山焼きの火の源は、ここにあった!
2015.01.02 | 授業info | by Staff
奈良の代表的な冬のイベント「若草山焼き」に、訪れたことはありますか?
“かっぱ”は毎年、傍で観たり遠くから眺めて、楽しんでいます。
山焼き開始前に打ち上げられる花火は、日本でも珍しい冬の打ち上げ花火として人気があるんですよ。
そして、山焼きの炎が冬の古都の夜空を真っ赤に染め上げていく様は、まさに夜空に山全体が浮かび上がる感じで、言葉には出せないくらい壮観な景色ですよね。
さて、突然ですがクイズです。
山焼きに使われている火は、どこから運ばれてくるのか知っていますか?
(1)山焼き直前にライターで松明に火をつけている。
(2)春日大とんどの聖火が種火となっている。
(3)とあるお寺のろうそくの火が種火となっている。
正解は、(2)の「春日大とんどの聖火」です!
みなさんは、知っていましたか?
“かっぱ”も、最近まで知らなかったんです。
で、どこから運ばれてきているのか気になって調べてみたところ・・・。
春日の大とんどだったんです。
毎年のように、大とんどに古いお札や注連縄を持って行ってましたが、その火が山焼きの聖火になっていたとは・・・。
知らなかった・・・(恥)。
1月24日(土)の授業「大とんどと山焼きの深~い関係 ~春日大社の神事に参加しよう~」では、この大とんどの行事に参加します。
そして、神職の方より、大とんどの前で一人ひとりのお願いを御祈願してもらいます。
成就したいお願いを考えておいてくださいね!
また、大とんどのこと、若草山焼きまでの神事を伺います。
そこには、春日大社・東大寺・興福寺の神仏が習合し、先人の鎮魂と慰霊、さらには奈良全体の防災と世界の人々との平安を祈る姿を感じることができるのです。
まさに、奈良ならではの姿を垣間見ることができる行事なのです。
さらに、式年造替についてお話を伺ったり、春日大社の御本殿特別参拝も行います(盛りだくさん!)。
残念ながら、授業ではここまで・・・。
授業の後は、大とんどの火が聖火となって若草山に向かう聖火行列や、神事の様子を追ってみてください。
聖火行列は、山伏や東大寺・興福寺の僧侶、春日大社の神職の方が行列されます。
そして、冬の打ち上げ花火と若草山焼きを、間近から楽しんで行ってください。
神事を観ることで、今までとは違う感覚で奈良の伝統行事・山焼きを感じることができること間違いなし!
あ、そうそう。
授業には、もちろん、お正月に飾った注連縄や古いお札を持って来てOKです。
授業申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/20575
(かっぱ)