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時を超えて奈良を眺めよう!

2023.10.03 | 授業info | by Staff

うだるような夏の暑さもようやく落ち着き、過ごしやすい季節がやってきましたね。
今年の夏は暑すぎて不要不急の外出は控えていたのですが、気候の良くなるこれからの季節には、用事がなくてもどこかにお出かけしたくなっちゃいますよね。
そんな時期にぴったりな「お散歩」企画の授業を紹介します。

11月5日(日)の授業「江戸時代の観光マップで奈良を歩こう ~Nara観光コンシェルジュがご案内~」では、江戸時代に実際に使用されていた奈良の観光マップ「和州奈良之絵図」と現代の観光マップを重ねながら、きたまちやならまちをじっくりとガイドウォークで巡っていきます!

授業をご担当いただくのは、このガイドを発案されたNara観光コンシェルジュの山﨑愛子さん。

時を超えて奈良を眺めよう

岐阜県出身の山﨑さんは、パートナーの大阪への転勤・移住をきっかけに奈良へ度々足を運ぶようになり、奈良でしか感じることのできない佇まいや自然に魅了され、本格的に勉強を始めようと思ったそうです。
その後、奈良まほろば検定の最上級である奈良まほろばソムリエに最短で合格。
住まいを奈良に移し、本格的にガイド・講師業を開始。
2019年には、奈良ガイドのスペシャリストと言われる「Nara観光コンシェルジュ」の称号も獲得されました。


奈良商工会議所のHPより
https://www.nara-cci.or.jp/concierge/

山﨑さんによると、大阪に移住したばかりの数年前までは奈良の知識はほとんどなかったとのことですが、Nara観光コンシェルジュの称号を手にした後も、今なお奥深い奈良の魅力について勉強を続けているそうです。

そんな奈良愛にあふれた山﨑さんのガイドに参加できるのがとっても楽しみなのですが、私は本番を待ちきれず、一足先に下見を兼ねて独りでルートを巡ってきました。
せっかくなので、少し紹介しますね。

時を超えて奈良を眺めよう

例えば、絵図には「みとりゐ池」と書かれた場所があります。
当日のレジュメ(絵図の解説)には、こう書かれています。
「京都から奈良に歩いてきた旅人が、春日社の一之鳥居が見えてきた場所であることから見鳥居池と呼んだのが名前の由来とも」
この池は「みとりゐ池園地」となって今でもあるそうなので、近くに赴き怪しくウロウロ探してみると・・・あったあった!ありました!!
写真をパチリッ♪

時を超えて奈良を眺めよう

発見した時は、けっこう胸が熱くなりました。
そして!お次はこちらっ。
奈良の近代建築スポットとして有名なこちらの「奈良女子大学記念館」は明治時代に建てられたものですが、その前の江戸時代には何があったと思いますか?

時を超えて奈良を眺めよう

実は「奈良奉行所(幕府の役所)」があったそうです。
現地に立って、絵図を見ながら記念館の方を眺めると、東大寺や興福寺などの大寺院にも負けないような大きな敷地に幕府の役所が建っていたんだなぁと改めて実感させられますね。

せっかくなので、最後にもう1ヶ所だけっ!!
率川に架かっていた橋(絵屋橋)が、欄干だけ残っています。

時を超えて奈良を眺めよう

餅飯殿商店街のあるこの辺りは当時、建物は少なく、川が見える景色だったんですね。
今は暗渠(あんきょ:地下に設けられていて外からは見えない水溝)になっているそうです。

いや~すみません。
テンションが上がり過ぎて、ちょっと紹介し過ぎちゃったかもしれません・・・。
あとは、ぜひ当日に味わってみてくださいね。
私の拙いブログなんかより100倍おもしろい山﨑さんの解説で、たっぷりと奈良を案内していただく予定です。

時を超えて奈良を眺めよう

この機会に、超貴重な江戸時代の観光マップ「和州奈良之絵図」を片手に奈良をぶらっと散歩してみませんか?
馴染みのあるいつもの景色が、また違った風に感じられるようになると思いますよ。
ぜひお申込みください。
http://nhmu.jp/class/40021

(もじゅ)

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