奈良の鹿と、彼らを守る人々のハナシ
2010.09.25 | 授業 | by Staff
朝は少し肌寒い季節となりましたが、授業「ボクの仕事は「奈良の鹿」~24時間365日、鹿を見守る人たち~」が始まる頃には暖かくなり、快晴で絶好の授業日和となりました。
例年10月に行われる「鹿の角切り」。
今年は天皇陛下が見に来られるとのことで、会場の鹿苑には大きな資材が運ばれ、特別観覧席の作成準備に忙しそうでした。
鹿の角きりを観に毎年大勢の方が鹿苑を訪れますが、その隣にある「奈良の鹿愛護会」事務所の中にまで入られたことのある方は少ないのではないでしょうか。
事務所内の一室は、鹿に関する資料やグッズで埋め尽くされ、見ているだけで楽しく、また勉強になります。
行楽シーズンを迎えたこともあり、春日大社の参道は行き交う観光客でいっぱい、授業が行われる場所への曲がり角がわかりづらくなっています。
そこで、スタッフを配置し、のぼりも設置。
さて、いよいよ授業開始!
奈良といえば「大仏と鹿」と誰に聞いても返ってくるほど、奈良公園の鹿は
奈良のイメージとして広く知られていますが、近くに住む私たちには身近すぎて、意外と鹿そのものについてはよく知らなかったりします。
みんな、真剣に話に聴き入りました。
授業の様子については学生の なお さんが詳しくレポートを書いてくれました!こちらをご覧ください。
http://nhmu.jp/report/1818
話をひと通り聴き終えた後はグループに分かれ、知ったことや疑問に思ったことを話し合い、質疑応答の時間では活発な質問が飛び交いました。
奈良の鹿愛護会スタッフの方々のご苦労もかいま見え、授業の帰りに出会う鹿たちも、一層いとおしく、また違った目で見えてきました。
ところで、これからの観光シーズン、車と鹿が衝突する事故が多くなるそうです。みなさんも、奈良公園周辺をドライブする際はどうぞお気をつけて・・・。
(山)