奈良の仏を東京で観る贅沢☆これって凄いことなんだぞ!!
2011.02.26 | 授業 | by Staff
2月26日(土)、「私が阿修羅を運んだ男です! ~美術品運送のエキスパートに迫る~」と題し、(株)日本通運美術品事業部の海老名和明さんを招いての授業を行いました。
海老名さんといえば、一昨年の春、阿修羅旋風を巻き起こした東京国立博物館での「国宝阿修羅展」を語る上で欠かすことのできない存在として、メディアにも取り上げられたお方。
私も某テレビ番組を観て知ったクチで、あの海老名さんのお話を聴けるなんて~♪と楽しみにしていました。
当日はいいお天気で、そして会場の奈良女子大学記念館も雰囲気のある建物で、なんかイイ感じ。
「ほんとに学生になった気分だな、これは」と、勝手なことを思いつつ準備へ。
前半、DVDを鑑賞していただくためにプロジェクターを設置するが・・・、ベストポジションをなかなか見出せず。
ああでもないこうでもないと微調整しているなか、海老名さん到着。
思ったより大柄でがっしりしていて意外でしたが、笑顔の優しい爽やかな方でした♪
結局、映像が観やすい席を誘導し、後ろから見たら、ちと片寄った座席配置に・・・。こんなに広いのにもったいないかも。
授業は、DVDを観てから近くの人同士で感想や質問したいことを話し合ってもらい、その後で海老名さんのお話という流れ。
グループに分かれて話し合ってねと言われても・・・と、初めはそわそわした様子でしたが、一人、またひとりとポツポツ意見が出始めると―。
お話する声が増えていき、ふんふんとうなずきながら笑顔で応える姿、どっと笑い声なんかも響いて、にぎやかな雰囲気に。
司会が終了の合図を出すと、もうちょっと話したいなーという余韻も残しつつ、お待ちかねの海老名さん登壇。
海老名さんは受講生からの質問に答える形で、DVDを観て思ったこと、事前に寄せられた質問などに丁寧にお答えくださいました。
というか、質問が次から次から溢れてきて、答えていただいている間に時間を超過してしまいました・・・。
それでも(というのもおかしいのですが)、いろんな“名言”が飛び出し、繊細な仏像を扱う上でのご苦労や並々ならぬ情熱が伝わる、素晴らしい授業でした。
いわゆる講演会だと、テーマに沿った内容を講話されることがほとんどですが―、質問に答えてお話いただくことで海老名さんの仕事を取り巻く様々なことがいろんな側面から浮き出てくるというか・・・とにかくよくわかるのです。
そのことに軽く驚きながらも、これが奈良ひとまち大学スタイル、授業たるところなのかもしれないと思いました。
詳しいことは・・・、授業レポートをご覧ください☆
(なさ)