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五感で感じた、春日山原始林

2018.04.22 | 授業 | by Staff

4月22日(日)、授業「未来へ繋ごう、春日山原始林 ~ぼくが奈良の自然を好きな理由~」を行いました。
「ちょっと暑いかな?大丈夫かな・・・」と思うくらい、いい陽気の春の日にこの授業ができて、本当に良かった~!と感じています。
授業の様子をお伝えします!

五感で感じた、春日山原始林_1

当日は、サポーターさんが受付をお手伝いしてくださいました。
ありがとうございました!
そして、学生のみなさんが集合時間どおりに来ていただけて、本当に助かりました!
さあ、先生のスギヤマタクジさんに付いて、春日山原始林に行きましょう~。

五感で感じた、春日山原始林_8

この日は木漏れ日が気持ちよく、風が通ってとても歩きやすかったです。
春日山原始林の入り口に来ると途端に自然の空気が濃くなります。
この春日山原始林の道、昔は観光バスが走っていたって、みなさん知ってましたか?
私は「そりゃ知らなんだ」と驚きました・・・。
往年のにぎわいは相当なものがあったんでしょうね。
授業では、スギヤマ先生が持って来た資料を見せながら、春日山と春日大社の関係をお話ししてくださったり・・・

五感で感じた、春日山原始林_3

生えている木や草花を見て、その植生について解説をしてくださったり・・・

五感で感じた、春日山原始林_4

少し広場になっているところでは、目を閉じて風の音や風が吹いてくる方向を感じる「感性の体操」を行いました。
これがとっても気持ち良かった!
人間は目から入ってくる情報の多さが最も多く、一説には約80%とも言われています。しっかり目を閉じるって、寝る時以外にはなかなかないかもしれません。
森の中で目を閉じて、葉っぱがこすれる音や人が歩く音を聴いて、微かに聴こえる水の音に耳を澄ませて・・・。
そこで胸いっぱいに吸い込んだ森の空気はどんな香りがしたでしょうか?
森の中でほんの数分間目を閉じただけなのに、なんだか何倍もリフレッシュできたような気がします。

五感で感じた、春日山原始林_7

ちなみにスギヤマ先生、森の木の肌や葉っぱに「触ってみてください!」と言います。
葉っぱの産毛はふわふわ、木の肌は、すべすべとつるつる。
違った感触が手に残って楽しい。
こうして触ってみると、感触が思いもよらなかったものだったりして驚きも生まれます。
記憶に残りやすい!
奈良では数日前に雨が降り、みずみずしい苔をルーペで観察することもできました。

五感で感じた、春日山原始林_5

その少し前に下見に行ったときはちょっと乾いていましたが、水分を含んで生き生きとした苔を見るのもおもしろかったです。

目で見るだけではなく、香りや音、触感を活用する春日山原始林の授業、いい季節に開催することができて本当に良かった!と感じています。
スギヤマ先生、参加してくださった学生のみなさん、ありがとうございました!

(せとやん)

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