奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

出会えてラッキーでしたよ!

2017.11.26 | 授業 | by Staff

11月26日に、授業「ならまちの動く雑貨屋さん ~出会うとラッキー!?な移動屋台~」を行いました。
従事するにあたって、今回の授業の先生は「ならまちで自転車で何かを売っている人」ということをまず聞きました。
担当スタッフの“どすこい”が私の勤める公民館に先生と打合せに来た時、「あっ、この人ならまちの中で見たことある!なんか変わった自転車で、何か売ってるお兄さんや。」と、すぐに結びつきました。
そう、私の職場はならまちのはずれにあるのです。
そういえば、ついこの前もおばさん3人くらいに囲まれて(絡まれて?!)楽しそうにお話しされているところに遭遇したなぁ。
でも、何を売ってるのか、どんな方なのかは全然知りませんでした。

出会えてラッキーでしたよ_1

今回の教室は、私の勤める公民館の目と鼻の先の今西家書院。
随分昔に入らせてもらったきりなので、そこで授業を行うことも楽しみにしておりました。

授業が始まり、すぐに「先生という立場でもないんで丸くなって座りませんか?」と染井さん。
えっ!?そうなの?いきなり席の並び方変えるの?!

出会えてラッキーでしたよ_2

少し戸惑い慌ててしまいましたが、学生のみなさんはスムーズに椅子を並び変えてくださいました。
確かにこのスタイルにしたことで、リラックスしてお互いの顔をみながら和やかな雰囲気で授業が進んでいったような気がします。

出会えてラッキーでしたよ_3

授業の内容は「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「会うとラッキー!幸せを運ぶ雑貨屋さん」
http://nhmu.jp/report/29244

授業の内容は授業レポートにお任せしますが、私からの感想も少しだけ。
どんな話をされるのだろう?とあまり想像がつかなかったのですが、どんどん話に引き込まれていきました。
「ご縁」をテーマに商いをされている染井さん。
ご自身もいろんなご縁に恵まれ、ご縁に身を任せて、とても自然な流れで今の染井さんがある。
「ご縁をとても大切にされている」と話していましたが、まさに染井さんの生き方がご縁そのものを体現しているという感じなのです。
学生のみなさんもとても興味深く話を聞かれていましたよ。

出会えてラッキーでしたよ_4

当初の打合せでは、その後は実際にならまちでの行商体験という流れ。
実際にならまちを歩くのはおもしろい試みだと思っていたのですが、「こんなに寒い時期の行商体験は慣れていない方には酷だ」という染井さんからの申し出もあり、今西家書院の庭での屋台見学と試運転に。
何人かの方が、実際に自転車に乗られました。
スタッフだから言い出せなかったけど、私も実はあの自転車乗ってみたかった・・・みんなとても楽しそうだったから・・・。

出会えてラッキーでしたよ_5

学生さんから、「せっかく今西家書院さんに来たから、中を見学させてもらえますか?」という申し出があり、スタッフ“どすこい”が急きょ今西家書院に打合せに行き、ほぼ全員の方が見学。
急な要望に応えてくださった今西家書院のスタッフのみなさま、どうもありがとうございました。

出会えてラッキーでしたよ_6

最後には、染井さんから学生さんに「ご縁玉」のプレゼントがありました。
スタッフの私たちにも!ありがとうございました。
大切にします。
なんかいいご縁に恵まれそう!いいことありそう!そう思わせてくれる、温かく前向きな気持ちにさせてもらえた授業でした。

(ラブ)

世界一のLAMP BAR

2017.11.26 | 授業 | by Staff

連れて行かれるがままにビルとビルの合間を入っていくこと20mくらいでしょうか。
突如、異空間な雰囲気のLAMP BARの入口が現れます。
LAMP BARは、11月26日の授業「世界一になったバーテンダー ~『ローカルから世界へ』を語る~」の教室。
地域がら格子戸はよく見かけるのですが、このような玄関(門)は奈良では馴染みがありません。
     
世界一のLAMP BAR_27

「普段と違う。」
・・・これが癒しの醍醐味?!

