落語とコーヒー、そしてマル秘話も
2017.04.22 | 授業 | by Staff
ポカポカ陽気のなか、今回の授業「奈良で味わう落語とコーヒー ~落語がテーマのおもしろカフェ~」のため、小西さくら通りにある「落語喫茶 古々粋亭」へ向かうと・・・
既にお店の中には、本日の先生・井上マスターと笑福亭純瓶さんの姿がっ!
なんとコーヒーを飲みながら、最終打合せ中?雑談中?でした。
今回の授業の担当“たかねぇ”が純瓶さんに奈良ひとまち大学の学生証をお渡しし、学生特典のお店の説明をし、「この古々粋亭さんもコーヒーが50円引きにしていただけるんですよ!」と言うと、純瓶さん、すかさず「あっ!これ先にもらってたら、さっきのコーヒー割引してもらえたんちゃうの?」なんて(;´∀`)
まあ・・・そういうことです!!
次回からぜひご利用ください(笑)。
「奈良に来るときは毎回忘れずに持って来ます!」とおっしゃっていました。
定刻になり、落語喫茶 古々粋亭マスターの井上さんがお店を始められたきっかけやこだわりなどを伺いました。
実は奈良で落語喫茶というのは2軒目で、1軒目は純瓶さんも共同プロデュースされ、以前、奈良ひとまち大学の授業「ならまちで出逢う、落語の世界 ~落語×奈良のまちづくり~」をしてくださった「奈良町落語館」です。
こちらは今はもう喫茶はされていないようですが、落語寄席は定期的にされています!
授業の様子は「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「落語の世界へいらっしゃーい」
http://nhmu.jp/report/28458
この店の1番のこだわりは、何といっても「高座」。
床から1m10cmというこの高さが、落語家さんからも好評で、お気に入りなのだそう。
ただ・・・床からの高さにこだわるあまり、天井までの高さを考えておらず、背の高い落語家さんだと頭をぶつけてしまう・・・という事態に!!
そんなわけで天井も高座の部分だけぶち抜いて高くされたそうです。
その高座に本日は、笑福亭純瓶さんが登場です。
「落語は奈良が発祥なんですよ!」(←コレ言っているのは純瓶さんだけらしい(笑))と言うくらい、奈良市との関わりが深い純瓶さんですが、落語家になる前は水泳のコーチをされていたそうです(意外・・・)。
などなど、純瓶さんの貴重なお話もたくさん伺いました。
落語を楽しませてもらった後は、先生方と学生のみなさんとの交流タイム。
落研(落語研究会)の幽霊部員だったという方からは、「当時は落語って『んーーー?』って感じでしたが、今日、純瓶さんから、落語は『イマジネーションの芸』と聞いて、そういうことだったんだ!と納得しました!」との感想が。
また、「古典落語って言葉がわかりにくくて難しいイメージがあったけど、とても楽しく聴けました」という学生さんも。
純瓶さん曰く、「今は使わない言葉だったり、わからない言葉もあるので、消えていく落語もあるかもしれない。ただ、言葉の意味がわかったほうが落語をもっと楽しんでもらえるんですけどねー。」とのことです。
そして最後に!!
違和感というか何というか・・・、お店の壁にところ狭しと吊られている真っ白な提灯(ちょうちん)たち。
純瓶さんの一言でとりあえずつけてみたものの・・・マスターも今後どうしていこうか検討中とのことです。
「寄付とか募って名前入れるなら言ってや~」なんて純瓶さんはおっしゃっていましたが・・・どうなるのやら。
みなさん、ぜひお店に足を運んでいただき、提灯がどうなったのか教えてくださいね!
もちろんお店に行くときは、奈良ひとまち大学の学生証を忘れずに!
(ピョニー)