾って、新年を迎えてみませんか?
また、その「巳」を1年間そばに置いておくと、いいことがあるかもしれませんね。

【12月6日追記】
『県民だより奈良12月号』に、前田先生が掲載されています!
ぜひご覧ください。
来年は手作りの干支を飾りませんか?_6
奈良県のホームページ『県民だより奈良12月号』奈良伝承

みなさんのお申込みをお待ちしています。
http://nhmu.jp/class/12282

(かっぱ)

色即是空 空即是色

そろそろ冬の気配が感じられるようになったココならまちで開催した授業「ならまちの癒しのごはん処」に、スタッフとして参加してきました。

到着すると、何やら良い匂いが・・・。
先生が、本日みなさんにご賞味していただく精進料理の準備をされていました。

色即是空 空即是色_2

その様子を横目に、“かっぱ”と受付準備をしていると、お店の奥からワンちゃんが出てきました。

色即是空 空即是色_1
 
まんまるお目目がキュートなこのワンちゃん。
お名前は、“空海”の名前からいただいた“くうちゃん”。
授業の準備中も足もとに寄ってくるなど、なかなかの誘惑をしてきます。
その目を見てると、「準備なんて後でもいいじゃん。僕と遊ぼう!ね?」と語りかけてきます。
「うん、そうだね。ちょっとくらいならいいかな。ひとまち授業の準備ぐらいなんて、“かっぱ”や“なさ”がやってくれるよね。あはは・・・だが、断る!僕には授業を気持ちよく受けてもらうための準備をする義務がある!残念だけど、また今度ね。」
と、5秒ほど目で語り合いました。
ううむ、早くも準備段階でスタッフに試練を与えてくるとは。
ここは精進料理を食べさせてくれるだけじゃあなく、心も鍛錬できるお店なんだと思いました。
準備がほぼ整ったころ、みなさんも到着し、授業開始。

まずは智明さんから、仏に仕えるまでのお話やご自身の体験から感じたことなどをお話していただきました。

色即是空 空即是色_3

いままでの智明さんの人生は波乱に満ちていて、聴いていて胸が締め付けられる思いとともに、その言葉には重みが感じられて、頭が下がる思いでした。

・・・ちょっとしんみりしましたが、お待ちかねの精進料理!おいしそう!

色即是空 空即是色_4

その後、みなさんは心もお腹も満たされ、無事に授業終了。

僕たちは、みなさんを見送った後に後片付け。
僕が外で片付けをしていると、“くうちゃん”が飛び出してきて「すわ!」と思ったら、近所のワンちゃんとそれはそれは楽しそうにじゃれていました。
「色即是空・・・」
そんな僕のつぶやきがならまちの夕闇に溶けていったところで、僕の授業「ならまちの癒しのごはん処」も終わっていきましたとさ。
おしまい。

(よっしー)

紙芝居の世界にようこそ

秋も深まり紅葉も見頃を迎えた3連休の最終日に、授業「こころをはぐくむ、紙芝居の世界 ~奈良で生まれた豊かな芸術~」を行いました。
教室は、近鉄奈良駅から徒歩圏内、三条通りからすぐの「ごはん cafe にこちゃん堂」。
ぽかぽか陽気の日曜日、上着が要らないぐらい暖かい日だったこともあり、周辺は観光客でいっぱい!!

参加者のみなさんが迷わないようにとお店の前に立っていると、
「東大寺はどう行くんですか?」
「猿沢池はどっちですか?」
「近鉄奈良駅は?」
など、道を聞かれまくり・・・
ひとまち臨時観光案内人に扮して、参加者のみなさまのお越しをお待ちしておりました(笑)。

紙芝居の世界にようこそ_1

また、授業は14時からでしたが、私たちスタッフは準備のために13時頃に会場に到着したので、お店の中もランチのお客さんでいっぱい!
すごくお忙しそうで。。。
こんな時間にバタバタ準備して、すみませんでした。。。

にこちゃん堂は、個人的にランチを食べにお邪魔したことはあったのですが、2階にこんな屋根裏部屋があったとは!!びっくりしました。
今回の教室としては、とってもベスト!!
雰囲気が出て、より一層紙芝居の世界に浸れます。
教室を見つけてきたスタッフ“たぴ”、さっすが~!!

紙芝居の世界にようこそ_2

授業が始まり、中谷先生のほんわかした雰囲気や優しい語り口に、教室は一気に紙芝居小屋へと変わりました。

授業の内容は授業レポートも併せてご覧ください♪
紙芝居の魅力に触れて

新作の紙芝居もご披露いただき、4本もお話をしてくださいました。
みなさん子どものようなキラキラした目で、紙芝居のなかのキャラクターたちに引き込まれていました。

紙芝居の世界にようこそ_4

とっ!!油断していたら、中谷先生からこんな提案が!!!!
「せっかくですので、自分で紙芝居をつくってみませんか?」
一瞬にして、全員が現実世界にカムバ~~ック!!
「えっ!?どういうこと??」
みなさんの表情が変わりました。
そう、中谷先生が事前に今回の授業のためだけに10枚ほどの画を書き下ろしてくださり、その画を使って自由にストーリーを考えて、創作紙芝居をつくってみようというワークショップが始まったのです。
「後半は、みなさんが考えた創作紙芝居を発表してもらいます。それでは一旦休憩しましょう!」
という言葉も耳に入らないぐらい、休憩時間も、みなさん画とにらめっこ。
さっきまでのキラキラした目が真剣な眼差しに変わっています。

紙芝居の世界にようこそ_5

にこちゃん堂特製のおいしいプリンをいただきながら、いざっ!各自の発表へ。
発表するまでは、
「どうしよう~何も浮かばない~こんな発表するなら申し込まなきゃよかった~」
など、弱気発言をしていたのは幻か!?ってぐらい、全員めちゃくちゃ上手!!!!
みなさんの創作力には、本当に驚かされました。
私には思いつきもしない発想ばかり!絶対無理。。。
今日ほど、裏方スタッフでよかったと心から思ったことはないぐらい(笑)。
先生も、みなさんの出来が想像以上だったようで、大絶賛☆
「創作に困ったときは、みなさんに相談します!」
ってコメントまでいただきました。

紙芝居の世界にようこそ_6

今回は、授業というより、中谷先生の紙芝居ワールドへ遊びに行った感覚でした。
普段の生活を離れて、お話の世界に旅をしてきたみたい。
2時間たっぷりと心を休めて、なんだかほかほかした気持ちになれたのではないでしょうか?
たまには、現実からちょっとだけ距離を置いて、お話の世界にお邪魔するのも悪くありません。
素敵な時間が過ごせるはず!
またどこかで、中谷先生の描いたかわいいキャラクターに会えますように☆

紙芝居の世界にようこそ_7

(くすきち)