世界一のLAMP BAR_2

門をくぐり、廊下を通り抜け、いよいよ店内に入ります。
店内のある方角は、廊下から向かって左側。

「お邪魔しまーす」と呟きながらそっと入店させてもらうと、店内は真っ暗!
以下()は心の叫びです。
(暗っ!)
(だ・け・ど・・・みんな、スタスタ歩いてる・・・。)
(ウソ~。暗っ!私だけ?)
(しばらく経っても慣れない(焦)。)
(何回も言うけど、真っ暗やん!)
“ask”からの無情な指示・・・「教室の準備をしてください!」
私「ハ、ハイ!」
(無理!動かれへんし。)
(店内の配置もわかんないし、ぶつかって高価なグラスとか割ったら怖いし。)
※暗いといっても、適切な表現は「蝋燭の燈(あかり)で照らされたような薄明りの店内」です。
もちろん、暗さに目が慣れていなかっただけですので誤解のないように。

世界一のLAMP BAR_4

その薄明りにもようやく慣れ、店内を見渡すことができたときに見えたス・テ・キな空間といったら、こんな感じ。
カウンターの壁面を埋め尽くすようにズラリと並べられたお酒(スピリッツ??)の数々。

世界一のLAMP BAR_14

お洒落なグラスやカクテルを作る器具など、素晴らしい光景でした。
(私がお客さんとして座るなら、絶対カウンターに座りたい!!)
そんな風に思いながら、学生のみなさんを迎える準備を整えていました。

世界一のLAMP BAR_15

さて、前置きはこれくらいにして。
私はこの度、LAMP BARに初めてお邪魔しました。
もちろん、バーテンダーの技術を競う選手権なるものがあることも、世界一のバーテンダーがいることも、そのお店が奈良にあることも、今回の奈良ひとまち大学の授業で初めて知りました。
バーって??
バーテンダーって??
世界一って??
カクテルって??
といった具合に、すべては未知の世界でした。

世界一のLAMP BAR_5

とはいえ、知らないのは私だけ。。。だったのでしょう。
授業の初めの自己紹介で学生のみなさんの参加理由を聞いてみると、
・テレビやラジオで見て(聴いて)、一度訪れたかった
・母を誕生日に連れて来てあげたいので下見に
・生まれて初めて来たバーはLAMP BARでした
など。

先生は、陶芸家である両親に大自然のなかで育てられた、現在30代半ばの金子さんです。
10代でバーテンダーの仕事に出会い、世界の頂点に立たれるまで自分で取捨選択をし、もちろん努力も積み重ねてこられたことで、若くして現在の地位を獲得しておられるのだと思います。
黙って美しくシェイカーを振る日本のバーテンダー基準に対して、世界の基準は、ずーーーーーっと喋ってなあかんらしいです。
お客さんを飽きさせないために・・・。

世界一のLAMP BAR_9

世界一の決め手は、「お客様を喜ばせるバーデンダーである」ことに尽きる!
おもろかったら勝ち・・・バーテンダーのB-1グランプリみたいな感じでしょうか?(笑)
それでも、「喋ることが何よりも苦手だった」とおっしゃる金子さんですので、ひたすら努力を重ねてこられたようです。

世界一のLAMP BAR_8

バーテンダー世界一を決定する大会「ワールドクラスグローバルファイナル2015」の最終選考では、世界から6人が選ばれていたんですって。
南アフリカのケープタウンで行われた、想像を超える費用をかけた世界大会。
とにかく、容姿・名声・地位ともにこの6人はすごい人!!!なんです。
そのなかで金子さんは1位になるわけです。

世界一のLAMP BAR_10

日本人の和の心を茶道から見いだし、おもてなしの心、美しい姿勢を基本とし、バーテンダーとして真摯に向き合うのはもちろんのこと、日本人であること、両親のこと、名前「道人」の由来が「旅」であること、大自然のなかで育ったこと、地元奈良のこと、すべてをありのままに世界に向けて表現した結果、金子さんは世界の頂点に立っていたとおっしゃっていました。
「世界一の金子さんはシェイカーを振るのが世界一お上手なんだろう」と、そんな単純なことを思っていた私でしたが、人間性の優れた「世界をおもてなしする」のが世界一お上手な金子さんだったのです!

