奈良ひとまち大学

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大自然のなかでの授業

2020.09.27 | 授業 | by Staff

9月27日(日)の授業「開校10周年記念!リクエスト大会Vol.9 歩いて考える、奈良の自然のこと ~大切なものを守るためにできること~」に従事してきました。
初めての従事。
前日から少し緊張していた私でしたが、集合場所に着くと鹿が優しく迎え入れてくれ、緊張をほぐしてくれました。
ありがとう!!鹿さん。

大自然のなかでの授業

出発前に、先生のスギヤマタクジさんがなにやらスプレーを吹き付けていました。
それは何かと伺うと、「ヒル除け」とのこと・・・。
それを聞いた瞬間に映画「スタンド・バイ・ミー」を思い出したのは私だけでしょうか。
映画の終盤に主人公たちが沼地でヒルに吸われるシーンがあるんですよね・・・。
そんな映画のようにならないために、先生にヒル除けスプレー「ヒル下がりのジョニー」をお借りして、学生・スタッフの全員に吹き付けて準備完了。
ちなみにこの「ヒル下がりのジョニー」は、探偵ナ○トスクープ好きの人にはお馴染みのスプレーです。

大自然のなかでの授業

いざ、春日山原始林に出発です。
この授業の詳しい内容は、「ひとまちレポート」をご覧くださいね。
「私も自然の一部だった」
http://nhmu.jp/report/34692
「こんなにすぐ近くに、世界遺産の原始林があるなんて!」
http://nhmu.jp/report/34804

新型コロナウイルスの感染拡大防止のためにマスクを着用しての授業。
また、9月末といってもまだまだ残暑が厳しい日もあるので、しんどくなる人がいないか心配していましたが、春日山原始林に入ると木漏れ日がとても気持ちよく、みなさん快適に受講されているようで一安心!

大自然のなかでの授業

歩いていると、幸先よくサワガニを発見!!
水がとてもキレイで透き通っています。

大自然のなかでの授業

先生から様々な植物の植生についてのお話をしていただきながら、どんどん奥へと進んでいきます。
ちなみにみなさん、この写真の木の名前はご存じでしょうか?
奈良市民の方ならご存じですよね~。

大自然のなかでの授業

そう、正解はイチイガシです!
イチイガシは奈良市の市木で、名前の由来は「一番大きくなるから」という説と「様々なことに使われ用途が一番多いから」という説があるそうです。
私も市木ということは知っていましたが、名前の由来は初耳でした!

小休止中も授業は続きます。
静かに自然の音に耳をかたむける時間です。

大自然のなかでの授業

鳥のさえずり。
虫の声。
水の音。
木々の葉が風に揺られる音。
耳から入ってくる音はどれも心地よく、普段の喧騒から離れ、とてもリフレッシュになりました!!

道中、クワガタやカマキリ、トカゲにカエル、普段はお目にかかることができないヒルやマムシまで見ることができ、学生のみなさんもとても喜んでおられました。
ちなみにスギヤマ先生、ヒルを手に乗せて血を吸うところを見せようとしてくれましたが、ヒルはお腹がいっぱいだったのか、思い通りに吸ってくれませんでした(笑)。

大自然のなかでの授業

授業の最後、月日亭の休憩舎で葉っぱや木の実の説明を受けている時に、なんと雨が・・・。
屋根がある場所で良かった!

大自然のなかでの授業

そして、授業が終わって学生さんたちが帰るときには、なんと雨が上がっていました!!
先生や学生さんたちの日頃の行いの良さがそうしてくれたのでしょう。
感謝です!

途中からはスタッフでありながらもこの大自然のなかでの授業をとても堪能している自分が・・・。
目だけでなく五感全てで春日山原始林を体感するという素敵な授業をしていただいたスギヤマ先生、
またこのコロナ禍のなかでも授業に参加してくださった学生のみなさん、ありがとうございました!

(TSK)

奈良の鹿は今日も元気です!

