大茶盛りのススメ
2017.11.22 | 授業info | by Staff
12月17日(日)の授業「大きな茶わんの素敵なお茶会 ~西大寺の名物行事、その意味を知る~」のご案内です。
「西大寺」と聞いてパッと頭に思い浮かぶのは、近鉄の「西大寺駅」では?
本当の駅名は、大和西大寺駅。
みんな省略して、ついつい「西大寺で京都線に乗り換えて・・・」とか「西大寺の北口にある・・・」と言うので、西大寺は普通に駅名かと勘違いしてしまいます。
いくつかの旅の本にも、「近鉄西大寺駅すぐ」と書かれているし・・・。
声を大にして言いたい!
駅は「大和西大寺」、「西大寺」はお寺ですよ!!
その西大寺はどこにあるのかというと、近鉄大和西大寺駅から南に徒歩3分。
街のなかにあるのに、近隣の賑わいが嘘のように静かな佇まいをみせています。
西の大寺と書いて西大寺。
東の大寺と書いたら東大寺。
西大寺の創建は765年、今から1250年あまり前のこと。
その頃の伽藍は東大寺をはるかに凌(しの)ぐ広さで、なんと!約145,000坪(約48万㎡)!
一体どのくらい広かったのでしょうか?
さぁ、ここで問題です。
当時の西大寺は、甲子園いくつ分?USJの何倍でしょう?
その答えは~、甲子園約12個分、USJ(39万㎡)の1.2倍あまり。
広いなぁ~、広い!
その後、幾たびかの火災や台風、兵火などに見舞われてしまい、今は当時の大きさではありませんが。
そんな西大寺の伝統行事は、毎年10月3日~5日に行われ、昼夜不断の法要である「光明真言土砂加持大法会」と、春・秋に行われる「大茶盛式」です。
光明真言土砂加持大法会は、僧衆・信徒・市民が集い、一切の罪が消滅するとされる光明真言を唱える光明真言会。
大茶盛式は字のごとく、大きな茶碗でお茶を飲む式。
とても独りでは持てない茶椀なので、みんなで協力してお茶を飲むのです。
叡尊上人が始め、約780年あまり続く伝統行事。
その謂(いわ)れは、ぜひ授業で聞いてください。
通常は春と秋にしか体験できないことなので、やってみたいな、体験してみたいなという方には絶好のチャンスですよ!
ちなみに、2011年12月にも西大寺で授業をしたのですが、その時もたくさんの方にお申し込みをいただきました!
授業の様子は↓をご覧ください★
ひとまちレポート
「大茶盛、初体験と深~い話」
http://nhmu.jp/report/7965
「西大寺、素敵な時間★」
http://nhmu.jp/report/8020
ひとまちブログ
「幻と言われた大寺で楽しいお茶会を」
https://nhmu.jp/blog/class/1549
今回の授業では、西大寺の大きさを感じるとともに、伝統行事である大茶盛を体験してもらおうと、先生を務めていただく僧侶・酒部浩明さんと段取り中です。
近くにありながら実はあまり知られていない西大寺、この機会にその魅力にハマってみましょう!
“かっぱ”的に年末の恒例にしたい僧侶シリーズ!
2017年の締めくくりに西大寺で酒部さんの深~いお話を聴いて、2018年に向かいませんか?
授業の申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/29188
(かっぱ)