授業後の井戸端会議にて・・・
2017.01.22 | 授業 | by Staff
冷たい雨が今にもぱらつきそうで、少し小走りになりながら、今日の授業「旅行者×地元住民の憩いスポット ~奈良の新感覚ゲストハウス~」の教室、「奈良ゲストハウス 神奈寐(かむなび)」へと急ぎました。
教室に到着すると、先生を務めていただく番頭さんたちはお昼ごはんの真っ最中。
あ~!ごめんなさい!!
食事後、さっと窓を開けて、空気を入れ替えてくださり、会場設営が始まりました。
前もって担当スタッフ“くすきち”と神奈寐のスタッフの方が入念に確認し、印をつけていた場所にプロジェクターを設置し、さあ準備万端です。
今回の授業の先生は、奈良ゲストハウス神奈寐で番頭を務める松本雄大さん。
あっ、後日談ですが、ちょっと前に松本家に赤ちゃんが誕生したと“くすきち”から聞きました!
松本先生、おめでとうございます☆彡
話題は戻って・・・、授業のお話を。
奈良ゲストハウス神奈寐は、主に番頭さんと女将とボスの3人で運営しています。
ゲストハウスって、仕事をリタイアしたご夫婦が経営されているという勝手な世間のイメージがあるのか、お客様からはボスと女将が夫婦だと勘違いされることが多々あるそうです。
この奈良ゲストハウス神奈寐は個人経営ではなく、「ファルコ・リアル・パートナーズ株式会社」という不動産会社が経営しています。
つまり、ボスはこの会社の社長さん。
番頭と女将は社員さんというわけです。
この場所・この建物がゲストハウスになるまでの紆余曲折のお話は、とても興味深かったです。
この物件のオーナーさんと出会い、フレンチレストランにしようか、介護施設にしようか、はたまた貸家にしようかと、かなり悩んだらしいです。
でも!!あるデータで、奈良に来る観光客は多いけど、奈良に宿泊する観光客はとっても少ない(約9%)という数字に愕然として、奈良に泊まってもらって奈良の良さを知ってもらいたい!と思い、この物件をゲストハウスとして開業することにしたんですって。
町屋をゲストハウスにリノベーションする際に特にこだわったのが、今回の授業の教室に使わせてもらったカフェスペースです。
タイルから自分たちで選んで、「柱」「はり」なども残せるものは残した状態でリノベーションしたそうです。
工事の様子を写真で見せてもらい、実際にゲストハウス内の見学にレッツゴー!!
なんと、この授業の時間帯はチェックイン前だったので、全室入り放題♪見放題♪
お客様に「和」を感じてもらえるように、中庭を作り石灯篭を置いたり、ふすま・ガラス戸・床の間など、随所に日本文化を感じてもらえるポイントを残していました。
一番困った点が、トイレ・・・。
国によってトイレ文化が違うので、そこをどうするか一番悩んだそうです。
「使用後は流してね」などの貼り紙をして、注意喚起しているみたい。
確かに、貼り紙いっぱいあった、あった!
授業では、先生お手製のスィートポテトと美味しいコーヒーをいただきながら、ボスである社長と女将もそれぞれ自らの思いを語ってくださり、3人の思いがいっぱい詰まったゲストハウスなんだなぁと実感しました。
「神奈寐」という名前には、ゆっくりくつろいでもらいたい、人と人とが繋がる場になりたい、という思いがこもっています。
地元住民=神奈寐=観光客
それぞれが情報提供しながら、奈良を良い街に。
その情報発信源としても活躍していきたいと語ってくれた先生。
授業後は、何人か残った学生さん、番頭さんたち、スタッフで井戸端会議が始まりました。
そこで、学生さんから、とっても嬉しいハッピーなお話を聞くことができました~!
な、な、な、なんと!!!!!!!!!!!!!!!!
奈良ひとまち大学の授業がきっかけで出会い、ご婚約されたカップルがいるんです!!
授業にたまたま参加された方同士が意気投合して、お付き合いし、婚約されたんです!
奈良ひとまち大学始まって以来の初☆婚約カップルの誕生!!
これはもう、ひとまち大学のスタッフ冥利に尽きるというか何というか、めちゃくちゃ嬉しいご報告でした。
スタッフ一同、おふたりの末永いお幸せを心よりお祈りいたしております。
ぜひ、今後はご夫婦で引き続き授業にご参加くださいね~(^^)/
嬉しい報告の後も井戸端会議はまだまだ続き、番頭さん・ボス・女将、それぞれのゲストハウス内での憩いの場所も聞けましたよ。
居心地のいいカフェスペースでの井戸端会議は尽きることがありません。
みなさんも、ぜひ一度立ち寄ってみてくださいね。
(つる)