生け花との出会い
2023.07.05 | 授業info | by Staff
それは、ある秋の日でした。
6月24日の授業「アーティスト・イン・レジデンスってなに?」の教室「スペースデパートメント」で行われたイベントに参加した時のことです。
さまざまなアーティストの作品が飾られているなかに、この作品がありました。
「畳の部屋に木がある!」と驚きました。
これは生け花だったのです。
すると、今から華道家による生け花のライブパフォーマンスがあるとのこと。
「プロが花を生けるところが見れる!?ラッキー!」と思い待機していると、背丈ほどの枝を持った華道家の生駒敦さんが登場。
早速、生け花が作られていきました。
ジャズが静かに流れるなか、生駒さんが枝や花をひとつひとつ丁寧に選んで生けて、できあがった作品がこちら!
思わず息をのみました。
生け花についての心得は全くありませんが、そんな私が見ても分かりました。
「めっちゃ良い!!!」
上手く表現できませんが心が動きましたので、気が付いた時には生駒さんに、「奈良ひとまち大学で授業してください!!」とお願いしていました。
そんな突然のお願いにも関わらず、「僕でできることがあればよろしくお願いします!」と爽やかにお返事をいただき、7月30日(日)の授業「花と枝で空間を作る、ということ ~華道家/Ikebana artistの仕事~」が誕生したのです。
良い人すぎません?(涙)
生駒さんは華道家でありながら、「Ikebana artist」として、出身地である奈良をはじめ、各地でご活躍中。
大学時代に学んだ建築と生け花の親和性を感じ、仕事にしたとのこと。
「生け花」って敷居が高いと思っていませんか?
奥は深いが、構えることもない。
生駒さんの柔らかなお人柄から、そんなことを感じる授業になるのではないかと思います。
それは、ある春の日でした。
私は生駒さんが定期的に開催している枝物販売会「名のない枝屋」に足を運びました。
一面、枝、枝、枝!
五月梅、木香バラ、アップルユーカリ、夏ハゼ、アリウム・・・たくさんの種類の植物が置いてありました。
ツツジだけでも、紅霧島ツツジ、稲荷ツツジ、ヨウラクツツジと、何種類もありました。
年間100種類近くの花や枝物を扱っているとのこと。
見ているだけでワクワクします。
授業では生駒さんに、
*建築と生け花から考える空間作り
*「枝物」の魅力
*奈良の素敵な空間を枝花でより上質にしたい
・・・などなどのテーマでお話しいただいた後、生け花のライブパフォーマンスをしていただきます。
生け花ができあがっていく様子を見るのは楽しいですよ!
しかも授業後すぐ、同じ会場で「名のない枝屋」が開催されますので、その時期にしか出会えない枝物や花を見ることができます。
それは、ある夏の日でした。
・・・と、次はあなたが言う番ですよ!
ちなみに、花に囲まれながら生駒さんと授業の打合せをしているうちに、「何かほしいなぁ・・・」という気持ちになりました。
そして、「キミに決めた!」と思って、万作の枝を買って帰りました。
家の洗面台の横に置いて毎日眺めていたのですが、だんだんと花が咲いていく様子が本当にかわいくて、とても癒されました。
あなたにも、こんな出会いがあるかもしれませんよ!
ぜひ授業にお申込みください!!
申込はコチラ↓
http://nhmu.jp/class/39629
(もりぞー)