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いぶし銀のあの建物に迫る

2015.03.26 | 授業info | by Staff

花粉症とともに春の訪れを感じる今日この頃・・・。
(きれいな時候の挨拶ができずに申し訳ありません。)
みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回ご紹介する授業は、
なんと、素敵な、レトロ建築 ~南都銀行の歴史と経営理念~
奈良ホテル、その歴史と伝統 ~憧れのクラシックホテル探訪!~」に続き、大好評の奈良のレトロ建築シリーズ第3弾★

第3弾は~~、ついに、あの建物の全貌が明らかになります!!
あの建物とは、なななんと、あの「仏教美術資料研究センター」ですっ☆
・・・。
えっ?みなさん知ってますよね?!
あの「仏教美術資料研究センター」ですよ!
知らない方もいらっしゃると思いますので、私の稚拙な文章でできる限りご紹介したいと思います。

いぶし銀のあの建物に迫る_1

「仏教美術」と聞くと、仏像があったり美術品があったりするとお思いかもしれませんが・・・そういったものは、センターの中にはありませんのでご了承くださいね!
うん、ま、まぁ私は知ってましたけどね・・・(汗)

さて、仏教美術資料研究センターがどこにあるかですが、春日大社の参道沿い(奈良国立博物館の裏手側)に悠然と建ち、周りの景色に溶け込んでいます(明治35年竣工)。
それはまさに、わずかその8年前に建てられた、奈良初の近代建築である奈良国立博物館仏像館(現在改修中)のネオバロック調の建物の外観とは対照的であるかのようです。

いぶし銀のあの建物に迫る_2

ここまで読んで、どこが「レトロ建築」なんだろう??って感じですが・・・この仏教美術資料研究センターの建築様式は非常に独特で、内装は和風建築の発想には程遠い、アーチを取り入れた通路やイスラームの装飾から影響を受けた独特な窓の形、しかし、外観は宇治の平等院鳳凰堂など各地の古社寺を思わせる和風の様式を採っているのが特徴的です。

いぶし銀のあの建物に迫る_3

4月26日(日)の授業「奈良で生まれた近代和風建築 ~探訪、仏教美術資料研究センター~」では、この独創的な建物の謎に迫っていくとともに、奈良初の近代建築として建てられた奈良国立博物館(仏像館)との関係、南都銀行や奈良ホテルなど近隣にある数少ない近代建築との関わりについてもお話していただきます。

南都銀行や奈良ホテルの授業に来ることができなかった方も、今回の授業を聴けば、明治期・大正期の奈良の近代建築についての理解が一気に進む75分になること間違いなしです!!
ぜひお申し込みください★

授業申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/21516

(もじゅ)

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