2020.09.23 | 授業info | by Staff

10月24日(土)の授業「開校10周年記念!リクエスト大会Vol.11 奈良公園の鹿のリアルを知ろう ~コロナ禍でも鹿は元気です!~」のご案内です。

「『奈良』と言えば」の代名詞のひとつ、「鹿」。
朝昼夕と、いろいろな姿を見せてくれます。
朝は、街のなかを散策・・・。

奈良の鹿は今日も元気です

昼間は、道路の側溝で涼む・・・。
夕方になると、奈良国立博物館の前庭には、鹿鹿鹿!鹿だまり!

奈良の鹿は今日も元気です

また奈良公園では、今年生まれたかわいい子鹿がお母さんの後をついて回る姿を観ることができます。

奈良の鹿は今日も元気です

あちらこちらで鹿に出会うことができる、奈良の街。
鹿が駅前の草地に座っていても、信号脇に立っていても、街のなかを散歩していても、行く人はちらりと鹿を見るくらい(気が付かない人も多い)。
その姿はまるでオブジェです。
気にせず鹿とすれ違うという、当たり前の日常が繰り返されています。

奈良の鹿は今日も元気です

いつもどおりの生活を送っている鹿ですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、テレビのニュースを通じて話題になったのが、「コロナ禍で観光客が激減して鹿が飢えている」などといった事実とは異なった情報。
奈良公園の鹿は野生動物であることや、鹿の食べ物・習性といった大切なことが伝えられず、「飢えている」という誤った情報が伝わってしまいました。

そこで今回の授業では、奈良の鹿の基礎知識や接し方を「奈良の鹿愛護会」のスタッフに聞いたり、24時間365日体制で鹿たちの保護活動を行っている愛護会の活動について伺ったりします。
この機会に、鹿と人との共生について、一緒に考えてみませんか。

奈良の鹿は今日も元気です

コロナ禍にあっても、鹿は今日も元気な姿を見せてくれています。
みなさん、元気な鹿に会いに来ませんか?
お申込お待ちしています。

申込はコチラ↓
http://nhmu.jp/class/34621

(かっぱ)

奈良ひとまち大学開校10周年企画「縁の下の力持ちインタビュー」(1) 小我野明子さん

2020.09.20 | 広報課 | by Staff

奈良ひとまち大学は、授業をしてくださる先生、そして参加してくださる学生のみなさんはもちろん、他にも多くの方のご協力のもと運営しています。
なかなか紹介する機会がないもので歯がゆかったのですが、今回、奈良ひとまち大学広報課スタッフが、開校10周年企画のひとつとして、そんな「ひとまち縁の下の力持ち」のみなさんにインタビューをすることに!
今回は、9月13日のブログ「奈良ひとまち大学開校10周年企画『縁の下の力持ちに話を聞こう!インタビュー』始まります」で予告していたとおり、近鉄奈良駅の北側「きたまち」エリアでロシア雑貨店「マールイ・ミール」を営み、フリーライターとしても活躍されている小我野明子さんにご登場いただきます。

奈良ひとまち大学開校10周年企画

小我野さんには、奈良ひとまち大学の開校以来10年間、380を超える授業タイトルと内容紹介文を書いていただいています。
奈良ひとまち大学の授業情報をスタッフ以外で最も早く知る人のひとりです。
奈良やロシアに関する本も出されていますので、その名前をどこかでご覧になった方も多いのではないでしょうか。
初対面ながらも他人ではなかった小我野さんと広報課スタッフが、ひとまち大学のことや奈良のこと、いろいろ語りました。
どうぞご覧ください。

奈良ひとまち大学開校10周年企画

「えっ!て思ってから、もう10年」

― 今日はよろしくお願いします。
小我野 長い事お世話になってます。

― そうですね。10年です。
小我野 ねえ。びっくりします。
ぼーっとしてたら10年て経つねんなって(笑)。

― (笑) 小我野さんは、もともと奈良ご出身ではないんですよね。
小我野 そうなんです、生まれは兵庫県です。
小学校の頃に引っ越してきてから、奈良にはずっといます。
仕事で大阪に何年か住んでたりもしましたけど。
私もともと、ここの出版社で働いていて。