金子さん、世界のバーテンダーを指導するために、またバーを監修するために世界中を回ってとてもご多忙ななか大変貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

あ、授業では、学生のみなさん自身で、カクテルのベースとも言える「ジントニック」を作りました。
グラスの丈ほどの四角い氷入れて・・・

世界一のLAMP BAR_12

金子さんの指導で、ジン、ライムジュース、トニックを入れ、生のライムを絞って、オンリーワンのジントニックの完成~~~!!
「いただきまーす!」

世界一のLAMP BAR_6

心の叫び(う。。。。美味しそう~)
後日、プライベートでお邪魔し、心に決めていたジントニックを注文させてもらいました!
「美味しかったです!」

世界一のLAMP BAR_13

(まち子)

大茶盛りのススメ

2017.11.22 | 授業info | by Staff

12月17日(日)の授業「大きな茶わんの素敵なお茶会 ~西大寺の名物行事、その意味を知る~」のご案内です。

「西大寺」と聞いてパッと頭に思い浮かぶのは、近鉄の「西大寺駅」では?
本当の駅名は、大和西大寺駅。

大茶盛りのススメ_1

みんな省略して、ついつい「西大寺で京都線に乗り換えて・・・」とか「西大寺の北口にある・・・」と言うので、西大寺は普通に駅名かと勘違いしてしまいます。
いくつかの旅の本にも、「近鉄西大寺駅すぐ」と書かれているし・・・。
声を大にして言いたい!
駅は「大和西大寺」、「西大寺」はお寺ですよ!!

その西大寺はどこにあるのかというと、近鉄大和西大寺駅から南に徒歩3分。
街のなかにあるのに、近隣の賑わいが嘘のように静かな佇まいをみせています。

大茶盛りのススメ_2

西の大寺と書いて西大寺。
東の大寺と書いたら東大寺。
西大寺の創建は765年、今から1250年あまり前のこと。
その頃の伽藍は東大寺をはるかに凌(しの)ぐ広さで、なんと!約145,000坪(約48万㎡)!
一体どのくらい広かったのでしょうか?
さぁ、ここで問題です。
当時の西大寺は、甲子園いくつ分?USJの何倍でしょう?
その答えは~、甲子園約12個分、USJ(39万㎡)の1.2倍あまり。
広いなぁ~、広い!
その後、幾たびかの火災や台風、兵火などに見舞われてしまい、今は当時の大きさではありませんが。

大茶盛りのススメ_3

そんな西大寺の伝統行事は、毎年10月3日~5日に行われ、昼夜不断の法要である「光明真言土砂加持大法会」と、春・秋に行われる「大茶盛式」です。
光明真言土砂加持大法会は、僧衆・信徒・市民が集い、一切の罪が消滅するとされる光明真言を唱える光明真言会。
大茶盛式は字のごとく、大きな茶碗でお茶を飲む式。
とても独りでは持てない茶椀なので、みんなで協力してお茶を飲むのです。
叡尊上人が始め、約780年あまり続く伝統行事。
その謂(いわ)れは、ぜひ授業で聞いてください。
通常は春と秋にしか体験できないことなので、やってみたいな、体験してみたいなという方には絶好のチャンスですよ!

大茶盛りのススメ_6

ちなみに、2011年12月にも西大寺で授業をしたのですが、その時もたくさんの方にお申し込みをいただきました!
授業の様子は↓をご覧ください★
ひとまちレポート
「大茶盛、初体験と深~い話」
http://nhmu.jp/report/7965
「西大寺、素敵な時間★」
http://nhmu.jp/report/8020
ひとまちブログ
「幻と言われた大寺で楽しいお茶会を」
https://nhmu.jp/blog/class/1549

今回の授業では、西大寺の大きさを感じるとともに、伝統行事である大茶盛を体験してもらおうと、先生を務めていただく僧侶・酒部浩明さんと段取り中です。
近くにありながら実はあまり知られていない西大寺、この機会にその魅力にハマってみましょう!

大茶盛りのススメ_8

“かっぱ”的に年末の恒例にしたい僧侶シリーズ!
2017年の締めくくりに西大寺で酒部さんの深~いお話を聴いて、2018年に向かいませんか?

授業の申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/29188

(かっぱ)

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