人と自然が手をつなぐ「おいしい森」
2023.04.22 | 授業 | by Staff
築250年の農家をリノベーションして誕生した「ア。ウン。HAUS」が熱い!
ここは近鉄奈良駅から車で北東に30分ほどの場所。
大久保裕恵さんとオランダ人のヨスさんご夫妻は、オランダから帰国後の2018年から、ここ須川で、農薬を使わず自然と共生しながら食べられるものを作る活動、その名も「おいしい森プロジェクト」を手掛けています。
日々の暮らしを多くの人に発信し、共感した人々が次々に訪れています。
本日の授業「楽しくて未来型!里山の充実ライフ ~『おいしい森プロジェクト』始動~」の参加者もスゴイ!
「日頃から里山づくりに協力してます。」
「老後は田舎暮らしが目標で、参考にしたいので。」
「かつてオランダで仕事をしていました。」
「(オランダの)お隣ドイツから昨年帰国しました。田舎の雰囲気が懐かしいです。」
「農学部で勉強している大学生です。」
今回の授業を「これだ!」と思って「来るべくして来た仲間」ばかりです。
自己紹介が終わった頃には不思議な一体感が生まれます。
授業の様子は「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「里山体験」
http://nhmu.jp/report/39486
画像を交えながら「おいしい森」の紹介をする裕恵さん。
ヨスさんがオランダ語でところどころ補足します。
「ああ、そうね」と、それを日本語で説明する連係プレイにご夫婦の絆を感じ、「ほっこり」します♡
質疑応答タイムでは、笑顔で頷き、目を丸くして興味深げに耳を傾けるヨスさんと裕恵さん。
表情がくるくると変わり、とても魅力的です。
さあ!全員で「おいしい森」に出かけます。
すぐにあちらこちらで歓声が上がります。
「見つけた!」
「これ、コゴミですよね?」
裕恵さんからは、「収穫してね!収穫しないと草木は自分の役割が無くなったと思ってしまうのよ」と、目から鱗(うろこ)の魔法の言葉!
「少し酸っぱい味がする」というイタドリに、鼻を近づけたりかじってみたり、思い思いに自然を採集します。
マイナスイオンをいっぱい浴びたココロとカラダは大喜び。
みんなずっと前から知り合いだったみたいに、会話も弾んで・・・自然って偉大。
このあと振る舞われた「イタドリご飯」を「おかわり」する人がたくさん。
自然の空気を吸うと、いつもよりおなかが空くんです。
「こういう活動で何かお手伝いできることはありますか?」の声に、「草刈りでも何でも、できることを手伝ってくれると嬉しい。いつでも大歓迎よ」と裕恵さん。
学生のみなさんの「また来ます」「次は子どもと訪れたいです」と言って笑顔で帰って行かれる姿が印象的でした。
(奈725)