奈良ひとまち大学開校10周年企画

― あ、これ持ってました!
この時の表紙のみうらじゅんさんはなさんも、ひとまち大学で先生してもらってますからね。
小我野 そうですよね。

― ひとまち大学の授業タイトルを書き続けていただいて10年ですが、もともとの関わりというのは。
小我野 当時の会社の後輩が、ひとまち大学のHPの仕事をいただいてきたんですよね。
それで、体裁を最初に整えなきゃいけない。
これから毎月、授業の案内を小我野さんやってくださいって言われて、えっ!てなって。
奈良に住んでるから分かるやろって、何の気なしに引き受けたんですけど。
それから10年です。

※スタッフ註 ちなみに2010年9月5日の第1回授業のタイトルは「『開校式』奈良のまちが大学になる。 『奈良ひとまち大学』開校!」でした。

奈良ひとまち大学開校10周年企画

「やっぱり授業に行きたいって思ってもらいたい」

― もう380回以上のタイトルを書いていただいてて、毎月ご負担になってるんじゃないかってちょっと心配していたりもするんですが・・・。
小我野 いえいえ、おもしろくさせてもらってます。
書いているときに、あっ、これすごい行きたいって思いますね。

― ああ、嬉しいです。
小我野 どんな話しはるんやろ、おもしろそうって。
雑誌で取材を続けてきたこともあってすごく好奇心があるので。
でも、そういう取材する人じゃなくても授業に行けば先生のバックグラウンドとかお店のこととか知れるからいいですよね。

奈良ひとまち大学開校10周年企画

― タイトルや内容の紹介文を考えていただくときは、開催要項案(スタッフが作成している書類)をご覧になってらっしゃると思うんですが、それを見てパッと思いつくものですか?
小我野 悩む時と、パッと出てくる時とあります。
一番気をつけているのは、先生の気持ちというか。
これをしゃべりたい、知っていただきたいっていうニュアンスを短い中にも入れたいと思ってます。
やっぱり、授業に行きたい、おもしろそうって思って来てもらいたいですよね。
開催要項案なんかも、スタッフの方がいつもすごく調べて書いてくださってるのにこんな短くしてごめんって思ったりもしてます(笑)。

― できあがったタイトルを見た先生もすごく喜んでくださいますね。
そういう反応は小我野さんにもお届けできればと思っています。
小我野 いつも、これでいいんかなって思いながら書いているので。
ひとまち大学のタイトルもそうですし、お店のブログやインスタもいつもあげているんですが、もっと反応が欲しい?と思いながら毎日やっています(笑)。

奈良ひとまち大学開校10周年企画

「奈良っておもしろい人たくさんいますよ」

― 最後になりますが、開校10周年を迎えた奈良ひとまち大学に何かメッセージをいただけますか。
小我野 奈良っておもしろい人いっぱいいるし、ネタには事欠かないと思います。
ひとまち大学の授業だと普段入れないところも入れたり、わざわざ神社仏閣の方がお話してくださるとか。
そういうのってすごくいい機会やと思います。
こんなおもしろいことしてるっていうのをもっと分かってもらえたらいいなって思いますよね。
私のしていることはそのお手伝いのひとつではあるんですけど、もっともっとおもしろい授業ができると思うので、今後も楽しみです。

― そう言っていただけると、すごくありがたいです。
がんばろうって思います。
今日は、ありがとうございました。
そして今後ともよろしくお願いします。
小我野 ありがとうございました。

小我野明子さんのお店「マールイ・ミール」
〒630-8288 奈良市東笹鉾町34
TEL:0742-87-1514
HP:http://mmnara.web.fc2.com/
Facebook/インスタグラム 「マールイ・ミール」

奈良ひとまち大学開校10周年企画

(せとやん)