やくよけ カキノキ 自然体
2019.09.21 | 授業info | by Staff
近鉄奈良駅から徒歩約5分。
バス通りからいつも見えている看板「やくよけ観世音 慈眼寺」。
10月27日(日)の授業「ディープに学ぶ、慈眼寺のこと ~意外と知らない、厄除けあれこれ~」の教室です。
どんなお寺なのか、気になって気になって・・・。
先日訪れてみました。
門の前の石碑には、「聖武帝 御感得 やくよけ観世音菩薩」と書かれています。
・・・ってことは、創建は聖武天皇の時代。
聖武天皇の時代かぁ・・・。
えっ!?ええええええええっ?
約1300年の歴史を連綿と積み重ねてきたお寺が、ここにもあるなんて!
奈良はほんと、1300年の歴史があちらこちらにある。
気がつかないし、あまりPRもしていない。
自然体なんだよな。
さて、石碑に驚いたところで、門へ。
「やくよけ観世音 慈眼寺」。
やくよけのお寺なんだな。
ふと見た看板には、「カキノキ」のことが書かれています。
樹齢300~400年!
周囲は2.7mとデカイぞ。
境内奥に、そのカキノキがありました。
近くに寄ると、なんと青々と茂り、なんて元気なカキノキだろう。
周囲の大きいこと。
そして鈴なりの柿の実。
太陽の日差しを受け、キラキラしている。
約400年、奈良のまちの移り変わりをここから見てきたんだ。
・・・慈眼寺の入口だけで想像以上の歴史のすごさを感じてしまいました。
さて慈眼寺は、やくよけの古寺として信仰が篤く、毎年2月と8月の初午の日には、秘仏である聖観世音菩薩を開扉し、盛大に会式を行っています。
お寺に伝わる「古老伝」では、「鍵元の寺」として、慈眼寺の会式が終わらないと諸社寺の会式が始められなかったとか。
すごっ!
あまり知られていない歴史がさらりとある。
ところで、みなさんは厄除けをしたことはありますか?
「厄年だから厄除けに行くわ~」と話しているのを聞いたりしますが、そもそも厄年って?厄除けって?
言葉は知っているけど、あまりよく知らない厄除けのこと。
でも厄除けは、初詣や冠婚葬祭と並び、身近な宗教儀式のひとつだと思いませんか。
今回の授業の先生は、慈眼寺副住職の北條慈応さん。
大学では西洋哲学を研究されていたとのことです。
授業では、慈眼寺のことや西洋哲学のこと、僧侶として日々思うことなどを伺います。
そして、厄除けのあれこれについても伺います。
駅近でありながら、あまり知られていない慈眼寺の魅力。
みんなで触れてみませんか。
お申込お待ちしています!
申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/32781
(かっぱ)