法相宗の僧侶が生涯一度だけ受けることができる口頭試問、「竪義(りゅうぎ)」。
覚えなければならないことも多く、満行(合格)しなかった時は寺を破門になるという、とても厳しい試験です。
そして試験の前の「前加行」は、横になって寝ることさえも許されないなど、それはそれはとても厳しい修行。

8月25日(土)の授業「僧侶の試験を支えた友情 ~薬師寺の『竪義』ってなに?~」の先生は、昨年秋、その難しい竪義を見事に満行した、薬師寺の僧侶 根来 穆道(ねごろ ぼくどう)さん。
根来さんは、大学時代は農学部で環境について学んだという理系僧侶。
農学部→僧侶。
何があったのでしょうか・・・。

当日の話を乞うご期待。
今回の授業は、それだけではありません!
授業タイトルにある「友情」という言葉が気になるところではありませんか?
竪義に向けての前加行で、根来さんの食事をはじめ身の回りの世話をしたり、参籠の際には後ろから従事したりと、21日間約504時間を支えたのが、僧侶ではない塗師の阪本 修(さかもと おさむ)さん。

阪本さんは以前、奈良ひとまち大学の授業で先生をしていただいたことがあるのです。
2015年4月26日の授業「カジュアル&ポップなNEW漆器 ~気鋭の作家が案内する、漆芸の世界~」
こんなところでご縁があるとは!
ふたりのご縁は長く、ふたりとも薬師寺の青年衆として行事に手伝いに来ている頃に意気投合!
一緒にごはんを食べに行ったり、遊びに行った仲だとか。
僧侶となった根来さんが、「竪義を受けるときには付き人頼むで。」と阪本さんに言い、阪本さんも「自営業やったらな。」と引き受け、約束を交わしたそうです。
それから十数年が経ち、いよいよ根来さんが竪義を受けることが決まったときに、「あの時の約束、頼むで」「そんな約束あったな。分かった」と。
阪本さんは図らずも塗師として自営業。
なんという奇跡!!であり、なんと固い友情で結ばれていることか。
そして、僧侶でない阪本さんが従事できるのが、薬師寺の懐の深いところ。

前加行から試験当日まで二人三脚で突き進んだ21日間は、涙あり、笑いあり、突っ込みあり、嵐あり!?の怒涛の日々だったとか。
何があったのかは、授業でのお楽しみ♪
授業で、竪義に挑んだふたりの21日間のドラマを伺おう!
お申込、お待ちしています↓↓
http://nhmu.jp/class/30460
(かっぱ)
今回は、2018年8月30日(木)に大阪で開催されるイベントの紹介です。
ご興味のある方は、ぜひお申込ください。
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地域への新しい入り口『関係人口』セミナー
~「ふるさと」見つけてみませんか~
今、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる「関係人口」が注目されています。
本セミナーでは、基調講演やパネルディスカッションを通じて、「関係人口」という地域との関わり方をご紹介いたします。
さらに、「関係人口」として関わる人材を募集する地方公共団体(モデル団体)との交流を通じて、直接、各地の募集内容等について聞くことができます。

プロボノ活動や地域の課題解決等に関心を持つ、以下のような方々の参加をお待ちしています。
●自分の好きなこと・挑戦したいことや、自身のスキル・知見を地域づくりに結び付けたい人
●移住・定住までは考えていないが、地域のために何かしたい・応援したいと考えている人
●新たな地域と「ふるさと」としてつながりを持ちたい人
詳しくは総務省のホームページをご覧ください。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei08_02000148
お問合せ・申込は三菱総合研究所のホームページをご覧ください。
https://www.mri.co.jp/kankeijinko2018
(Mochi)
7月22日の授業「こだわり素材のスイーツをどうぞ ~奈良のちいさな菓子店~」。
連日の猛暑、この日も例外ではありませんでした・・・。
暑さに負けず、外で案内してくれた“どすこい”、ありがとうっ!

授業ではSomi sweets & coffee店主の小國真以さんに私“なさ”がインタビューする形でお話を伺いました。

小國さん、パソコン持参だったんで、「えっ、写真とか見せはるんですかっ?(プロジェクター持ってきてないよ~(焦))」と尋ねたところ、「これは自分が喋ることをまとめたものだから大丈夫ですよ(笑顔)。」
早合点して、どっと汗をかいてしまいました。。。

小國さんにご用意いただいたラムレーズンサンドとアイスコーヒーをいただきながらの授業。

途中、小國さんより「飲み物、多めに持ってきたのでおかわりしたい人、言ってくださいね。水出しの煎茶もありますよ(笑顔)。」とのお言葉あり。
ソッコーでなくなりました。
小國さん、お心遣いありがとうございました!
授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください。
「心に素直に、自然体に生きる小國真以さんの人柄に触れて。」
http://nhmu.jp/report/30546

さて、「ひとまちレポート」は、学生のみなさんにお声がけし、執筆をお願いしています。
いろいろな方に書いていただきたい気持ちがあり、同じ人に重ならないように気をつけながら、ご協力をお願いしています。
後日、御礼かねがねお店に伺った折、小國さんに「学生の方からレポートいただいたので、HPに掲載しました」とお伝えしました。
その後、「めちゃめちゃ嬉しい内容でまとめてくださってますね。」との連絡が。
これもきっと、小國さんのお話がみなさんの心に響いたからだと思うんですよね。
心が動くことって、聞くだけでもなんか元気になるような気がするんですけど、その思いが相手に伝われば、相手も元気にしてしまう力があるんじゃないかな~。
今後、授業に参加するみなさん、もし授業レポートをお願いされた暁には、ぜひぜひご協力くださいね!
(なさ)