平城宮跡。

言わずと知れた、世界遺産「古都奈良の文化財」のひとつであり、そして奈良市民の憩いの場。

さて、7月25日(日)の授業「平城宮跡で眠る6万羽のツバメのこと ~ツバメのねぐら入りを見に行こう~」のテーマは「平城宮跡の夏の風物詩」。
平城宮跡朱雀門ひろば 平城宮いざない館の展示でも紹介されています。

それは・・・ツバメのねぐら入りです。
夏の夕暮れ、ツバメたちが集団で空を飛び回り、そしてねぐら入りをするというのです。

多いときには何千羽という単位で、平城宮跡のヨシ原の上空をツバメたちがすいすいと旋回し、遊び疲れたらヨシ原に入り、おやすみモードになるんだそう。
比較的、街に近い場所で、普通ではめったに見られないツバメたちの姿を目にすることができるなんて、平城宮跡の豊かな自然環境、恐るべしです。
今回の授業では、奈良ツバメねぐら研究部のみなさんを先生にお迎えし、まずは平城宮いざない館にて、映像を交えながらツバメの生態やねぐら入りの話を伺います。

そのあと移動して、現地観察を行います。
ちょっとここで残念なお知らせを。。。
ツバメのねぐら入りは春頃から徐々に増えてきて、夏にピークを迎えます。
平城宮跡は最大6万羽のツバメたちがねぐら入りする、日本最大級のスポットのはず、なんですが、実は今年の平城宮跡は、例年に比べてツバメが非常に少ないそう。
周りの人たちとツバメの話をしていると、「今年はツバメの巣づくり、いつもよりも遅いわ」なんて声も聞こえてきます。
とはいえ、ツバメたちが子育てする様子は、とってもかわいいですね。
こちらは奈良ひとまち大学の助っ人スタッフ“さとちん”の実家で子育て中のツバメの写真です。
ガレージに巣があるらしく、日曜日も「ガレージ開けて」の大合唱らしいです。

授業当日まであと1ヶ月。
平城宮跡のねぐらにたくさんのツバメが集まることを祈りつつ、みなさんのたくさんの申込をお待ちしています。
お申込みはこちら↓↓
http://nhmu.jp/class/36023
(なさ)
どうも、“よっしー”です!
7月31日(土)の授業「奈良公園ゴミゼロプロジェクトって? ~全国で話題のチャリティー活動~」の案内をします!
「奈良公園」と言えば、スグに思いつくのがやっぱり鹿ですよね!
いきなりですが、ここで問題です!
2020年度の奈良公園の鹿の頭数は、どれくらいでしょーか!?
答えは・・・1,286頭です!
どうでしたか?
思ったより多かったですか?
それとも少なかった?
私は少ないなぁと思いました。
身近に居てよく目にしているからか、もっとたくさんいるのかと思っていました。

このデータは、一般財団法人奈良の鹿愛護会のホームページの「頭数調査」から引っ張ってきました。
データを見るに、出生数は徐々に上がってきているんですが、死亡数も地味に上がってきているんですねー。
というか、死亡項目のなかで、「交通事故」や「疾病」はわかるんですが、「野犬」や「密殺」があるなんて!
最近、野良犬なんて見たことなかったから意外じゃないですか?
さらに、項目のなかでひときわ異彩を放っているのが「密殺」!
掲載されている過去12年間のデータのうち、2010年に1頭だけですが、なかなかのパワーワードなのでインパクト大ですね。
ちなみに、死亡理由のトップ3は・・・
(1)その他 144頭
(2)疾病 102頭
(3)交通事故 49頭
のようです。

ある調査によると、死亡した鹿を解剖すると、25頭中16頭からお腹にビニール袋やお菓子の包み紙が出てきたそうです。
直接の死因として、お腹にゴミが溜まって死んでしまったのは数頭のようですが、調査からわかるように、大多数の鹿が私たち人間の出したゴミを食べているのが現状のようです。

そんな現状を知り、なんとかこの状況を改善しようと立ち上がったのが、今回の授業の先生、「奈良ゴミゼロプロジェクト実行委員会」のみなさんです!
実行委員会結成のきっかけは、奈良の鹿愛護会と共同でチャリティノートを作製したのが始まりだったそうです。

その後、鹿を取り巻く現状をなんとか改善したい!
鹿だけじゃなくて、すべての生き物が共生しあえるようにしたい!
という志を同じくする人たちが集まって、現在では7人の中核メンバーで活動されています。
クラウドファンディングで資金を集めて啓発ポスターや顔ハメパネルを作製したり、ボランティアで奈良公園の清掃活動をしたりするなど、その活動は多岐にわたっています。

授業では、実行委員会結成から現在までの話や、実行委員会が最終的にめざすものは何かといった話をお聞きするほか、「あらゆる生き物が共生する奈良公園 ―ポイ捨てされるゴミをなくすにはどうしたらよいか」をテーマに、参加者と委員会のメンバーで意見交換会を行います!
私たちの身近にある奈良公園と鹿について、あなたも一緒に考えてみませんか。
みなさまのお申込、お待ちしております!
申込はコチラ↓↓
http://nhmu.jp/class/36032
(よっしー)
冒頭大学生の麻婆豆腐ラーメン店から大発表!
6月27日(日)「コロナ禍で生まれた大学生のラーメン店 ~YouTubeで学んだ四川風麻婆豆腐~」の教室である「jinniyah/奈KAMA」。
6月6日から店名が「すするか、すすらんか。」に変わります!!!
新たなビジョンのもと店名を変更し、リニューアルオープンされました。

これまで、数多くの奈良ひとまち大学の授業のなかで、授業を開催する直前に店名が変わったことがあったでしょうか?
いや、多分ない。

このコロナ禍で、彼らは店名を変えるタイミングを計っていました。
新たな自分たちを見せるタイミングを。
「すするか、すすらんか。」
ここは大学生が経営運営するラーメン店。
しかも、他にはない麻婆豆腐ラーメン店。

コロナ禍のなか、リモート授業により大学生は学校に行けなくなりました。
通学の時間はなくなり、クラブやアルバイトもできなくなりました。
時間は有り余るほどになり、多くの学生が苦しい、また寂しい思いをしたはずです。
だが彼らは違いました。
その有り余る時間をチャンスととらえました。
自分たちのやりたい目標を見つけ、起業。
それが学生だけで経営するラーメン店でした。

店長・オーナーの西さん。
料理長の奥野さん。
彼らについては新聞記事を読んでいただきたい。

pdfはコチラ。
熱い2人は、厳しい状況が続くこのコロナ禍のなか、次のステージへ進みだしました。
コロナ禍で苦しい思いをしている方。
どうにかしたいと考えている方。
前向きになりたい方。
起業したい方。
そんな目標をもっておられる方々。
ぜひ2人の前向きな熱い話を聞いて欲しい。

今回は、普段の「ひとまちブログ」のような味のレポートはしません。
写真は載せるけど。

もちろん麻婆豆腐ラーメン美味でございます。

願わくば、心にモヤモヤしたものを抱えて授業を受けた方が、今回の授業で自身の道を見つけ、次の奈良ひとまち大学の先生になってくれることを!
その時はもちろん声をかけてくださいよ!
あの方もこう申しております。
「たとえどんな悪路でも・・・
決して希望を見失わない・・・
それが・・・
正義超人魂だ!」
~ラーメン〇ン~
申込はコチラ↓
http://nhmu.jp/class/35894
(ask)